2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
A.「マスケラ」とは、イタリア語で、「仮面」のことですが、ここで安易に普通の「お面(めん)」と混同してしまうと、少し話が違ってきます。「お面」は、ほとんどの場合、お祭りの屋台などで売られているように、顔全体を覆うものですが、「マスケラ」は仮…
A.話の切り出しの時に、パワーにリラックスをあんばいよくまぶし、緊張(テンション)と柔らかきを保つことは、意外と難しいです。歌は、最初の1フレーズがすべてを物語ります。その人の技術、感性、表現力がそこに集約されて出るから、そこで引きつけずして…
A.これは、総じて、最初はつまらないが、案外と後にいくにつれよくなる、そこがよくないのです。つまり人間力より話が上回っているわけです。その人の人間性などにはまったく惹かれなくとも、話がおもしろいこともあります。(Э)
A.人間性とは、人格や精神性でなく、その人らしさ、個性のことです。自分のよさを知り、それを自然に任せたままではなく、意識して武器として磨き上げ、使っているかということです。それによって、話が支えられているかということです。(Э)
A.字画とともに、音相の研究があります。名前は、最初に呼ばれ、ずっと呼ばれ続けるために、名前を呼ぶ声の感じが、性格に影響を及ぼすということです。(♭б)
A.同じタイプがよいのか、違うタイプがよいのか、残念ながら、確信できるものはありません。声だけを取り出して、相性の結果を分析したり比べることはできないからです。(♭б)
A.私が思うに、夫婦ならアウンの呼吸が大切ですね。どちらかが一歩引いていると、うまくいきます。 「売り言葉に買い言葉」をもじり、「売り声に買い声」、声は、ちょいっと、強く言われるだけで、ムカっときますね。ですから、一歩ひいて聞き、一歩ひいて…
A.それは誰もがやっていることなので述べません。どうせなら外国人が日本語を使っているときの発声をまねすることです。発音やシラブルなども大切ですが、日本語らしくない点はのぞきます。純粋に声のみを学ぶのであることは言うまでもありません。 そこで…
A.たとえば日本語で、「つめたい」ということばを言うときには、「つめたい」の語頭の「つ」をはっきりと言わないとわかりにくくなります。アナウンサーは「高出し」といって、出だしの音「つ」を少し高めにあげ、はっきりと発します。これは、日本語の高…
A.向こうの人なら、「つめたい」はtumetaiでmeかta、後ろから2つ目か3つ目に強アクセントをつけます。taiにつくと、tumeは、あいまいに弱く、taiに巻き込まれます。(tume)taiで、aiは、a+iでなく、aiで1拍(二重母音)です(日本語では、タア+イの…
A.ポイントは、普段話しているときの声のポジションが役に立つということです。普段のトーンで「あ」と発音した時の声は、歌っているときの声より前に感じますか、それとも後ろに感じますか。大抵の人が普段の声で発音するほうが、前のほうに感じると思い…
A.下腹を動かしたり、へこませたりして、支えるべき筋肉を覚醒できるようになりましたら、お腹を張り出したまま声を出すということと、横隔膜を下げながら声を出すことが必要になります その際にプラスして、お腹の支えを強化するためには、腰のほうも使う…
A.この倍音をなかなかはっきり理解するのはむずかしいかもしれません。本来音は、「ド」をピアノで鳴らしたら、その音のみならず、オクターブ上の音、その5度上、その4度上という風に、「ド」以外の音も含んでいると言われています。 人間の声で言うと、響…
A.情報も、自分のフィルターで切り取るから、話を組み立てるのによいものだけが集まってきます。集めることができます。そこから、一つの伝えたいことがしっかりと確立してきます。(Э)
A.最初から言いたいことがある時は、レジュメを作って、話全体を一つにまとめられるテーマをつけてみるとよいでしょう。そして、そこから、そのテーマに含まれているいくつかのコンセプトをまとめてみます。(Э)
A.テーマ←コンセプトの場合もあれば、逆の場合もあります。要はあなたの言いたいことを明確にします。この背景に、これが出てきたいくつもの理由、根拠、情報、データがある。かなり個人的な意図や理由があります。 テーマのとり方のトレーニング 1.本の…
A.獣の声、鳥の声、虫の声など、いろいろと聞いてみてください。(♭б)
A.あなたの思っているあなたがどうであれ、あなたの声はよいと思い込んでください。いいと信じたら、使いたく、見せたく、いえ、聞かせたくなりますよね。声は使っても減らないどころか、うまく使うことで、ますますよくなるからです。(♭б)
A.声の相性、心が合うとか体が合うというのと同じく、声が合うというのもあります。そういう研究をしている人や占いをつくっている人もいます。音相という研究があります。音相は、音での感じです。「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」(黒川伊保子著)と…
A.ラフカディオ・ハーンは「町を行く人の日本語はすべて歌のように聞こえる」と書きとめたといわれています。特に関西以南のことば、特に京都弁などにはメロディックな美しい感じがよくでています。 日本語には、のどの奥の方を使う音が多いから、美しくな…
A.外国人の声にヴォリュームがあり、声がふくらんでおり、日本人はどうも平べったい気がするというのに対し、金田一氏は、外国人が日本語を使うときにもふくらんで聞こえるので、これは日本語の発音のせいではなく、発声の問題だといっています。私もその通…
A.私はラテン的な感じでイタリア語の感覚をもって声を習得することが、日本語でよい声を出すにも早くて効果的という立場をとっています。また、日本語でずっと発声してきたためのくせは、他の言語の方でとる方が早いからです。もちろん、理論上で選んでい…
A.文字通りまっすぐな音でしか歌えていないということでしょうか。声をベターっと、抑揚や高低の動きや揺らぎがないままに歌っているのかもしれませんね。 一本調子の声である場合、喉だけで声を出している可能性が高いです。理想を言えばお腹や横隔膜がし…
A.発声練習で、「ソファミレド」を上から降りてきたときに、例えば、ソは裏声で、ファとミが定まらないで、。とドは地声、のようになることがあると思います。 本来ならば左右の声帯がその周りの筋肉と息のスピードによってピタッと合って振動するところが…
A.歌うときには、よい姿勢を取ってほしいのですが、肩が上がるというのはあまりいい傾向ではないと思います。肩が上がるということは相当な力みが、肩、腕、首回り、上半身にかかていると思います。一度、もっと上げて固めて、ストンと落としてみて、力が…
A.立川談志師匠が、落語の「まんじゅうこわい」など一分間でできるといって、一分間でしゃべりきった。しかし、この一分間で師匠が引っ込んだら、客はあっけにとられるだろう。こういう場合は、話の内容だけではなく、その時間(15分とか60分とか)を楽しま…
A.話とは、必ず時間によって制限されるものであるから、たくさんのものを圧縮し言葉として取り出さなくてはならない。最低限のことを最少の言葉で伝える必要がある。しかし、その一方で、それをよりよく伝えるためにある程度ふくらませなくてはならない。…
A.私たちのまわりには、たくさんの話、情報があります。それは、テーマをもってまとめ、コンセプトで切り取らなくてはつかみようがありません。たとえば、私たちは、「太陽」や「野」や「山」を言葉として知っているから、景色もそのように見え、絵を描く…
A.動物にも、声があるのかというと、少し違います。九官鳥などの発声は、人間とまったく別の原理です。チンパンジーなどは、唇が薄く、口内も違うので、うまくしゃべれません。 今は「言語を扱うから人間である」という説は、根拠を失いつつあるそうですが…
A.強さを誇示する一つの手段だったと思われます。根深い生物進化については、カエルのゲコゲコも、アヒルのガアガアも、皆、目的は同じです。生物にとって、自分の命を守ること(威嚇)、さらにそれに優先して、種族の種を残すこと(生殖)は、最大目的な…