09.音程/音感/聴音
A.そんなことはありません。言葉があることによって、楽器と違うメリットがあるのですが、音楽として考えるなら、言葉がない方が多いわけです。歌の中でも、シャウトやスキャットなど言葉がついていない表現もあります。実際に外国語で歌われたり、日本語の…
A.ピアノに慣れてない人は、声を出して、ガイダンスする方がわかりやすいと思います。
A.仮に物理的に同じ数値が出たとしても、それは、周波数と音圧としてのデータであり、音色や歌の構成、フレーズでのメリハリなどは出ていません。もともとの声も違うので、楽器が違うという点では、同じことはないのです。
A. 高音で、特にそのように差がつくと思います。多分、あなたは、かん高く細くなるのでしょう。それは音色の違いです。もちろん、元々もっているものの違いもあると思いますが、単に高い音を取ろうとして当てているだけの声では、大抵の場合、細く浅くなる…
A. それにこだわった作曲家もいます。山田耕筰などは、日本語の高低アクセントに沿ってメロディをつけた第一人者です。しかし、いろんな歌をみたら、そんなことを考えている人はあまりいません。理由は2つあります。メロディを重視している場合は、高低アク…
A.これも同じように、確かに音の高低に関しては、声帯の緊張度が関係します。しかし、だからといって、そのように声帯をコントロールしようと思っても、できることではありません。肺で呼吸をしようと思って、肺を動かすことができないのと同じです。
A. 大きな理由としては、耳を塞ぐことで聞こえ方のバランスが変わるからだと思います。私たちは自分の声を聞くとき、骨に響いた声を内耳で、外に出た声を外耳でそれぞれ聞き、両方が合わさったものを自分の声として聞いています。内耳・外耳の聞こえ方のバ…
A. 自分でテンポをコントロールできますから、セリフでも歌唱でも、テンポを速くして歌ってみる、遅くして歌ってみるとよいと思います。目安としてテンポを記録してみるとよいでしょう。 まず耳の鍛錬として聞いてみましょう。速くして聞くときとゆっくりで…
A.航空機の機内音が甘みを感じにくくさせるという説があります。うまみの感覚を高めるそうです。 80デシベル以上のホワイトノイズの中で長時間過ごしているわけです。トマトジュースやブラッディマリーのオーダーが多くなるそうです。
A.デスクが固定されてない分、自分で選べるのはよいことだと思いますが、仕切りがないということは、あらゆる音にさらされることでもあります。 仕事の種類に応じて、個室とわけられるのが理想です。最新のは、そのようになっているようです。ノイズとしては…
A.低周波音ですから、あまり気にならないものですが、人によっては、頭痛、倦怠感、息苦しさ、不眠等を起こす場合もあります。吸音や防音、向き、サウンドマスキングに植物や物を置いて音の反射を変えるなど、対策してみてはいかがでしょう。
A.人は、流れている音楽が合わないとストレスを感じます。音が大きすぎるとか、反響があって会話がしにくいとか。厨房からの音も気になります。他のお客が騒いでいては、おいしくはなりません。まして、外をトラックが走ったり、工事などをしていたら最悪で…
A.80デシベル以上になると味覚が正常に働かなくなるといわれます。甘さや塩分を感じにくい、旨味を感じやすくなる、食物が乾燥していると感じるなど、いろいろといわれています。 咀嚼回数が増え、早食いを促すので、回転率が上がる、お酒が進むこともありま…
A.五感は相互に影響しあっています。2つ以上の感覚が相互に作用するのをクロスモーダル知覚といいます。食べているときのまわりの音や噛んでいる音なども味に影響しています。
A.すでに多くのところで使われています。企業のロゴマークのように、音のロゴもあります。コマーシャルでも、その企業だけの特別な音や曲が使われているのです。そういったものを、サウンドビジネスアンセムといいます。
A.ソニックロボといいます。ウィンドウズやMacの起動音や、マクドナルド、インテルなどのも有名です。日本では、チャルメラのサウンド、豆腐屋のラッパなどが、長く使われています。
A.目をつぶってみてください。ある空間に聞こえてくる複数のサウンドの組み合わせのことです。音の風景です。
A.実際に全く音がないというのは特殊な環境ですので、快適な空間ではありません。むしろ、長くいると不安、不快になってくるのです。静かなところを好む人が多いのですが、それは、いろんな音が気にならない、意識が向かない状態であり、音がない状態とは違…
A.ノイズキャンセリング効果のある音を使うことが有効です。中音から高音のサウンドの音量のレベルを下げることをパッシブノイズキャンセリング、低音から中音のサウンドの音量レベルを下げることをアクティブノイズキャンセリングといいます。この組み合わ…
A. ノイズにもいろいろあります。ホワイトノイズはすべての周波数を組み合わせて作られます。 光のすべての異なる色、周波数を組み合わせると、白色光になることに由来しているのです。
A. すべての周波数が含まれているので、他のサウンドをマスクする、消すのに使われます。一時的には、集中力を高めるともいわれています。
A. ピンクノイズよりも多くの低音領域の周波数を含むのが、ブラウンノイズです。海の波のように強く、深みのある音です。 他にも、ブルーノイズ、グレーノイズ、ブラックノイズなどがあるようです。ブラックノイズは、無音です。
A. メロディは音の上がり下りや変化によって、ポジティブやネガティブな感情を喚起させます。曲調は、メジャーキーやマイナーキーなど、気分に影響します。リズム、拍子、テンポなども、人の感情に訴えるわけです。
A. 低音が強調されたノイズです。やわらかで穏やかで落ち着くように感じられます。雨音など低周波で、その刺激が、脳の健康改善、眠りの質や記憶の改善に役立つので、眠りにつくときやリラクゼーションによく使われています。
A. ノイズを騒音という意味で使っている場合もありますが、実際には違います。騒音は騒がしい音、つまり、不快に感じられる音です。ノイズは、必ずしも不快というわけではありません。
A. 視覚の方が聴覚よりも得られる情報が多いといわれていますが、それは、視覚に頼るからで、聴覚を使いなれていないとも思われます。聴覚は全方向で暗闇でも捉えられます。刺激に対する反応速度については、音のほうが視覚の2倍以上速いのです。脳への到達…
A. 陸上競技では、光でなくピストル音でスタートします。100分の1単位で記録が出されるのですが、ウサイン・ボルト選手の100メートル世界記録9.58秒でのスタートの反応時間は0.14 6秒です。
A. 視覚は1秒間に25コマ、つまり40ミリ秒に1コマです。映画のフィルムが1秒間に24コマなのはそのためです。それに対して聴覚は、1秒間に200コマ、5ミリ秒に1コマです。8倍違うということがいえます。
A. 音によってそれが何なのか、距離や方向や、その動きがわかります。電車や車の音、誰かの足音などによって、いろんなことを私たちが読み取っていることがわかるでしょう。
A. 何よりも危険の回避です。それは動物を見るとよくわかると思います。食べ物を見つけたりするのにも、耳を使うことがありますが、自分が捕食されたりするような敵に気づいたり、危ないことに出会わないようにするのに、聴覚が使われています。