14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題
A. 声の器の大きい人などは、結果として、そうなっているので、どうすればというようなハウツーはないと思います。ただ、そのように人が感じるのは、どういう要素なのかを、めざしたいのなら、研究づけてみることです。声のヴォリューム感、圧、共鳴、芯の…
A. 目標はその都度、変わることもありますが、価値は不変です。 そこまできちんと自分で考えられていたらのことですが。 となると、今ここでどうすればよいかというのは、わかりやすいです。 つまり、目標は優先度で変わりますが、価値は、重要度としてある…
A. 確かにプロ歌手になるためのトレーニングというのはありえると思います。 教材や本のレッスンなどでもそのようなことが謳われていると思います。 ただ本人が、どこに行こうとしているかわからないのに到達することは難しいと思います。どこというのは、…
A. まず今取り組んでいることを全てリスト化してみるといいと思います。それによってなっていることと、それだけでは足らないことを区別します。 足らないことを補う計画を立て、あまり実現に関係のないことは取り去っていくのです。 重要度や難易度、優先…
A. ハーバード大学のアリソン・ブルックス氏は、リアプレイザルの効果を証明しました。自分のストレス反応を楽しくなっていたと前向きに解釈したグループは、成績がよくなったのです。 私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができ…
A. 目標は将来的に達成しようとするゴールです。達成したら一旦終わります。うまくいくこともあればうまくいかないこともあります。 価値というのは、終わることではありません。常に持っているものです。目標の根拠を裏付けともいえるでしょう。
A. 歌手としてデビューできるとかライブを成功させるというのが目標です。 実力のある歌い手でいるとかよい声を持っているというのは価値です。 そのために、よい声を手に入れるというのなら、目標です。
A. たとえば、真っ暗な時に、力を入れて手探りをする人はいないでしょう。 力を抜かないと情報を得ることができないので、センサー能力が落ちます。 リラックスをすることが求められるわけです。
A. 日常のよい状態の声と発声や歌唱が全く別のものと考えて、結びつけていないのです。でも、どちらも同じあなたの声です。その状態や状況を整えるだけで、よい声が出て、うまく出やすくなるということです。
A. それも含まれるでしょうが、そこがトレーナーの仕事とすれば、それは、本来は、メンタルトレーナーの専門となります。
A. 人間の行動変容には、段階があります。まず、無関心、次に関心を持ち、そして準備をする。そのときは、実行したいと思っているのです。それから実行します。ようやく行動が伴ったのですが、その後の事はわかりません。その後に、その行動が維持できるか…
A. 適当な薬があればよいのですが、それに頼りすぎるのも怖い面があります。脳が痛みを感じるわけですから、そこを抑えるのには、脳内麻薬といわれるエンドルフィン、モルヒネのような鎮痛作用を持っている神経伝達物質があります。 自分が好きなものや甘い…
A. 仕事場においては、機嫌が悪いよりは機嫌がよい方が、印象がよいのは当たり前です。心身の状態が悪いと、人は、暗い表情になります。誰もが、元気に活躍できる人を好ましく思いますから、おのずと、そういう表情は、人を遠ざけることになります。そっと1…
A. SNSは、人々の生活を慌ただしくしてしまいました。会ってもいないのに、一つ一つの発言で、その評価を気にしなくてはならない、こんな大変なことはないでしょう。いいねというのは、内容よりは、コミュニケーションとして、いい関係、いい人だね、程度の…
A. これは問題というより、問題以前のことです。解決策も抜け道もありません。こういうことで悩むのは、無駄なことです。今の自分に、この問題を解決する力のないことを自覚することです。こういうことについてよく知っている人にアドバイスしてもらうこと…
A. 忍耐することというのは、大変ですし、立派だとは思いますが、耐えているだけでは、何事も解決しないでしょう。守っているだけでは勝てないのです。何であれ、始めること、出口へ向かっていくことを実践してください。
A. 自分に打ち勝てない人は、自分に負ける、つまり、自分自身が決めたことを、自分自身で守れないわけです。つまり、今やりたいことや好きなことのほうに走ってしまうのでしょう。自分を律していないということです。計画を進めるのを邪魔する欲望を理性で…
A. いろんな活動をやってきたことは素晴らしいことですが、生きている以上、限界ということはありません。いろんなことをしたといっても、それはわずかなことにしか過ぎないのです。 いろんなことを知ったつもりでも、人間が知らない未知の世界は、無限にあ…
A. 悪口の効用というのもあります。悪い感情を抜くことになったり、そこから前向きな行動になったりすることもあります。少なくとも、直接、相手を憎んで危害を加えるよりはよいでしょう。
A. 悪口は、それをいう人の人間性や考え方を暴露してしまいます。それを聞くと、その人の程度が知れます。内容は、自分が気になること、つまり自分がそういうことをしたいのに、ずるいとか、嫉妬や妬み、ひがみ、嫉みだったりするものです。 批判と同じよう…
A. 手術や怪我などが、うつ病を引き起こすことがあります。これは、心身二元論ではなく、心身がつながっているということです。炎症を起こすことによって悲観的に考えることで、うつ病が起きやすいのです。治療によって、身体が受け付けられると、免疫シス…
A. あまりひどくならないうちに、できるだけ、身体を動かすこと、もっと歩くことから始めましょう。早起きし外出する、できたら、少しきつめで楽しく続く運動をして、心拍数が上がり、息が上がり、汗をかくこと、日常ではそこまで動くことがないので、ジム…
A. トラウマを乗り越えないと前に進めないと思い詰めている人もいますが、むしろ、それを気にかけない、スルーする方がよいようです。 好ましくない神経回路ができているわけですから、それに固執するほど、強化され、フラッシュバックなどが起きます。特に…
A. その通りだと思います。筋力は、自分の限界もわかるし、それが強くなるのもわかりますから、かなり正確な負荷をかけてトレーニングすることができます。ところが、喉は、気持ちと同じで、一体、どのような状況にあるのかがつかみにくいわけです。少し無…
A. 運動精神療法といわれるものになると思います。運動やスポーツは、やっているうちにコツを掴んでうまくできるようになっていきます。すると、モチベーションが上がり楽しくなり、充実感が得られます。つまり、夢中になって、気づいたら時間が過ぎていた…
A. 武道や格闘技など相手がいるものの方がよいでしょう。ボールを使った競技でも構いません。実際にパンチやキックが来れば避けたり、相手との距離を計算したりするようになるでしょう。取っ組み合いでも、相手が押したら引き、相手が引いたら押していくよ…
A. モチベーションが下がりやる気にならないというのは、心的エネルギーが切れている状態です。車でいえばガス欠ですから、専門家や仲間からの励ましが特効薬です。 楽しく面白く思えるようなことから行っていくとよいでしょう。好きなことをする、できれば…
A. 寝る時間から固定するのは難しいので、最初は、起きる時間を決めます。午前の6時から7時が理想です。何時に寝ようが、たとえ眠れなくても、その時間に起きます。最初はきつくても、しぜんと、規則正しくなっていくでしょう。睡眠を促すメラトニンが、起…
A. もちろん、心の傷も、自然治癒力で治ります。もし治らないとしたら、邪魔する因子があるのでしょう。それは外傷と同じです。心の場合は、脳の変化として、トラウマ、ストレス、栄養不足などが妨害します。ストレス解消、軽減、栄養の補充が前提です。
A. 手足の怪我などで治療後、動かさないと、関節拘縮が起こり、動かなくなります。そこでリハビリとして、痛みを我慢して動かす訓練をするのです。 うつ病も同じです。自分で行動し、運動することによって、気力活力が出て回復に向かうのです。これもまた、…