発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

22.音大/教育法/声楽/クラシック/オペラ

Q.音大の先生に見てもらうと、プロデューサーの評価と一致しません。

A. 昔、発表会などで、音大の人たちに聞かせると、素人のものに対して、ピッチの指摘ばかりでした。何を聞いているのか、音大で何を学んでいるのかと私は思いました。もちろん、不快なほどに外れていては、それは音程が悪い、直しなさいとしか言いようがあ…

Q.バイエルは、いつごろから使われだしたのでしょう。

A.明治政府がアメリカから呼んだ音楽教育者のルーサーメイソンが持ち込みました。今でも日本人が継承しているのは驚きです。

Q.音読の効果というのはどういうことでしょうか。

A.人間の最も優れた視覚能力を、息を使って音にすることによって、体から出すわけです。つまりこれは脳と体をつなげることにもなります。 大人になるにつれ、左脳が優位になってくることからも、右脳教育として、音読が使われたのは、効果的だったと思われ…

Q.音読の効果はどういうものがあるのでしょう。

A.アルフレッドトマティスによれば、音が脳や体にエネルギーを与え、脳のエネルギーの90%が音によるというものです。 仏教の修行では、他の宗教でも同じですが、何万回も唱えることで、行をすると、頭も良くなり、願うこともかない、神業に近いことまでで…

Q.音大生や音大出の人、オペラ歌手には対応しないのですか。[E:#x2606]

A.声楽や音大のカリキュラムには、ここのトレーナーは、もっとも自信をもって対応できます。そこに専念すれば、音大以上に効果的と思います。育つという意味が違うと思いますが。オペラ、合唱、ミュージカルは大得意です。音大受験対策も行っています。

Q.オペラ歌手は、見本たりうるのでしょうか。[E:#x2606]

A.例えば、日本人が英語を学ぶのには、語学力以外のメリットがたくさんあります。発想や考え方、文化の違いを知る、さらに、呼吸、体、共鳴、表情、舌や口の使い方など、です。どちらがよいかでなく、やっていないことや異なることを学ぶことで、日本語の、…

Q.声楽は、科学的発声法に基づくのでありませんか。[E:#x2606][E:#x2606][E:#x2606]

声楽が、発声や歌唱の正解のように普及したのは、いろんな理由があります。特に日本では、欧化政策の影響と欧米文化への憧れが大きかったということがあるでしょう。 他の分野に比べ、クラシック音楽はオーケストラをはじめ、見事にプログラム化が成されてい…

Q.教育では、なぜ伝統音楽を重視していないのか教えてください。

A.発表の場も演奏会、コンサートという形式が中心です。音大となると、歌は、オペラ科となっているし、創作となると、西洋の技術中心で、民族的な伝統素材を中心とはしていません。形ばかり和を使うことはあっても、です。

Q.日本の音楽教育で欠けているのは、何ですか。[E:#x2606]

A.西洋には、音楽の技術は専門学校で教え、総合大学には音楽美学のような哲学系の講座があります。日本には、鑑賞者や批評家を育てるような講座はなかったのです。生の演奏を熱心に聞いてくれる聴衆がいなければ、演奏家も育ちにくいでしょう。

Q.「蛍の光」は、日本の曲ではないと聞きました。

A.この歌は、海外の歌曲の歌詞を翻訳してメロディに当てはめました。 1888年、スコットランド民謡を翻訳して「故郷の空」にしたのを皮切りに、その後、「旅愁」「庭の千草」「埴生の宿」「蛍の光」など、日本風にした歌が教えられました。長い伝承のある自…

Q.日本の音楽は、自分で歌うことが基本ですか。

A.日本の音楽では、ことばがないものは、あまり流行しません。長唄は初めから器楽曲をつくりませんでした。合方といわれる器楽だけの部分は、気分を変える働きをするためにあります。箏曲、地歌に、「六段の調べ」「きぬた」という器楽曲の名作があるくら…

Q. 日本でのクラシックが楽器中心なのは、なぜですか。

A.西洋では、16世紀までは声、1750年以降はバロックで器楽中心でしたが、そのときに日本は影響を受けたので、音楽としてのクラシックは器楽中心となりました。

Q.三味線や琴ではなく、オルガンやピアノが習い事になったのは、なぜでしょうか。

A.初等教育として、遊里や芝居小屋など、邦楽の演奏者の身分が低かったこともあるのでしょう。

Q.日本の伝統音楽は、なぜ主流とならなかったのですか。

A.声や音楽は、言語、社会的習慣、自然環境、歴史、風土などと強く結びついているものです。しかし、日本の教育では、西洋のものを導入し、こうした古来のものをなくしていったのです。 子供の音楽教育では、あまりに子供っぽくつくっています。音楽をもた…

Q.伝統文化とは、どう接したらよいのでしょう。

A.私は、過去の作品への敬意と継承への使命感をもって接しています。

Q.オペラ歌手は、正規の音楽教育が必要ですか。

A.藤原義江は、上野でなく浅草オペラの出で、しばしば、正確な歌唱でなく、楽譜も読めずに丸暗記と言われていました。上野(今の芸大)以外の出はいかがわしいという風潮でした。美空ひばりと似ているのです。 歌はコルペティートル(ピアノでメロディを正…

Q.声楽家のプロフィールなどに、習った教師などの肩書が多いのはなぜですか。

A. 声や歌の実力本位ではなく、有名な人の名前や肩書、経歴で価値づけて拝聴するのが、日本人の客だからでしょう。

Q.日本のオペラ歌手は、いつ頃世界へ進出したのですか。

A. 明治の初め、西洋音楽が入って間もなくのことです。作曲家は、滝廉太郎、山田耕作と出て、大正末期から昭和にかけて、オペラ歌手は、藤原義江、三浦環と、世界中を回っていたのです。

Q.日本の教育はクリエイティブですか。

A.「戯曲や詩を解釈して、述べなさい」などという問題があっても、日本の教育では、クリエイティブなものとはいえません。大体はそこに予め模範解答があるからです。 本当は、その模範解答に近いほど、低く評価するべきでしょう。何より課題を選ぶ、あるい…

Q.フランスでの音楽教育は、ディクテーションがメインと聞きました。

A.ディクテーションは、音声を聞いて文字にすることです。たとえば、フランスの音楽基礎教材「ラ・ディクテ・オン・ミュージック」というのがあります。その曲目のヴァリエーションが多様なのです。ヒルデガルト、メンデルスゾーン、シュトラウス、スメタ…

Q.なぜ、歌曲を重視すべきなのですか。

A.思考や身体で捉えた感覚は、声に反映されるからです。楽器のプレーヤーでも、声に出してみると、理解が深まります。

Q.子供に一曲、聴かせるとしたら、何がお勧めですか。

A.ドビュッシーのバレエ音楽「おもちゃ箱」

Q.声楽家より、演歌歌手の方がよい声で、歌もうまいと思うのですが。

A.私たち日本人には、舞台の設定としては、演歌やポピュラーの方が身近といえます。歌は個人のものなので、ジャンル分けして、よしあしは語れません。かつては日本でも、名を轟かせた声楽家もたくさんいましたが、少なくなりました。声楽の技術や教える方…

Q.声楽家をどこでみていらっしゃいますか。

A.声の輝き、それが、こちらの胸に飛び込んでくるか。ヴォイトレからは、芯と線と共鳴など。([E:#x266F])

Q.なぜ、イタリアのオペラは、全世界を席巻したのでしょうか。

A.人として、声として、もっとも輝いていたからのように私は思います。([E:#x266F])

Q.クラシックのコンサートに行くのですが、その声にはあまり感動できません。

A.よいコンサートもあれば、よい出演者もいます。それが好きな人もいれば、そうでない人もいます。ご自分で比べてみてください。何であれ、いろいろと勉強にはなると思います。([E:#x266F])