11.トレーニング/日常の練習
A. どのように感じるかは人それぞれなので、あまり気にすることはありません。まずは発声練習を楽しく取り組めているのですから素晴らしいと思います。曲の練習を苦痛に感じるのは、思うような声を出せない、進歩を感じられないからかもしれません。今後は…
A.指導のときには、そのように強調しなくては、なかなか伝わらないところがあるから、大げさになるのだと思います。そのことをマスターしたら、自然に歌えたり、発声ができたりするのです。 自然であれば、あなたはそれを見ても気づくことができないと思わ…
A.器楽などの演奏者と違って、歌は、他の人に教えるのが、難しい仕事です。 歌う素質や感性において恵まれて、歌えるようになった人が多いから、そのプロセスを把握しようがなく、他の人に伝えようにも、うまくできないものだからです。 でも、まわりがど…
A.指示というのは、何をどのぐらいやれということだと思います。そうではなく、そのメニュが一体、何を求めていて、どういう結果のための、どういうプロセスにあるのかを理解するように努めてください。
A.発音に限らず、何か1つのことに専念してトレーニングをしていると、そのための負担がどこかにかかるのは珍しいことではありません。 そうした疲れを、マッサージなどでほぐしていくというのもあります。でも、集中しすぎず、休みを入れたり分散してやっ…
A. カラオケは、音響の効果によって共鳴がついてフレージングが実際よりもうまく聞こえてしまいます。ステージもマイクを使いますから、それでよいのですが、逆にそれをとったときに、下手に聞こえるとしたら、そこを直すのが基本的なトレーニングになりま…
A. これについては個人差があります。トレーニングについても、最初から声がピークに近いほど出る人と、何十分もかけないとうまく出にくい人がいます。 トレーニングをしていくにつれ、それはよりよい状態になりますが、やはり時間のかかる人がいます。時間…
A. 個人差がありますし、歌い方によってもかなり違ってくると思います。しっかりと歌うような歌手の場合は、実際のところ1時間くらいがよいところではないでしょうか。歌といっても間奏があったり間を空けたりするわけですから、続けて2時間、声を出しっぱ…
A. お風呂で歌うとうまく聞こえるということでは、よく質問がきます。リラックスの効果、共鳴がよすぎるので過信しないほうがいいと答えてきました。 水の中というのは、確かに聞こえないと思いますが、呼吸を泡として視覚化して捉えられるくらいで、声の共…
A. そういう有名人もいましたが、人目を気にするあまり、自分にとってあまり心地のよくないことをするのは、お勧めしません。声は出さずに行い、週に2回でも、スタジオを借りて、思いっきりトレーニングしてください。
A. マイクを使ったヴォイストレーニングもありますが、それはステージやレコーディングなどに近い歌唱でのトレーニングになります。声そのものを出そうとするヴォイストレーニングにおいて、マイクを使うとリヴァーブがかかるので把握しにくくなります。
A. 耳で聞いた曲を再現することに長けているのはあなたの長所だと思います。趣味で歌う分には申し分ないのですが、もし将来的に人前でも歌いたいのであれば、基礎練習をして自分の歌を磨いていく必要があります。その際に練習しやすいよう、シンプルでわか…
A. 本番に向けての練習時間というのは、人によってそれぞれです。最適な時間は自分で見てつけていくしかありません。ただし、本番前に根詰めて練習することはお勧めできません。いつも以上に練習を増やすことで、本番が近いにも関わらず喉を疲弊させてしま…
A. お風呂場で歌うのが好きな人は多いので、自分の声や歌がよく聞こえているのだと思います。リラックス効果もあります。ただお風呂場は湿気も強いので、ほどほどに。
A. トイレは衛生上の問題があるでしょう。密閉された空間で声は響きやすくはなってますから、ハミングくらいならよいと思いますが、楽譜や歌詞を思い浮かべるようなことでよいのではないでしょうか。
A. レッスンでの同じ発声練習を、自主練習でも取り入れて役立たせていくのはよいことですが、曲の練習ができないほどに喉が痛くなるのは大いに問題です。その方法を続けていては上達するどころか、喉への負担を増やすだけなので逆効果です。喉のためにもそ…
A. ハードにトレーニングを行いすぎている人のなかには、こういう人は結構います。そのようにして、鍛えていくのも、否定できることではありませんが、できるだけ、声の状態が悪くならないところでストップする、あるいは休みを入れるのが大切です。休んだ…
A. トレーニングのプロセスにおいては、そういうことが自覚できることも、進歩の一つです。そのうち、自分が声が出るとか出ないとか思うことと関係なく、あるレベル以上の声が出るようになります。
A. マイクを使ってしまい、そこにリバーブがついてしまう、自分の生の音というのがわかりにくくなります。もちろん歌はマイクを使って歌うものですから、最終的な段階では、マイクを使ってみて調整するのはよいと思います。ただ、ヴォイストレーニングにお…
A. いろんな部屋で経験を積むことを勧めます。部屋の中の具合によって、声の響きは結構変わるものですが、それに左右されない、自分の声をきちんとつかむために、行うようにしてください。最初は、ある程度響く部屋の方が、練習はしやすいと思います。でき…
A. 確かに、日本の邦楽などの一部では、そのような伝説的なエピソードがあったりします。それは、奇跡的に成し遂げられた人たちの逸話のように思ってください。つまり、自分が強くなるために熊と戦ったみたいなことで、初心者がそんなことやったら、即死で…
A. 最悪、喉を痛めたところで、死ぬわけでもないし、その先が全てだめになるわけではありません。本番で、そのような状況になるときもありますし、そうした経験を全くしていないというのも、人は状況や歳をとるにつれて変わっていくものですから、むしろ怖…
A. それは、自分の使える限度を超えた声を使っているということになります。ただそのようなことを望まれることもあるので、力が入りすぎているように気がついたのなら、力みを抜くことも練習していきましょう。
A. あなたの目的と、状態と、そのプロセス、あるいはトレーニング法の使い方にもよります。どんなによいトレーニング法であっても、過度に行ったりすると逆効果になることはよくあります。例えば、一睡もできてないときは、声を出すよりも、眠って喉を休め…
A. あなたの中に、痛いものでなくてはトレーニングにならないとか、早く上達しないとという強迫観念があるように思います。本当は、トレーニングというのは、特別に行わないで、自然の中で、できるだけ、声を出すとか使うというところから習得していくのが…
A. 同じトレーニングをやっても、人によって喉が痛くなる場合もあれば、その日の状況によって、喉が痛くなることもあります。とにかく、身体を合理的に使って発声をしようというところにあるヴォイストレーニングであれば、喉が痛くなることが警告です。そ…
A.子供の頃なら、いざ知らず、大人になったら、それなりに質をよくすることを考えることです。そのために意識して集中することは欠かせません。短時間で充実したトレーニングをするということを目指してください。つまり、しっかりと、1回ずつきちんと整えて…
A. トレーニングにおいて、苦手なものを克服する必要があるかどうかは、難しいところです。私の考えとしては、苦手なものよりも得意なものを伸ばしていった方がよいと思います。
A. 最低限の発声や声を出す事は、続けた方がよいですが、喉の状態にもよります。また、発声や歌うことばかりが練習とはいえません。聞くことや考えることも練習に含まれるわけです。 とにかく喉の状態が悪くなったり、うまく歌えなくなったら、思い切って休…
A. スポーツや楽器と違って、声はその日の調子によるところが多いので、1人で練習するのであれば、早めに休息をとりながら、休み休みで練習しましょう。効率を考えて、集中して短い時間に課題を行うようにします。喉が疲れる前に、終えるのが理想です。