発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

106.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ

Q.ハモリで他の人の声を聴くと音がわからなくなるのをなくす

A.二重唱・三重唱・四重唱…と人が増えるほど、さまざまな音の中で歌うことになります。他の音を聴かずに自分のパートだけ歌うことはどうやっても叶わないので、他の音を聴きながら自分の音を歌うことを訓練し、慣れていく必要があります。 ハモリのある曲を…

Q.ソルフェージュの勉強法

A.自分の高さで(移動ドで構いません)自分のテンポで「ドレミファソファミレド」と歌ってみましょう。ほとんどの人が音程は正しく取れますが、音楽的には歌えません。一番高い「ソ」に向かってほんの少しずつ進み(メトロノーム1くらい)、逆に下りるとき…

Q.リズム練習の方法

A.歌がうまくなるのに、かなり大切な要素がリズム感とハーモニー感です。(音楽の3要素、メロディ・リズム・ハーモニー。) 日本と海外のヴォーカルを比べた時に、一番違うのはリズム感でしょう。リズム感は才能かもしれませんが、トレーニングでかなり向上…

Q.複雑なリズムに発音がたくさんついている曲が苦手なのですが、なにか克服する方法はありますか。

A.音符・発音が多い、音の高低差がある、複雑なリズムがある、など譜面上の理由で息を消耗してしまっていることはよく見受けられます。発声ではしっかりした声が出ているのに、曲になると消極的な声になってしまうのです。複雑なリズムを理解し、発音も把握…

Q.前奏が複雑で歌い出しの音がとれません。

A.昨今の曲は、アレンジによって、複雑な音の組み合わせや耳慣れない音色が加わることで、そういう思いをすることがあると思います。耳慣れた楽器での伴奏なら音が取れても、電子音など他の音色も重ねられると音がとりにくくなる傾向があるようです(ならな…

Q.下からしゃくる癖があります。

A.音をとらえるときに、下からずり上げて入ってくるパターンをお持ちなのかもしれません。そのパターンが功を奏して、いい表現がついたということを経験なさったのかもしれません。そのほうが声を出すのが楽だったという経験をお持ちなのかもしれません。し…

Q. 音程をとろうとすると声が固まってしまいます。

A. 声を出すことが、何らかの原因でトラウマになってしまった人や、手術後のリハビリの人、発声障害と診断を受けた人の中にはこのような傾向をお持ちの人がたくさんいらっしゃいます。呼吸の練習をしている時は問題なく息とともに声が吐き出せて、よい状態…

Q.お勧めベーシックなリズムパターンとは。

A.カンツォーネでも一通り学べます。そのリズムの代表曲、ファド、フラメンコ、ボレロ、ボサノヴァ、サンバ、レゲエなど、ラテン、エスニックもよいでしょう。 マンボ Mambo 「マンボ・バカン」 ワルツ Waltz 「おとなになるべし」 ボサノヴァ Bossa Nova …

Q.リズムトレーニング・・・2小節でのあらゆるリズムパターンのトレーニング(3,4拍子)

A.(1) 3/4拍子 全41パターン 3拍子のリズムトレーニング集です。1トラックごとにアクセントの位置が変わっていますので、よく聞いてください。 ガイド音に合わせてカウントしていきます。繰り返し聞いてリズム感を身につけてください。 (2) …

Q.三拍子、打楽器的な感覚を身につける

A.これらは、日本人のもっていないものです。アコーディオンやトランペット、パーカッションなど、楽器から、あるいは乗馬、ボクシング、フェンシングなど、スポーツや語学から学ぶのも一つの方法です。 とにかく、自分にこの上なく心地よく聞こえてこない…

Q.スケール(音階練習、ドレミレドなど)のトレーニングフレーズ集をしっかりと学びたいです。

A.次の3つのスケールを繰り返すなかで、高低の音の発声の差をできる限りなくしていきましょう。音色をそろえることに注意します。その上で、新しく音程や音高の感覚を学んでください。 1.ドドド (同音) 2.シドシ (半音) 3.ドレミレド その他に…

Q.音程トレーニングとは。あらゆるパターンのトレーニング(3-5音)

A.聞いたり歌ったりする中によく入っているものから馴染んでいくのと、倍音の共鳴(ドミソ)などが心地よいので、それ以外のものを特別に聞いて、声に出して慣れていけばよいのです。しかしここでは、音程(2音の隔たり)すべてを網羅した教材をつくりま…

Q.音階が苦手です。

A.スケール、ドレミファソラシド、これがメジャーで、ミがフラットするとマイナー、ラシドレミファソラの短調。どちらかの感覚がバシッと入っていく。 外したらわかってしまうのは、スケールの軸があるのにかかわらず、他の音を出してしまうから、そこは、…

Q.音程に自信ありません。

A.歌い手のタイプはいろいろです。だから向いていないと思わなくてよい。それを自分が知って、お客さんの前に行ったときに悪い方へ出ないようにすればいいのです。 歌い手でも、アカペラでできなくても、伴奏がついたら絶対に狂わないならよい。5回や10回…

Q920.休符の感覚がうまくいかないのですが、どうしたらよいでしょうか。

A.まず拍子感を体にしっかり叩き込みましょう。4/4拍子、3/4拍子、2/4拍子、2/2拍子は全て拍感が違います。この拍感を体が覚えることが大事です。この拍感についてはトレーナーにレッスン時に指導してもらった方がよいでしょう。