発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.鼻は嗅覚以外に何に役立っていますか。

A. 鼻は、いうなれば、加湿器と空気清浄機です。15センチの鼻腔を取る間に、空気は浄化され加湿され温められます。

Q.うつぶせ寝をさせてはよくないのでしょうか。

A. 動物が腹ばいになって寝るので、それが自然な姿という考えがありました。しかし、人間はもう動物ではないのです。腹ばいになったときに鼻が一番下になるのです。つまり、鼻や口を塞いで窒息したり、吐いた二酸化炭素の再吸入により、呼吸困難の恐れもあ…

Q.生き残ってきた生物は、適者生存に値するのでしょうか。

A. 突然変異度に関しては、適者生存論は、大きく考え方が変わりました。生存できた生物が、生き残ってきたと認めただけです。

Q.鼻が悪いから口呼吸になってしまうのですか。

A. これは逆で、鼻呼吸ができるときに、口呼吸を続けてきた結果、端が使えなくなってしまったと考えてください。ですから、その気になれば治せるのです。

Q.冷たいプロテイン飲料をいつも飲んでいます。

A. 冷えたものを一気に飲むのは、消化管を冷やし免疫系にマイナスです。冷房もよくありません。プロテインも摂りすぎはよくありません。

Q.鼻が動いた方がよいのですか。

A. その方が鼻呼吸を助けます。鼻を動かす筋肉はエラの呼吸筋に由来しています。

Q.スポーツが一番のお勧めですか。

A. スポーツを過度にやって、微熱が出たり関節が痛んだり、いろんな症状が出るのは、やり過ぎです。太極拳のような、鼻呼吸、腹式呼吸を伴いながらできる、ゆっくりした動きの方が、体のためにはよいです。

Q.水泳がよいのは、なぜですか。

A. 他のスポーツほど、骨に力がかからないからです。それは、水中だからです。ですから、水泳よりも、水中歩行や水中体操などが理想的です。 哺乳類は関節頭に白血球造血巣があるために、そこを大切にしなくてはなりません。トレーニングの後に骨を休めなく…

Q.水泳はバランスのとれた運動でよいといわれます。

A. 確かに水泳はバランスよく全身を鍛えるのに効果的です。欠点といえば、口呼吸になります。水で鼻呼吸はタブーです。口から吸って鼻から出すという呼吸法は全く逆です。 またクロールの息継ぎは、両方でできればよいのですが、片方になります。体のために…

Q.歌やその音源からどう学べばよいのか。

A. 大切なのは、音楽的な基本、ここでは楽理よりは、歌の中の音楽として成立する共通の要素を入れることです。そして、あなたの声を体の原理に基づいたオリジナルなもの]に戻し、使えるようにしていくのです。そのためには、一流の音楽・歌を徹底して聞く…

Q.ぶら下がり健康器がよいのですか。

A. 筋肉のバランスを取るには不十分です。脊柱の歪みを取る事はできるでしょう。 普段の姿勢、寝るときの姿勢、食事のときの噛み方等の方が、時間ではとても長いのです。いくらトレーニングしても、短い時間ですから、日常の生活を改めない限り、正常にはな…

Q.フィジカルトレーニングには、左右差がないスポーツが理想ですか。

A. 確かに理想です。運動でもテニス、ゴルフ、野球などは、同じ方向に偏ることが多いです。そのバランスをとるためには、逆の姿勢をとるとよいと思います。

Q.ほおづえはよくないのでしょうか。

A. ほおづえをつくと、顔の重さによって、顔が変形します。うつぶせの寝る時と同じですが、時間は短くても、手は固いので、大きな影響があります。 机の上で顎に拳を開けあって、居眠りをしても似たようなものです。片側で噛むということが、こうした偏りを…

Q.ビタミンCは必要ですか。

A. ビタミンCは、ストレスがかかると副腎で多量に消費されるので、補給しなければなりません。柑橘類などを取りましょう。横隔膜の強化にも伝わります。

Q.食べ物は何がよいですか。

A. 身土不二、住んでいるところに近い土地でとれたもの、命あるもの、旬のものを食べることです。この3つがとても大切なことです。自然から命をいただくということです。

Q.腹圧がどうして大切なのでしょうか。

A. 腹圧が弱いと背骨を正しく保てず骨盤が前傾してしまいお尻が突き出てしまいます。腰痛の原因となるのです。 重心が前に行き、膝にも負担がかかります。背骨は骨盤の仙骨につながっているので、骨盤が歪めば、背骨も歪みます。腹圧の低下により脊柱起立筋…

Q.腹圧とは何でしょうか。

A. 腹圧とお腹の圧力で、腹腔内の圧力です。横隔膜よりも下のお腹にあるスペースのことです。腹膜に包まれて、液体成分に満たされています。 腹腔の上は横隔膜に、下は骨盤底筋群に、その前部には腹横筋と腹斜筋、後部は脊柱起立筋群、さらに深部の多裂筋に…

Q.お腹のマッサージの仕方を教えてください。☆

A. お腹全体のマッサージは、上中下に左右真ん中と9つに分けてみるとよいでしょう。 上には右から横隔膜に、肝臓と胃があります。 その下、真ん中のラインには、大腸の下行結腸や上行結腸、中脘がど真ん中です。 下のラインには、大腸のS状結腸や直腸、回盲…

Q.免疫の仕組みを知りたいです。☆

A. 免疫機能の主役は、白血球で、マクロファージ、NK細胞、T細胞などがあります。これらは平熱で36.6度ないと充分に働けないそうです。 最近は、平熱が下がっています。新陳代謝が悪くなり、免疫力が低くなるのです。排泄機能も低下、自律神経失調症やアレ…

Q.運動すると頭がよくなるのですか。

A. 運動すると脳由来神経栄養因子BDNFという物質が、脳の細胞や海馬の神経の発達も促進されるそうです。酸素と脳の機能はとても密接に結びついているわけです。

Q.呼吸の深い浅いが分かりません。

A. 姿勢が悪いのも気づきにくいですが、呼吸が浅いのはもっと気づかない人が多いようです。息をゆっくりと10秒から20秒かけて吐き出してみましょう。マスクの生活は浅い呼吸になりやすいので注意です。

Q.姿勢と横隔膜は関係しますか。

A. 猫背で呼吸をしてみてください。お腹と胸の間が縮んでしまい、横隔膜が動きにくくなります。つまり、姿勢が悪いと横隔膜がうまく働かなくなるのです。スマホ歩きでは、首が前方につき出され、背中を丸めています。ゲームやパソコンも同じです。

Q.横隔膜の働きは何でしょうか。

A. 大きな働きとしては、呼吸を助け、腹圧を高めます。普通の人が深呼吸をすれば6センチほど上下します。しかし、2、3センチしか動かない人もいます。プロは、もっと動くということです。

Q.横隔膜について知りたいです。

A. 横隔膜は筋肉で、胸部と腹部の境を仕切っています。胸骨の剣状突起から始まり、肋骨の下5本の内側に付着しています。背中側の腰椎近くまで続いて、膜状になっています。丸天井のようなドーム型です。その天井には大きな孔が3つあります。食道裂孔、下行…

Q.横隔膜の働きがよくなるとどうなりますか。

A. 腹圧も高まります。すると背骨の歪みが改善されて、体幹で骨盤や背骨をしっかりと支えるので、腰痛や、肩こり、膝痛がなくなります。さらにメンタルの安定にも効きます。

Q.浅い呼吸とはどういう状態をいうのでしょうか。

A. 浅い呼吸というのは横隔膜が動かない呼吸です。いわば胸式呼吸といわれ、腹式呼吸では無いのです。横隔膜を使わないと硬く縮んでいきます。横隔膜をほぐすことが大切になってくるわけです。

Q.酸欠になるとどうなりますか。

A. 風邪をひきやすくなる、寝付きが悪い、食欲がわかない、便秘、下痢、めまい、やる気が起きないなど不定愁訴も起きやすくなります。酸素が不足すると免疫力も下がります。

Q.酸欠とはどういうことですか。

A. 疲れやすいとか肩こりや頭痛が続く原因の1つに、酸欠があります。ストレスにさらされたり悪い姿勢のまま長時間過ごすと、呼吸は浅い状態となります。すると体に取り込む酸素の量が減り、酸欠となるのです。

Q.遠方の人で、月に1回しかレッスンに来ていないという人がいると聞きます。どうやっているのですか。

A. 最初の半年から一年は、毎週2〜3回が、望ましいと思います。しかし、専門学校に行くつもりでもないとそこまでの時間は取れない人がほとんどです。となると、その人の事情によります。トレーナーが、その人の課題を理解し、そのギャップを埋めるプログラ…

Q.イメージトレーニングが大切だと聞きましたが、本当ですか。☆

A. 声を出してばかり、歌ってばかりというのでは、限界があります。実際に身体を使い、実践することが大切なことはいうまでもありません。しかし、それをどう判断し修正するかということが、あるレベルからの上達には欠かせないわけです。つまり課題を明確…