14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題
A.レッスン中にあがってしまうのは、慣れることでしょう。回数をこなすと変わるでしょう。 自分で納得するまでのトレーニングをしないまま、レッスンに参加すると、自信がなくて緊張するので、個人練習を積むこと。本番も同じです。
A.そのアドバイスが正しければ、あなたは今を粗雑にしているのでしょう。そこは未来のためにも改めることですね。 未来がないと、現在はないのですから、夢は大きくもつとよいと思いませんか。 未来がなくとも現在はあります。 夢というとあいまいですから…
A.心身の状態で左右されると思います。具体的には息がうまく使えなくなることです。 そこは、スポーツと違った厳しさがあります。 しだいに若さよりも技術、経験でカバーするようにしていくことです。
A.緊張しない方がよいということではないのです。出たものがよいかどうかです。 大切なのは、そんなことに左右されないステージをやるということです。
A.ステージでは、引いてしまえば負けです。慣れていきながら練習量で克服していきましょう。
A.人前に出るということは、それだけリスキーなことです。一目、見られたときのイメージで決められてしまうこともあります。来た客を楽しませる責任も伴います。でも、後のことまで考えたら、実力をつけることです。
A. そういうことなら、バンドやお客さんのことを考えて、トータルで見せていく演出でカバーするしかありません。音響的にカバーできることもあります。
A.そういうところがあっても、本番は全てを断ち切ります。自信をもって演じきることが必要です。たまに、稽古で怒られていた人が、その後の出番で引きずってしまい、「ああ、あそこのセリフが凹んでいるな」とわかってしまうことがありますが、それでは失…
A.個性や持ち味も、常に自分を壊してやっていることに対し、観客が感じとるものです。 本人が意図してやっているようなものは、すぐにわかるし、鼻につくものです。
A.大きな役をやるにつれ、心の準備をする暇などほとんどなく、準備をしてからでないとステージに出られないということでは、甘いのだと知りました。どんな状況でも舞台に立った瞬間に演じることに入りこめないといけません。
A.ステージに立ったら、そんなことは関係なく、ぱっと役に入らないといけません。ちなみに舞台の音響や照明の係を兼ねることは、小劇団ではよくあります。
A.わかろうという気がないのではありませんか。直す気があるのでしょうか。頭で考えて、すぐにやりすぎたとか、うまくいかないと、考えるのは、根本から違うということです。
A.未来は自ら描いていくものです。見えないものですから、つくるのです。伝記など先人に学び、自分の目標を立てていきましょう。そして、そのための具体的手段を手に入れていくのです。
A.一つのことをやっていると、どんどんそのなかに入り込んでしまい、自己満足してしまいがちです。常に気持ちを切り替えつつ、モチベーションを持続していかなければなりません。よいものであれば、人様に与えてこそ、その価値も高まると思って、どんどん…
A.トレーニングしていてきついのは、自分がやめようが誰も気にしないということもあると思います。誰も「そんなこと言わずにがんばってくださいよ」とは言ってくれません。 それでもやるのは、自分の中にそれだけの理由があるからです。 誰を、何を目標に…
A. 確かに過剰なストレスは避けた方がよいと思います。ただし、受け止め次第ともいえます。 ストレスが全くない状態というのはよくありません。ちょっとストレスがかかっている状態がよいというのが生理学でいわれています。負荷がかからないと抵抗性が上が…
A. よいパートナーがお互いに声の相性がよかったというのであれば、そのように考えてもよいと思います。ただ一言で、声といっても、いろんなものがあり、相性というのにもいろんな考えがあります。そういう面では、性格などと同じでしょうか。同じような性…
A. 声の器の大きい人などは、結果として、そうなっているので、どうすればというようなハウツーはないと思います。ただ、そのように人が感じるのは、どういう要素なのかを、めざしたいのなら、研究づけてみることです。声のヴォリューム感、圧、共鳴、芯の…
A. 目標はその都度、変わることもありますが、価値は不変です。 そこまできちんと自分で考えられていたらのことですが。 となると、今ここでどうすればよいかというのは、わかりやすいです。 つまり、目標は優先度で変わりますが、価値は、重要度としてある…
A. 確かにプロ歌手になるためのトレーニングというのはありえると思います。 教材や本のレッスンなどでもそのようなことが謳われていると思います。 ただ本人が、どこに行こうとしているかわからないのに到達することは難しいと思います。どこというのは、…
A. まず今取り組んでいることを全てリスト化してみるといいと思います。それによってなっていることと、それだけでは足らないことを区別します。 足らないことを補う計画を立て、あまり実現に関係のないことは取り去っていくのです。 重要度や難易度、優先…
A. ハーバード大学のアリソン・ブルックス氏は、リアプレイザルの効果を証明しました。自分のストレス反応を楽しくなっていたと前向きに解釈したグループは、成績がよくなったのです。 私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができ…
A. 目標は将来的に達成しようとするゴールです。達成したら一旦終わります。うまくいくこともあればうまくいかないこともあります。 価値というのは、終わることではありません。常に持っているものです。目標の根拠を裏付けともいえるでしょう。
A. 歌手としてデビューできるとかライブを成功させるというのが目標です。 実力のある歌い手でいるとかよい声を持っているというのは価値です。 そのために、よい声を手に入れるというのなら、目標です。
A. たとえば、真っ暗な時に、力を入れて手探りをする人はいないでしょう。 力を抜かないと情報を得ることができないので、センサー能力が落ちます。 リラックスをすることが求められるわけです。
A. 日常のよい状態の声と発声や歌唱が全く別のものと考えて、結びつけていないのです。でも、どちらも同じあなたの声です。その状態や状況を整えるだけで、よい声が出て、うまく出やすくなるということです。
A. それも含まれるでしょうが、そこがトレーナーの仕事とすれば、それは、本来は、メンタルトレーナーの専門となります。
A. 人間の行動変容には、段階があります。まず、無関心、次に関心を持ち、そして準備をする。そのときは、実行したいと思っているのです。それから実行します。ようやく行動が伴ったのですが、その後の事はわかりません。その後に、その行動が維持できるか…
A. 適当な薬があればよいのですが、それに頼りすぎるのも怖い面があります。脳が痛みを感じるわけですから、そこを抑えるのには、脳内麻薬といわれるエンドルフィン、モルヒネのような鎮痛作用を持っている神経伝達物質があります。 自分が好きなものや甘い…
A. 仕事場においては、機嫌が悪いよりは機嫌がよい方が、印象がよいのは当たり前です。心身の状態が悪いと、人は、暗い表情になります。誰もが、元気に活躍できる人を好ましく思いますから、おのずと、そういう表情は、人を遠ざけることになります。そっと1…