発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.自分に合ったやり方でトレーニングをしてくれるのですか。

A. 多くの人は、当然、自分に合ったやり方を望みます。 トレーナーとしては、いくつかのパターンを持っていて、目的やその人の現状を見て、ある程度は、区別して組み立てることが多いです。 ただ、ほとんどの人に、同じメニュを与えるトレーナーもいます。

Q.脳波はα波が出ている状態がよいでしょうか。

A.普通の人が活動してる時は、β波がほとんどで、α波は1割くらいです。リラックスをしていくと、α波が上がるわけです。しかし仕事というのは、悲しむリラックスするときにできるわけではありません。うまく切り替えることが必要だと思います。ガンマ波は大…

Q. 口呼吸になっているかは、どうチェックできますか。

A.例えば次のような症状です。 よく喉が渇く いつも口が開いている 口臭がある いびきや歯ぎしりがひどい 食べるときにくちゃくちゃと音がする 喉や唇が乾きやすい 風邪をひきやすい こういう人は呼吸も浅くなっているので、気をつけましょう。

Q.腹式呼吸がわかりやすい姿勢はありますか。

A.仰向けに寝転んだときです。背中が床に接触していて固定されるためです。

Q.肩で息するとはどういうことですか。

A.猫背では、胸郭が圧迫されるので、肩で息するような状態になります。それが、その姿勢では、呼吸がしやすいからです。走り終えてハァハァしている状態もそうです。肩が落ち、背が丸まっています。このときは、急に酸素を必要とするからです。

Q. 呼吸と代謝との関係は、どのようになっていますか。

A.呼吸の主な役割は、細胞呼吸(内呼吸)です。この機能がアップすればおのずと代謝が上がり、脂肪分解を促します。逆に言えば、呼吸がよくないと脂肪が燃えにくくなり太るということです。

Q. 呼吸が浅くなるとは科学的にはどういうことですか。

A.たくさん呼吸をすると、1回あたりの呼吸量が少なくなります。これを呼吸が浅くなるといいます。口呼吸は、鼻呼吸より浅い呼吸になりやすいです。

Q.呼吸はどのぐらいの量を扱っているのでしょうか。

A. 1回の呼吸での換気量は、500ミリリットルくらいです。もちろん、姿勢や運動によっては大きく異なります。1日では、1万リットル以上の呼吸となります。左右2つ合わせて肺は2リッターくらいの大きさです。しかし、肺胞の表面積は、3 LDKくらいあるのです。

Q.よく立ちくらみやめまいが起きます。

A.立ちくらみやめまいは、酸欠の症状です。起立性低血圧や脳貧血は、頭に充分な血液が行き届かないので、酸素不足でおきます。

Q.脂肪のように酸素は蓄えられないのですか。

A.脳は、体重の2%くらいなのに、全体の20%の酸素を消費します。酸素は、体に留めておけないので、常に呼吸で供給されています。

Q.疲労の定義というのはあるのでしょうか。

A. 身体的あるいは精神的パフォーマンスの低下減少と、日本疲労学会では、定義されています。

Q.呼吸の長さや回数について、どのようにしていけばよいのでしょうか。

A.トレーニングにおいては、個人差があるので、目的に合わせてうまくセッティングしなくてはなりません。あまり、マニュアル等に沿ってやりすぎると、うまくいかないときもあります。 急がず、自分に心地よい状態から始めてください。苦しくなったり我慢し…

Q.なぜそんなに呼吸法が大事なのでしょうか。

A.呼吸の仕方を変えると、身体だけでなく脳や精神までコントロールできます。なぜなら、365日休みなく行っているからです。1分に15回ぐらいの呼吸をしています。何日か食べなくても生きていられますが、呼吸は、数分遮断されただけで、死んでしまいます。

Q.マインドフルネスは、どこから来たのでしょう。

A.仏教用語のサティの英訳です。

Q.よく噛むようにとの指導を受けました。

A. 1口で30回、噛みましょう。そのことで唾液が出やすくなり、誤嚥もしにくくなります。

Q.浮力が身体によいのはなぜですか。

A.浮力については、リハビリなどで、よく使われていますが、体重が10分の1になるため、体を支えることから、筋肉、関節が解放されるのです。それによって、身体本来のバランスが整えられます。

Q.プールでのトレーニングを勧められました。

A.水圧の効果は、血管に圧力が加わり、手足に溜まった血液が戻されるので心臓の働きが活発になります。血液やリンパの流れがよくなるのです。体内の老廃物や疲労物質などが、なくなります。疲労や凝りがなくなるのです。

Q.シャワーと入浴とどちらがリラックスによいのでしょうか。

A.シャワーも同じように思われますが、入浴に比べると、その刺激が交感神経を高めることもあります。そこで、入浴の方をお勧めします。ですから朝には、シャワーがよいわけです。

Q.感情表現をうまく歌に生かすには、どうすればよいですか。

A. いくら豊かな感情をもっていても、それを声で表せないと、人に伝えることはできません。 まずは、発声の問題です。感情が声にうまく出ないのには、さまざまな理由があります。特に多いのは出そうとしている高さの音での自然な声質(音色)とその響き(フ…

Q.炭酸ガスの温泉を勧められましたが何がよいのでしょう。

A.炭酸ガスの温泉は、毛細血管から血管壁を広げる一酸化窒素が出るので、全身の毛細血管が緩んで血流がよくなります。炭酸系の入浴剤でもよいでしょう。超音波などもそのために使われています。

Q.どの温泉に入れば、呼吸によいのでしょう。

A.温泉なども、その成分を気にするよりは、温熱効果によるところが大きいのです。さらに浮力効果、水圧効果など物理的な作用が、体によい影響与えます。ですから首までつかってみましょう。

Q.なぜ呼吸をするとリラックスできるのでしょうか。

A.横隔膜のあたりには自律神経が集まっていて、横隔膜が動くことによって、それに刺激が与えられ、副交感神経が優位になるわけです。ですから深い呼吸が必要です。

Q.健康法で腹式呼吸のトレーニングが使われるのはなぜでしょう。

A.横隔膜を大きく上下するので、内臓がマッサージされ、内臓機能が活性化し、血流はアップし、腰痛や肩こりなどの解消になります。

Q.姿勢は呼吸と関係があるのでしょうか。

A.背筋を伸ばすと、胸郭と気道が開きます。呼吸法が整ってくると、呼吸筋すべてが使えます。すると内呼吸も効率的に行えます。 胸腔が前後左右に大きく広がります。換気量が増えて、呼吸が効率よくなります。 すべての呼吸筋が鍛えられますから、姿勢もよ…

Q.ピラティスでは、なぜ胸式呼吸を教えるのですか。

A. ピラティスは、もともとリハビリから生まれたので、交感神経を刺激し筋肉を鍛えやすくします。意識的に胸式呼吸を行おうと胸を膨らませます。すると交感神経を刺激しながら、結果としてインナーマッスルにアプローチできるのです。強いだけでなくしなや…

Q.吸気と呼気に関しての酸素と二酸化炭素の割合を知りたいです。

A.空気中の二酸化炭素濃度は、0.04%ですが、呼気中には、5%、つまり空気中の125倍あるわけです。 吸気には、酸素21%、一酸化炭素は0.04% 呼気には、参照16%、二酸化炭素5% どちらにも、窒素は78%です。

Q.呼吸で二酸化炭素は不要なのですか。

A.手術の麻酔のときには、一定量の二酸化炭素を入れます。酸素を取り込むのに、一定量の二酸化炭素が不可欠なのです。その二酸化炭素が体内から足りなくなりすぎることがあります。それが過呼吸です。

Q.頭が疲れる時と体が疲れる時は違うのでしょうか。

A.疲労にも、中枢性と末梢性があります。中枢性とは脳の疲労のことで、筋肉の疲労は、末梢疲労です。自律神経の中枢は、視床下部であり、そこが酸化ストレスにさらされて、精神的な疲労が起きるのです。これには、活性酸素が関係しています。細胞の機能が…

Q.喉が渇いてカサカサしているのですが。

A.こういう人は要注意です。朝起きた時に喉がヒリヒリしたりします。食べるときに音を立てて食べる人にもそういう傾向が強いです。

Q.呼吸を口でしては良くないのでしょうか。

A. 呼吸は、原則として吐くのも吸うのも、鼻でします。口は食べたりしゃべったりするところです。唇の厚さの違いや歯並びの悪さなどで口呼吸になることもあります。片噛み、横向き寝、うつぶせ寝なども原因です。