発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

Q.女性なのに声が低いのがコンプレックスです。できれば今より声を高めにして女性らしい声にできませんか。

A.声の高い・低いや声質などは、その人の持つ声帯によって決まるもので、その人特有のものです。声帯をとり換えることはできないので、声の本質的な部分を変えることはできないのです。 あなたの声が低いのであれば、ご自身の声帯は長くて太いということで…

Q.腸が弱いです。

A.無理にでも笑いましょう。そのことで細胞、腸内も整います。 過敏性腸症候群は、メンタルと腸が直結している証拠です。 硬水は便秘によいです。([E:#x266F])

Q.腸に関することばを知りたいです。

A.「はらわたが煮えくりかえる」「断腸の思い」「腹をさぐる」「腹を決める(くくる)」など、腸は、感情、心の中心といえます。([E:#x266F])

Q.腸内環境、フローラについて知りたいです。

A.体内リンパ球の60%が腸管に存在するといいます。腸内環境と肌がつながっていることは、多くの女性は気づいていることでしょう。 腸内環境は、腸内フローラ(腸内細菌類)のことだけではありません。食べる物や蠕動などの腸の運動や機能も含みます。 腸は免…

Q.腰痛などに学べることは何でしょう。

A.腰痛を患うと、靴下をはきにくいですね。車の乗り降りも大変です。座るのも痛くなります。あぐらなどもってのほかです。 しかし、そんなときこそ、正しい姿勢をとらざるをえなくなるのです。痛いときや苦しいときにとる姿勢が、案外と自然治癒力の出せる…

Q.難しいフレーズの前にくると息を節約してしまう癖があります。

A.難しい・大変な部分に備えて体勢を整えたいという本来ならポジティブな思いなのですが、実際はその行為が逆に歌いにくくさせ自分の首を絞めてしまっているのです。これは、知らないうちにつくような「癖」とは少し違うことだと思います。 難しい・大変な…

Q. 横隔膜の緊張(アッポッジョ)と、下腹の動きでの支え(ソステーショ)の連動について。

Q. 横隔膜の緊張(アッポッジョ)と、下腹の動きでの支え(ソステーショ)の連動について。下腹を絞るような「支え」と、横隔膜を緊張するような「支え」を、同時に意識することは難しく、意識を向けるなら、どちらか一つになります。下腹のほうを重視すれ…

Q.鼻をつまむと、何も気にせずにしっかり声を出せる感覚があるのはなぜですか。

A.「鼻をつまむ」ことの目的は、シンプルに、息の通り道を一つ塞ぐことにあります。鼻への通り道を塞がれたことで、息は口からしか出られない状態になります。息が分散されずに、一つの道(一つの方向)に進んで行けるので、それが結果的に「しっかり声を出…

Q.喉が詰まったような声が出てしまうのを何とかしたいです。

A.外国人が日本人の声真似をするときに、よく聞かれるのは、少し高い音声で平べったく「ペチャペチャ」といった音です。喉が上がっており、音声のひびく共鳴空間も狭くなっている音をあらわしているのだと思います。 喉が詰まったような声を回避するには、…

Q.ギックリ腰の予防策はありますか。

A. ギックリ腰も含めた腰痛防止のアドバイスをします。 立つときは前後に足をずらす、ガニ股にそろえない。 荷物は重量挙げの選手のように股関節から曲げて持ち上げる。 足を真っすぐにしての前屈はリスクが大です。膝を曲げても腰にきます。まして、腰を…

Q.ギックリ腰になりました。

A.自宅でなったギックリ腰なら一歩も動けないのに、仕事先でなったギックリ腰ならなんとか自宅に帰ることはできるでしょう。心の力、気力は、本当に大きなものです。 ギックリ腰にもいろんな原因もあれば症状もあります。痛み方や痛む場所によって施す処置…

Q.椅子でも腰が疲れます。

A.90㎝くらいのバーカウンターのような高めのテーブルに、60㎝前後くらいの高さの調整ができる椅子がよいようです。 研究所には、いくつか「姿勢イス」があります。参考にしてみてください。([E:#x266F])

Q.腰痛になりやすいです。

A.じっとして動かずに固めてしまうことは、何にとってもよくありません。ずっと座っていると腰、股関節周りが疲労し固くなります。骨盤が傾き猫背を促進します。 運転には腰痛はつきものです。しかし、トラックやワンボックスは、座席が高く、背もたれも直…

Q.合唱団に入っていますが、練習再開にあたって飛沫の飛ばない練習方法などあったら教えてください。

A.全日本合唱連盟が、このことに関するガイドラインを出しています。お医者さんの意見や、海外の合唱団の例も参考にしたうえでかなり細かく提示してあるので、参考にしてみましょう。 ここでは、実際に声を出すときに工夫できる練習方法について述べてみま…

Q.話し声のベストなポジションがわからなくて迷走しています。どうやって探したらいいのでしょうか。

A.ベストなポジションの意味合いはどんなものでしょうか。ベストな声の高さなのか、喉が疲れないベストな状態なのか、何を問題にされているのかによって回答が違ってくると思います。 例えば、女性で声も高めの人なのに、はっきり話すことを求められるとい…

Q.病み上がりで声がいつも通りになかなか戻らないのですが、どうしたらいいでしょうか。

A.久しぶりに運動すると身体のなまりを感じるのと同じで、しばらく声を出さないでいると、声帯も運動不足のような状態になるのです。筋トレやスポーツも、再開してしばらく経てば感覚が戻ってくるように、声帯も使い始めればまた柔軟性が出てきます。ただ…

Q.副甲状腺と甲状腺との関係はありますか。

A. 副甲状腺ですが、これは甲状腺に隠れているだけで、直接には甲状腺と何の関係もありません。骨のカルシウムを溶かし出します。その働きが悪いと、骨や歯が悪くなったり、白内障になりやすくなります。カルシウム不足ということです。([E:#x266F])

Q.バセドウ病とは何ですか。

A.逆に、甲状腺機能が高まりすぎて起きるのが、バセドウ病です。甲状腺ホルモンが出すぎて、熱っぽく食欲は出ますが、下痢気味で痩せてきます。高血圧、不整脈、心筋梗塞のリスクが高まります。目が出てきて大きくみえるので魅力的に見られたりします。([…

Q.甲状腺とその機能が低下しているようです。

A.喉仏の横にある蝶のような形のものが甲状腺です。その機能が弱まるとクレチン症で、声がかすれます。他に、食欲や元気がなくなる、便秘するなど、主に赤ちゃんに起きる病気ですが、加齢でも似た病状がでます。([E:#x266F])

Q.首と頸動脈の注意はありますか。

A.頸動脈を2カ所、同じように締めると「おとす」(失神)ことになります。これは頸動脈洞反射です。危険ですので、喉周りについては直接、刺激せず、軽く上下、左右に回す程度に留めてください。([E:#x266F])

Q.自宅でも大きい声を出して練習したいのでウタエットを使っていますが問題ないですか。

A.ご自宅での練習する環境は人それぞれありますので、その環境に見合った工夫をされるのはよいことだと思います。しっかり声を出したときの身体の感覚は、あたり、まえですがしっかり出したときにしか体感できませんよね。ずっと声を出せず精神的にストレ…

Q.職場で声が小さいと言われるので、大きい声を出そうとしているのですがうまくいきません。

A.声のことを仕事場で指摘されてしまうと気にかかりますよね。声が小さいなら大きくしようというお気持ちはよくわかります。しかしながら、それを試みてもうまくいかないとお感じのように、アプローチのしかたが間違っていると言わざるを得ません。 「声」…

Q.レッスン前にどれくらい発声をしてきたらいいでしょうか。

A.人それぞれの感覚があるので、これくらいやるとよいという明確な目安はないのだと思います。その日の体調や声の調子によって発声の内容は違ってきます。これに関しては、自分で見極めていく部分ではないかと思います。ただ、レッスンで見ていてよくある…

Q.首のマッサージは、よいのでしょうか。

A.喉が疲れるから喉のマッサージと思う人もいるようですが、甲状腺や迷走神経のあるところを無理に圧したら、どんな悪影響が出るかわかりません。 トレーナーのなかには、強い首のマッサージを勧める人もいますが、気をつけてください。([E:#x266F])

Q.自律神経とホルモンについて知りたいです。

A.誰でも歪みやひずみがあります。それは、自律神経と関係します。 アドレナリンをつくる神経伝達物質は、ドーパミンです。 一方、セロトニンは、心身のコントロールをします。キレないように、自律神経をコントロールし、やる気を出します。眠るためのメ…

Q.ため息とあくびは、よくないのですか。

A.「ため息」はよくないと言われますが、一方で、悪魔が出ていく、などの効用も言われます。眠いときに「あくび」が出るのは、酸素補給とか。人間の体の働きに無駄はないのです。どちらも人前でなければかまいません。([E:#x266F])

Q.過呼吸対策に口すぼめ呼吸がよいと聞きました。

A.昔は、コンサートなどで声をあげ続けて失神する人がよくいました。過呼吸(呼吸過多)です。吸気のしすぎで、息が早く苦しく、めまい、動悸、痙攣が起きることもあります。ぼーっとしてしまったりパニックになったりします。 そのときは、袋などに自分の吐…

Q. 鼻が詰まっているときは練習しない方がいいですか。

A.鼻が詰まっているときに練習すると、人それぞれ体感は違うにしても、歌いにくさを感じるという意味では共通すると思います。鼻が通っているときとは感覚が異なるため、普段にはない力みが入ってしまう、無理をしてしまう、といったことが起きやすいです。…

Q.喉に当てないで読めたとき、自分には声がはっきり聞こえなくなる感じになります。大丈夫でしょうか。

A.それで大丈夫です。喉に当てて読んだときと、当てないで読んだときでは、声の出方が違うので、その聞こえ方も違ってくるのは当然のことです。喉に当てて読む声に耳が慣れてしまっているので、両方を比較すると、今までの息が途切れながら読む声の方がは…

Q.歌手に必要な要素を教えてください。

A.あるプロの歌手でウィーンで歌っていた方に聞いた話です。 「歌手とは、歌を歌う人ですがそれと同時に、俳優でなければなりません。その詩に込められた情景や、人物の描写を演技をすることを通して表現するからです。そしてさらにもう一つ、『楽器職人』…