2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
A.“歌うときはお腹の底から声を出せ”とよくいいます。これをすぐに実行するのは、至難の技でしょう。言葉の意味するイメージがはっきりとしていないのですから、当然ですね。 声を出すための楽器として自分の体のしくみを理解し、声の出るときのしくみを知…
A.思春期に起こる体の変化の一つが声変わりです。発声器官である声帯は、第二次性徴期、つまり思春期になると、声帯のあるのど頭とともに、女性は10~13歳くらい、男性は少しおくれて11~14歳くらいで変化します。声変わりはこれに伴って起こります。 声変…
スタジオなどは乾燥しているため、こまめに水分をとることも必要です。しかし、実際に水を飲めない時や場というのはでてきますから、やはり自分の唾液がきちんと分泌するようにしておくことです。 たとえばウーロン茶は水分を奪ってしまうと、避ける人もいま…
私のところは歌いたいように歌わせています。そこをどうすればよいかと、人の表現を押しつけられたがっているのは、習おうとする人のように思います。 日本人にはていねいに教える先生が評判がよいのですが、そこで片寄っていくのだと思います。私も理屈や思…
本当のシャウトというのは、やったあと、すぐに普通の声に戻せるものです。シャウトしたあと、バラードで歌っても喉をやられないところでないと駄目です。その分、体を使いますが、高い音になるとそれが響いてきます。
女性の方がわっと声がでてこないとか、パワフルにでないというのは、これは日本人の声しか聞いていないからです。外国いったらそんなことは全然ありません。女性も体が小さいのに、すごい声をだしています。そういうCDを聞いてみてください。 男女差というの…
A.呼吸に関しては、力む必要がないということ、吐くときに吸った体のフォームをくずさずに吐くことです。息抜きにならないようにします。感覚としては、しっかり声を出すときと同じであること。特に、吐くときのフォームに注意をはらってください。
オペラは声楽のトレーニングが必修ですが、ポピュラーはそれぞれです。声に関しても、ポピュラーはバラエティがあり、出し方もさまざまです。
A.鼻呼吸が一般的ですが(特に指導上は)、歌手の場合、実際には口呼吸が併行して行なわれていることが多いです。私は吸うというより、お腹に入る入り口として、口と鼻を区別させていません。(理論と現実の異なる例です)
A.一般の方への用語として、一般的に鼻声はよくないというレベルで述べています。鼻を使った発声を否定しているのでなく、(極端な)鼻声をやめるということです。鼻に抜く声、鼻にかける声、鼻声、鼻の詰まった声などは、人によって使い方が違うので、閉…
ピッチ(音高)や音程がうまくとれない人のことを一般的に音痴といっています。調子っぱずれなのに、本人はちゃんと歌っているつもりで、いっこうに気づかないとなれば問題です。 耳が悪いための音痴とは、音階を正しく理解し、記憶できない人のことです。こ…
声を出すときにピッチや音程にずれが生じるのは、イメージがあいまい、息でしっかりと支えられていない、声立てが悪い、共鳴が悪いなど、いろんな原因があります。 歌の中の終わりの方が乱れるという場合は、呼吸が安定していないということなので、息のトレ…
音楽はいくら複雑なメロディがついても、一定のテンポとリズムパターンを乱してはなりません。とはいえ、そこで感情を込め、部分的にメロディやリズムをフェイクしてもよいのです。そのズレこそが、個性であり、歌唱の本髄なのです。しかし、テンポの感覚を…
音楽にとってメロディ(旋律)、テンポ(速さ)、リズム(拍子)は大切な要素です。リズム感に遺伝的な要素がないとはいえませんが、後天的な環境が大きく影響していることは確かでしょう。 普段からノリのよい音楽を聴き、体でリズムに慣れるように心がける…
日本人の歌は、音符(音の高さと長さ)をつないだメロディに、一拍一音(最近は違うようにつけているが、基本的には一音をいくつかに分けただけで、同じように母音中心)で、ことばをつけ、そのことばの描いた情景を伝えます。海外では、音(息)の強さ、音…
フレーズとは、一息で言うまでの間、ブレスとブレスとの間を示します。音楽では音楽的にまとまった一つの群を示します。フレーズのつながりによって音にさまざまな表情が出てきます。この場合のフレージングとは、音楽的に聴かせられる音の流れをつくること…
声も、声帯だけでは、喉頭原音と呼ばれる、鈍い音にすぎません。この喉頭原音が響いて、話し声や歌う声となるのです。響くことは、声を伝えるときには、なくてはならないものです。 音は空気中を伝染するのですから、声の響かせ方は、重要な要素となります。…
結論からいうと、声量はあった方がよいことは確かです。声を張りあげたくなければ、大きく使わなければよいのです。何ごともないよりあった方がよいのです。それは、聞く方に、次の表現の可能性への期待をもたせ、さらに安定感、奥の深さを感じさせ、歌い手…
A.これも個人差があり、一般的には自分が(講師が)よいと感じる方が優先されます。(rf)
A.その人の感覚するようにでかまいません。これを明確に区別することもできません。体は一体ですから、箇所は、その人の感覚したものにすぎないのです。(rf)
A.トレーニングと歌は切り替えてください。トレーニングは部分的、意識的なチェック鍛錬で、将来の完成を目的とします。歌は、全体的、無意識的な応用です。今の最良を目的とします。
A.最初は起きてから5、6時間経ってからでないと難しいと思います。人によって違います。何を食べたらよいとか何をしたらよいという問題は、健康法と同じで、自分で知っていくしかありません。本は参考にはなるかもしれませんが、それはそう考える人もい…
はっきりいうと、迷うくらいならよくありません。迷わず確信できるものです。それは誰かが決めつけるものではありません。トレーナーに「これがいいよ」と言われて「これがいいんですか?僕は絶対違うと思うけれど」という、矛盾はあまり起きません。
トレーニングというのは、何かの目的を持たなければいけません。目的に対してやるものですから、効果があるとか、ないということではないのです。どんなトレーニングであれ、目的に近づくためにやるからトレーニングです。 ヴォイストレーニングに関しては、…
声を深くするというのにも、いろいろとあります。たとえば、体の中に声のひびきがこもって、前に出てこない場合、暗い声のときにフラットするようにみてしまいます。明るくするというのは、印象面のことで、発声で音色を明るくすることとは異なります。トレ…
年齢は、関係ありませんが、体力的には10代の方が好ましいでしょう。全てに体力や集中力が問われます。 20才すぎた時点まで、何もやった体験がないのなら、本当に本気で何かやりだすことが必要でしょう。また、観客より気力がないといけません。そういうとこ…