14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題
A.外のことに影響されないためには、外のことと自分のことを区別する習慣をつけましょう。つまり、外でよいことや悪いことが起きても、すべて自分にプラスになるような受け止め方をするのです。ともかくも、自分をぶれないようにコントロールすることが大切…
A.大体は、人と対面するのは、疲れるものです。特に親しくない場合は、最初は居心地なく感じるでしょう。相手がこちらを見てくることによって、過剰に意識してしまうこともあるでしょう。集中して聞こうとせず、自然に声が入ってくるのを受け止めるというふ…
A.問題がなければ、そのようにして聞いてもよいのですが、それなりに、聞いている態度を示さないと、ますます長くなりそうですね。かといって受け取らないようにブロックしてしまうと、逆効果です。これも、聞き流されない程度に、受け入れていく態度を持て…
A. 考え方を変えて、ラッシュに逆らうと思うのではなく、その流れに身を任せてみるとよいでしょう。人の流れには、乗ってみることです。そこにあるリズムをうまく捉えてみればよいのです。それもまたリラックスし力を抜くことによって可能となります。
A. まずは呼吸を確実にします。そういう時は、えてして、呼吸ができなくなり、そのために頭も働かず、体も動かずという最悪の状態を招きやすくなります。あらゆるトラブル、ストレスに対しては、まず落ち着いて考えられる状態、動ける状態にするのです。脳…
A. これも目的やプロセスによって、あるいは個人の努力によって大きく違います。ただ、100%を持続することはできませんので、70%位をコンスタントに出しているのを普通の状態とすればよいでしょう。余力は3割ぐらい保持するわけです。もちろん、100%出すこ…
A. 自分の中で、ニ本の線を引いて、上の線が緊張状態、下のラインが弛緩状態として、そのどこに位置づけられるのか、ある程度、推測してみるとよいと思います。どちらに偏るのも、あまりよいことではありません。そのちょうど真ん中で保つというのは、なか…
A. ストレスを感じたところで、深呼吸をすることです。鼻から息を吸って口から吐く、いわゆるブリージングを開始するのです。頭で考えず、体の方で動くのです。そして寝転んだり座ったり姿勢を変えることだけでもかなり効果的なはずです。
A. 個人差があるので、自分が緊張したと思うときに、その後にメモに書き出してみるとよいと思います。多分、手足が震えたり、心臓がドキドキするようなことで気づくと思います。そのときに呼吸は浅くなっています。映像があれば見てください。肩や首が縮こ…
A. 考えるということはとても大切なことですが、考えるために慎重になりすぎることもあります。昔の記憶を頼りに、未知のことを推測するわけですから、苦い記憶をもとにすると、悪い結果を想像してしまいます。現実だけを直視して行動することが大切です。
A. 一概にはいえませんが、真面目な人、責任感がある人、頭のよい人なども、その中に多く含まれます。考えすぎて、悪いイメージを増幅してしまうことによって動きが取れなくなるのではないかと思われます。
A. 自分の性格については、プラス面と同じ位マイナス面があり、逆にいうとマイナスと同じ位プラス面がありますので、一方で考えない方がよいと思います。 ストレスでも、適度な緊張感として、注意、集中力が高まり、視野が広くなり、行動や判断をうまく行え…
A. そうした感情から逃れるために、何かに頼って、それに慣れてしまうと、依存症になりかねないのです。ですから、不安や不満、あらゆる不快なことを一瞬の恐怖として捉えてみてもよいと思います。
A. 涙もろい人は、日常で感動することにあまり経験していないと思われます。つまり、交感神経と副交感神経の閾値が低いのです。いつも感動してると、ちょっとしたことでは感動しなくなくなります。その閾値は高くなっても、鈍感とは違うのです。歳をとると…
A. 自律神経は必ず交感神経が先に反応し、アドレナリンが分泌され、その作用がおさまってから、副交感神経が優位になります。エンドルフィンというホルモンが出るのです。副交感神経だけを活性化することはできません。交感神経についてくるということです。
A.いろんな原因があると思いますが、案外、それも大きく関わっているかもしれません。言語できちんと表現する事は、個人のアイデンティティとして大切なことです。どこかに行って、全く発言する場や機会を与えられなければ、その人は承認欲求を満たせないで…
A.声に自信を持って使えるようになると、話すことや、人とコミュニケーションをとることが楽しくなります。人前での話に苦手意識もなくなってくるでしょう。英語を話せれば、外国人と出会っても怖くないというのと同じです。
A.弛緩状態で声を出す事はありません。常に、仕事として声を出すのであれば、緊張が伴うものです。ですから、緊張が悪いと捉えずに、緊張によって、うまく声が出ると考えてみてください。こわばらせたり、体を硬くすると、うまくいかなくなります。
A.ストレス解消で遠くに行ったり、大声に騒いだりしてスッキリした経験があればわかると思います。声を出すことは、カタルシスであり、感情の解放です。現代の日常生活の中ではかなり失われましたが、もともと、お祭りやいろんなイベントで、そういったもの…
A. 歌のセンスというよりも、歌を聞いて、それを真似るときに、どういうふうに聞くのか、そしてどのように真似をするのかというところは、見えないからです。なんとなく、うまく結びついている人は、どんどんうまくいき、そうでない人はどんどんうまくいか…
A.発声練習で目的を作るのではなく、目的のために発声練習をするのです。ですから、レガートをていねいにする、呼吸の流れを感じる、スタッカートと呼吸を結びつける、ハミングで共鳴をていねいにするなど、目的をきちんと意識してみることです。
A. それはとてもよくないことです。一時的にそうなってしまうのは仕方がないのかもしれませんが、喉や声帯を気にしないために、ヴォイストレーニングを受けるのです。つまり、ヴォイストレーニングをやっているから、今までよりも条件や状態がよくなってい…
A. もしいつも勝っているというのなら、勝負するレベルが低いということです。自分の能力を最大限発揮する場を求めていくなら、レベルが高いほど負けが込んでくるはずです。失敗続きになるはずです。そのことが自分を伸ばすのです。 高校野球の優秀な選手で…
A. 人に評価され続けているというようなことだと思います。ですから、身だしなみや心持ちをそれなりに作っているでしょう。もちろん一人で創作する作家などは別でしょうが、人前に出るような仕事が大半ですから、そう思ってみてもよいでしょう。
A. 頭のよさという意味にもよると思いますが、頭がよいからといって、声の仕事を選ばないように思います。私の知ってるベテランの声優は、与えられたことを一生懸命やるだけで、頭のよし悪しは関係ないといいます。頭がよければ、器用に立ち振る舞ってうま…
A. 仕事を待遇から考えるのは当然のことだとは思いますが、自分が好きで選ぶものに関しては、報酬だけで決められないと思います。よい仕事についたからといって、20年も30年も後はどうなるか分かりません。それよりは自分の好きなものを続けたいというのが…
A. どんな場に置かれても、何かしら、光を放っているように思います。だからこそ、チャンスを掴み、ものにしていくのです。また、そういう人は、見つけたら使わずにいられないように、人をその気にさせるのです。出会いと運です。 それが自分に起きないので…
A. とても幸せな人ではないかと思います。多くの人は、どこかでやめてしまいます。世に出られないということもありますが、プロになれたからといって続けられるわけではありません。忙しくなったりお金が続かなくなってレッスンを中断する人、中断せざるを…
A. 何を持って高いというのかは、芸術品の場合は、個人の価値観です。もしその絵を見ることによって毎日気分が落ち着く、元気になるのであれば、全財産はたいても、意味があるのではないでしょうか。むしろ、安いからという理由で絵を買う人の気持ちの方が…
A. ルーティンとは、決まった動作や日課、自動化のことで、儀式化です。そういったプログラムを定めておくことによって、雑念を抑え、自分のパフォーマンスが最大限に発揮できるようになります。自己暗示をかけておき、無心で本番に挑めるようにするわけで…