14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題
A. 仕事場においては、機嫌が悪いよりは機嫌がよい方が、印象がよいのは当たり前です。心身の状態が悪いと、人は、暗い表情になります。誰もが、元気に活躍できる人を好ましく思いますから、おのずと、そういう表情は、人を遠ざけることになります。そっと1…
A. SNSは、人々の生活を慌ただしくしてしまいました。会ってもいないのに、一つ一つの発言で、その評価を気にしなくてはならない、こんな大変なことはないでしょう。いいねというのは、内容よりは、コミュニケーションとして、いい関係、いい人だね、程度の…
A. これは問題というより、問題以前のことです。解決策も抜け道もありません。こういうことで悩むのは、無駄なことです。今の自分に、この問題を解決する力のないことを自覚することです。こういうことについてよく知っている人にアドバイスしてもらうこと…
A. 忍耐することというのは、大変ですし、立派だとは思いますが、耐えているだけでは、何事も解決しないでしょう。守っているだけでは勝てないのです。何であれ、始めること、出口へ向かっていくことを実践してください。
A. 自分に打ち勝てない人は、自分に負ける、つまり、自分自身が決めたことを、自分自身で守れないわけです。つまり、今やりたいことや好きなことのほうに走ってしまうのでしょう。自分を律していないということです。計画を進めるのを邪魔する欲望を理性で…
A. いろんな活動をやってきたことは素晴らしいことですが、生きている以上、限界ということはありません。いろんなことをしたといっても、それはわずかなことにしか過ぎないのです。 いろんなことを知ったつもりでも、人間が知らない未知の世界は、無限にあ…
A. 悪口の効用というのもあります。悪い感情を抜くことになったり、そこから前向きな行動になったりすることもあります。少なくとも、直接、相手を憎んで危害を加えるよりはよいでしょう。
A. 悪口は、それをいう人の人間性や考え方を暴露してしまいます。それを聞くと、その人の程度が知れます。内容は、自分が気になること、つまり自分がそういうことをしたいのに、ずるいとか、嫉妬や妬み、ひがみ、嫉みだったりするものです。 批判と同じよう…
A. 手術や怪我などが、うつ病を引き起こすことがあります。これは、心身二元論ではなく、心身がつながっているということです。炎症を起こすことによって悲観的に考えることで、うつ病が起きやすいのです。治療によって、身体が受け付けられると、免疫シス…
A. あまりひどくならないうちに、できるだけ、身体を動かすこと、もっと歩くことから始めましょう。早起きし外出する、できたら、少しきつめで楽しく続く運動をして、心拍数が上がり、息が上がり、汗をかくこと、日常ではそこまで動くことがないので、ジム…
A. トラウマを乗り越えないと前に進めないと思い詰めている人もいますが、むしろ、それを気にかけない、スルーする方がよいようです。 好ましくない神経回路ができているわけですから、それに固執するほど、強化され、フラッシュバックなどが起きます。特に…
A. その通りだと思います。筋力は、自分の限界もわかるし、それが強くなるのもわかりますから、かなり正確な負荷をかけてトレーニングすることができます。ところが、喉は、気持ちと同じで、一体、どのような状況にあるのかがつかみにくいわけです。少し無…
A. 運動精神療法といわれるものになると思います。運動やスポーツは、やっているうちにコツを掴んでうまくできるようになっていきます。すると、モチベーションが上がり楽しくなり、充実感が得られます。つまり、夢中になって、気づいたら時間が過ぎていた…
A. 武道や格闘技など相手がいるものの方がよいでしょう。ボールを使った競技でも構いません。実際にパンチやキックが来れば避けたり、相手との距離を計算したりするようになるでしょう。取っ組み合いでも、相手が押したら引き、相手が引いたら押していくよ…
A. モチベーションが下がりやる気にならないというのは、心的エネルギーが切れている状態です。車でいえばガス欠ですから、専門家や仲間からの励ましが特効薬です。 楽しく面白く思えるようなことから行っていくとよいでしょう。好きなことをする、できれば…
A. 寝る時間から固定するのは難しいので、最初は、起きる時間を決めます。午前の6時から7時が理想です。何時に寝ようが、たとえ眠れなくても、その時間に起きます。最初はきつくても、しぜんと、規則正しくなっていくでしょう。睡眠を促すメラトニンが、起…
A. もちろん、心の傷も、自然治癒力で治ります。もし治らないとしたら、邪魔する因子があるのでしょう。それは外傷と同じです。心の場合は、脳の変化として、トラウマ、ストレス、栄養不足などが妨害します。ストレス解消、軽減、栄養の補充が前提です。
A. 手足の怪我などで治療後、動かさないと、関節拘縮が起こり、動かなくなります。そこでリハビリとして、痛みを我慢して動かす訓練をするのです。 うつ病も同じです。自分で行動し、運動することによって、気力活力が出て回復に向かうのです。これもまた、…
A. 最もよいのは、感情を言葉にするということです。最近、言語化に関する本が売れています。言葉にして、さらに誰かにそれを伝えるとなおさらよいでしょう。 心という曖昧なものを、自分なりに把握することができるからです。めんどくさくて時間がかかるか…
A. 生活リズムの調整こそが、心のコントロールの前提になります。昼夜逆転というのは、若い時は忙しいときにそうなりがちですが、次のような欠点があります。メラトニンの分泌が少なくて、充分、睡眠が取れないこと、成長ホルモンの分泌も少なく、疲れが取…
A. 昼夜逆転より悪いのは、不規則な生活です。夜遅く帰ってきても、同じ時間に寝て、同じ時間に起きることができれば、かなり、理想に近づきます。夏はできるだけ日光を浴びるなり、補ってみてください。
A. 感情のコントロールは、そのスキルを持っているかいないかで決まってきます。つまり、気分を変えるのが上手になればよいわけです。最も簡単なのは、自分の環境を変えることです。同じところで同じ姿勢で同じものを見ていないようにするのです。それだけ…
A. 自然を心地よく感じるところにいきましょう。大自然、海や山川などがよいと思います。トレッキング、キャンプ、マリンスポーツ、水泳、ボール競技もよいのではないでしょうか。若干きついくらいの方が集中できて、ほどよく疲れます。きつめの運動で、感…
A. 休むというのもありますが、全く違う作業をするというのもよいことでしょう。飽きたり退屈してきた気分も盛り上がります。
A. 原則として、未成年のうつ病には使用しません。副作用を考えてのことです。 代わりに、ハーブであるセントジョーンズワート、トリプトファン、5 HTP、フェニルアラニン、チロシンなど、脳内で働く神経伝達物質の材料となるアミノ酸、また、その他ビタミ…
A. チロシンは、作り替えられて、ドーパミン、ノルアドレナリンになります。ドーパミン、ノルアドレナリンの材料なのです。うつ病に関係の深い神経伝達物質の合成過程の中心にあるのです。
A. 身体のことよりも頭や心のほうに注意が向くようになったことがあるのでしょう。まわりの影響を取り込むことに必死になり、自分の心を見つめる機会を少なくすると、他人に注意が向くほど自分の感情や考えに深く入り込めず、自己決定ができないようになり…
A. 心理的なストレスで、痛みの感覚が生じたり、増すことがあります。治療期間を超えても続く痛みなどもそれに含まれます。不安や鬱などメンタル的な原因によって痛みを調整する機能に異常をもたらします。すると、痛覚変調性疼痛になるのです。一般的に3ヶ…
A. 人は結局、失敗からしか学びません。それを成功するところまで続けられるかどうかの勝負ともいえます。自分の考えや行動に基づいて、起きたことですから、失敗であっても、自分のベストだったと思うことです。そのレベルが低かった、実力がなかったとい…
A. うつ病では、ほとんど1日中、抑うつ気分を感じる、あるいは、すべての活動に興味や喜びを感じないなどの状態です。 食欲の減退か増加、不眠や睡眠過多、精神運動性の焦燥または制止、疲労または気力の減退、無価値観または罪責感、思考力や集中力の減退…