2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
A.元から強いトレーナーもきちんと鍛えて強くしたようなトレーナーも、日本では、ほとんどいないのが現状です。トレーナーの方が、「声や喉が弱いのでは」と思える状況です。 合理的に鍛えているのは声楽家ですが、そこでも国際的にはとても弱いといえます…
A.大半は、よくない状態の声を写し取るので、トレーナーの心身と喉そのものに大きな負担がかかります。それに押しつぶされない強靭な心身と声のキープが、ヴォイストレーナーの仕事には欠かせません。
A.人前に立って何かをすることは大変ですが、とても心身によいことです。何も一人で立たなくてもよいのです。いろんな機会を見つけていきましょう。
A.全身をよくするのに、人は宗教や芸術を利用してきたのです。 文化、芸術活動は、ただくり返すだけでなく、深まります。充実感、自己肯定感となり、生きがいになります。まして、人と直接接する機会をつくれるので、新たな出会いや再開など、刺激の得られ…
A. まず、声を出すのに必要な体の部分を、整えていきます。整えるというのは、弱ければ強化し、硬ければほぐし、動きが悪ければ、動きやすくしていくということです。具体的には、呼吸に関係する肩・胸・お腹周りの筋肉の、ほどよい強化とストレッチ。また…
A. なぜ、自分の表現をしようとするとうまくいかないのかわかりますか。その理由は、まだ技術が伴っていないために、何かを表現しようとすることであなたの発声が崩れてしまうからです。ですので「今の時点においては」という条件付きでしたら、その捉え方…
A.私は、会った人に対して、少なくとも、三つのことから考えます。 1.症状、2.原因、3.対処(治療、トレーニング) 「いつ(いつまで、いつから)どのくらい」「誰」「その理由(なぜ)」を考えます。そして検証していきます。 1.問診、診断、2.トレーニ…
A.衰えた、痛い、苦しいなどと思ったら、その理由、原因を知ることです。そして対処法を知ることです。安全に安心して自分でコントロールができるようにすることです。本来は、トレーニングを進めるのですから、フォームづくり、負荷と強化についてみるこ…
A.一人の専門家でなく、セカンドオピニオン、サードオピニオンからも情報を得ることがとても大切になるのです。機能低下の改善か、向上なのかでも、即効的なことが求められるかなどで考え方も処方も違ってきます。
A.プラシーボ効果やメンタル効果もあり、そこも含めての効果ですから、なかなか本当のところはわかりにくいものです。 そのため、効果も本人の実感、周りの評価で終わることが大半です。それに加えて、もっとも大切な第三者的な実証はなかなか得られるまで…
A.声を通じて、呼吸と共鳴から体をみるようにしています。私は、次の三つの関係をよくみるようにしています。体は一つなのですから、あまり細かく分けないで捉える方がよいと思うのです。 脳(頭)―腸(腹)、または、口(舌)―肛門(胃腸) 頚椎(首)―腰椎(腰) 顎…
A. 歌マネをしたときの歌声を実際に聞けたらもっと具体的にできると思いますが、本来なら、真似をしてみることで得る学びはたくさんあるものです。「真似をする」それ自体を否定するものでは決してありません。問題なのは、ちゃんと発声しようとすると歌い…
A.呼吸器科医師、言語聴覚士、看護士や栄養士でのリハビリ対応が充実しているところです。 日本呼吸器学会「成人肺炎治療ガイドライン」 日本摂食嚥下リハビリテーション学会HP摂食嚥下関連医療資源マップ
A.モチ、パン、おにぎり、アメ、ダンゴ、ゼリーです。食道でなく気管に詰まるのです。飲み込んだ後、息を吐くことです。「プハーッ」と吐く息で整えましょう。息を吸うときに誤嚥しやすいのです。 とろみのあるもの、あんかけがよいでしょう。中華にはとろ…
A.水やみそ汁は、早く喉を通るので、かえって危ないのです。 かつて、おかゆがよいと言われていましたが、今は、おかゆの方が危ないと言われています。誤嚥しやすいのと熱くても流れ込むからです。
A.誤嚥の防止法として、おしゃべり、声出しうがい、カラオケ、大笑いなどが有効です。 首、顎、舌の運動をする。 アイスマッサージ、水や氷で刺激して咳や嚥下を促します。 注意することとしては、 むせても急に水を飲まないこと―背中を叩かないこと(さす…
A.1. 飲む力、2. 吐く力が必要です。それには、1. 筋力、2. 感覚、3. タイミングが大切です。 これには柔軟のためにマッサージするだけでは足りません。日頃から喉を鍛錬し、運動能力向上を考えて行っておくことです。 1日に私たちは500~1000回も飲み込み…
A. ちゃんと歌い出せない原因というのはいくつかあると思います。例えば、ブレスが遅い、何となく歌い出している、テンポに乗るのが遅い、音程に自信がない、などが挙げられます。どれが原因かはさておき、これらに共通しているのは常に「歌い出し」という…
A.食べ物を取り込むときには、口内で舌を使ってまるめ(咀嚼)、飲み込みます(嚥下)。そして喉の奥へ送り込みます。そのときに、気管に喉頭蓋をし、喉頭が上がるわけです。 食べ物が喉を通るときに気管がフタをされ食道に入る、その間は0.8秒。ピッチャーな…
A.歌うときに咳き込む歌手をみたことはないでしょう。一般の人も、カラオケで歌うときなど、咳き込まないでしょう。これは、リラックスと歌唱での効果です。 私は、長年にわたり、いろんな人の声をみてきました。それは、まさに発声器官として喉をみる仕事…
A.笑いは、笑うことで、笑わせる仕事ではありません。しかし、俳優でもお笑い芸人でも、人前に立って演じる人は、感情表現として喜怒哀楽を強調して表現します。本人たちは、お客の心を動かすために大いに笑い、泣き、怒るのです。ヴォイトレや稽古では、…
A.西山医師は、普段からしっかりした声をだせばよいということで、次のことを勧めています。1.カラオケ、2.おしゃべり、3.笑いです。 これは、私のヴォイトレでは、歌(カラオケ含む=歌手)、せりふ(演劇、吹替、ナレーション、アナウンス=俳優、芸人、ナレ…
A.若いうちから「飲み込む力をつけるトレーニング」と言われても、人間、困らなくてはなかなかやらないものです。そういう点では、魅力や能力アップを兼ねて、美容、健康のためのヴォイトレからスタートするのがよいと思うのです。 誤嚥だけでなく、老け声…
A.初心者には、とにかく喉の奥が開いていない人が多いため、なるべく口も喉の奥も開くようにレッスンします。日常会話ではなかなか使わない部分なので、あえてトレーニングの中で開くことを意識します。 上達してくると、今度は口を開けすぎたための弊害を引…
A. レッスンでトレーナーが全ての音を胸声で歌うような要求をすることはありません。声楽のレッスンでは胸声で歌うようにしている(胸声だと思っている)のは、あなたの中で勝手にできあがったルールのようです。声楽の発声=胸声、という説明はレッスンでも…
A.「肺炎は老人の友」といいます。細菌は、40億年前に誕生しました。 「喉の健康が長生きにつながる」という、西山耕一郎医師のことばは、大きな意識革命を起こしました。「飲み込む力をつけるトレーニング」という切り口も、刺激的でした。「肺炎がいやな…
A.歌唱のヴォイストレーニングでは、歌唱時に喉仏が上がらないように指導します。高い声を出そうとすると喉仏は上がるものです。高い声で叫ぶと鏡で確認できます。声楽などでは、喉頭が上がると声道が広くとれず、声帯という発声器官が喉頭の中にあるので…
A.ヴォイトレにもいろいろとあります。声を大して強化せずに調整するだけのもの、特に声道の広さを獲得するため、軟口蓋を上げ喉頭を上げない共鳴の調整のヴォイトレの方が一般的です。これでは、一時的に逆効果になることもあります。