22.音大/教育法/声楽/クラシック/オペラ
A. 歌の中ではなかなか、発声に関する注意が行き届きませんので、別に発声の練習をしてみてください。あなたが理想とするように、喉を開けて歌うことに集中してみることです。
A. 喉を開けるというのは、イメージの言葉です。口を大きく開けるということとは違います。合唱の場合は共鳴が重視されるので、特に口の奥を大きくあけ、軟口蓋をあげて喉頭を下げて、共鳴空間を大きくすることが求められることが多いです。
A. 若い人でもなかなか声が出ない人はいます。同時に始めてみて、若い人の方が習得が早いと思うのであれば、それは、心身の柔軟性なのかもしれません。かなり個人差があります。体力と集中力が劣っているなら、それを取り戻すこと、あるいは強化することで…
A.やはり同じパートの方が教えやすいので、その方が多いようです。特に先生の方がそのほうがやりやすいので好みます。ただし絶対ではありません。異性の方が、まねしにくい分だけ、本質的なことを理解しやすい場合もあるのです。
A. 確かに、同性の方が、まねるにはよいと思いますが、音楽ということを勉強するためには、1オクターブの違いぐらいは、慣れていくことです。男性の場合、難しくないと思います。そもそも、ピアノと人の声は違うのに、合わせているわけです。同じ高さと思っ…
A.音感からいうとそういうことになります。男性は、声変わりの前までは、女性と同じ声域で歌っていたわけですから、慣れているわけです。それに対し、女性は男性の声域を使うということはほとんどありません。ただし、これは声域の問題だけで、むしろ、女性…
A.女性3部合唱、男性4部合唱、混声4部合唱、無伴奏合唱などがあります。声楽の場合は、女性がソプラノ、メゾソプラノ、アルト、男性が、テノール、バリトン、バスと分かれているので、それを組み合わせるわけです。男性4部合唱では、セカンドテノールという…
A.とても簡単な見分け方は、高いファの音が、しぜんに歌えるかどうかでよいでしょう。それで歌いにくい場合は、女性では、メゾソプラノ、男性ならバリトンです。ミのフラットで歌いにくい場合は、女性でアルト、男性ではバス。一例です。
A.自分が専門とするもの、歌でしたら声楽の実技、楽典、新曲、副科実技が受験科目です。私立大学では、選択の場合もあります。受験要項をチェックしてみてください。国語や英語は必須だと思ってください。
A.まず、それぞれのパートの音の確認からです。次に、ピッチやリズムを厳密にチェックしましょう。後は、並ぶ事ですが、最初は向かい合って、お互いにチェックするとよいでしょう。フレーズごとに合わせてどこが問題かを探り当てましょう。
A.まず、周りの人の声や音楽をよく聞くことです。発声が共鳴しにくいようになっているようであれば、それは、共鳴のトレーニングをしてみてください。柔らかい声でないと、なかなかなじまない場合もあります。
A.よほど、プロフェッショナルな合唱団でもない限り、誰もが最初は初心者だったわけですから、大丈夫でしょう。合唱はみんなで歌いが強くないわけですから、少しずつ慣れていって少しずつ声を出すようにしていけばよいわけです。初心者が最も入りやすい、1人…
A.いろんな対策法があります。隣との距離を変える、並び方を変える、同じパートの人の横に立つなどでも改良されると思います。練習の時に、他のパートの歌声を聴きながら、それに釣られないことになりましょう。
A. 行きたければ行けばよいと思います。イタリアとは限らないのですが、海外に行くと、その文化が入ります。オペラは西洋のものですから、本当に本場のように歌いたいのであれば、現地で生活する方が近道だと思います。特に、言語です。現地の言葉を使って…
A. 発声でも、人間の発声の原理を最も効率よくうまく使ったような仕組みがあり、それを利用していくのが、勉強です。自分の限界を打ち破り、最大の能力を発揮させる方法であることには違いありません。もともと人間の体の持っている力に、先人のいろんな研…
A. 音楽の好みには、先天的なものもないとはいえませんが、育った環境や教育によるものが大きいです。そこで繰り返し聞くことによって形成されてきた価値観によって、人は音楽を聞くからです。例えば、曲の美しさやハーモニー、音やリズムの正確さに、心地…
A. 昔、発表会などで、音大の人たちに聞かせると、素人のものに対して、ピッチの指摘ばかりでした。何を聞いているのか、音大で何を学んでいるのかと私は思いました。もちろん、不快なほどに外れていては、それは音程が悪い、直しなさいとしか言いようがあ…
A.明治政府がアメリカから呼んだ音楽教育者のルーサーメイソンが持ち込みました。今でも日本人が継承しているのは驚きです。
A.人間の最も優れた視覚能力を、息を使って音にすることによって、体から出すわけです。つまりこれは脳と体をつなげることにもなります。 大人になるにつれ、左脳が優位になってくることからも、右脳教育として、音読が使われたのは、効果的だったと思われ…
A.アルフレッドトマティスによれば、音が脳や体にエネルギーを与え、脳のエネルギーの90%が音によるというものです。 仏教の修行では、他の宗教でも同じですが、何万回も唱えることで、行をすると、頭も良くなり、願うこともかない、神業に近いことまでで…
A.声楽や音大のカリキュラムには、ここのトレーナーは、もっとも自信をもって対応できます。そこに専念すれば、音大以上に効果的と思います。育つという意味が違うと思いますが。オペラ、合唱、ミュージカルは大得意です。音大受験対策も行っています。
A.例えば、日本人が英語を学ぶのには、語学力以外のメリットがたくさんあります。発想や考え方、文化の違いを知る、さらに、呼吸、体、共鳴、表情、舌や口の使い方など、です。どちらがよいかでなく、やっていないことや異なることを学ぶことで、日本語の、…
声楽が、発声や歌唱の正解のように普及したのは、いろんな理由があります。特に日本では、欧化政策の影響と欧米文化への憧れが大きかったということがあるでしょう。 他の分野に比べ、クラシック音楽はオーケストラをはじめ、見事にプログラム化が成されてい…
A.発表の場も演奏会、コンサートという形式が中心です。音大となると、歌は、オペラ科となっているし、創作となると、西洋の技術中心で、民族的な伝統素材を中心とはしていません。形ばかり和を使うことはあっても、です。
A.西洋には、音楽の技術は専門学校で教え、総合大学には音楽美学のような哲学系の講座があります。日本には、鑑賞者や批評家を育てるような講座はなかったのです。生の演奏を熱心に聞いてくれる聴衆がいなければ、演奏家も育ちにくいでしょう。
A.この歌は、海外の歌曲の歌詞を翻訳してメロディに当てはめました。 1888年、スコットランド民謡を翻訳して「故郷の空」にしたのを皮切りに、その後、「旅愁」「庭の千草」「埴生の宿」「蛍の光」など、日本風にした歌が教えられました。長い伝承のある自…
A.日本の音楽では、ことばがないものは、あまり流行しません。長唄は初めから器楽曲をつくりませんでした。合方といわれる器楽だけの部分は、気分を変える働きをするためにあります。箏曲、地歌に、「六段の調べ」「きぬた」という器楽曲の名作があるくら…
A.西洋では、16世紀までは声、1750年以降はバロックで器楽中心でしたが、そのときに日本は影響を受けたので、音楽としてのクラシックは器楽中心となりました。
A.初等教育として、遊里や芝居小屋など、邦楽の演奏者の身分が低かったこともあるのでしょう。
A.声や音楽は、言語、社会的習慣、自然環境、歴史、風土などと強く結びついているものです。しかし、日本の教育では、西洋のものを導入し、こうした古来のものをなくしていったのです。 子供の音楽教育では、あまりに子供っぽくつくっています。音楽をもた…