2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
A.スポーツ選手のようには、筋力が強くなるようなことはあまりないと思います。姿勢は、よくなるでしょう。表情筋は、強くなるというよりも柔らかく動くようになり、自然な笑顔や表情が作れるようになります。あとは、喉周辺の筋肉が柔らかくなってくると…
A.歌う体勢を整える過程で、ご自身の姿勢の癖(思ったより猫背、胸を張っていた、左手に力が入る、顔を傾けて歌うなど)に気づかれたり、その癖に改めて向き合うようになります。するとそういう方からは、歌うときはもちろん、普段の生活でも良い姿勢を意…
A.深い声とは胸で吸った浅い息のみで出す声、口先だけの声又は喉声ではなく、下半身を落としてしっかり二本の足で立ち、下腹、つまり腹式呼吸で吸った深い息を使って出す声です。プラス舌根をさげて喉の奥を開け、そこを通ってくる息が響きとなり出てくる声…
A.深い声にもいろいろあると思うのですが、舌を鍛える必要はないと思います。顔の筋肉もあまり関係ないと思います。舌や顔の筋肉はリラックスした状態がよいでしょう。 声を深くするためには体を開いて喉をリラックスさせることが大切です。体を開いた上で…
A.良いメソードで出すことを覚えてそれを反復していくことができたら、自然と声は深くなっていきます。どうやったらボールを遠くまで投げられるでしょう?という質問と同じだと思います。ボールを遠くほおる練習は、理にかなったフォームを身に付けて力まな…
A.深い声を出すには、声の響きを深くすることです。が、一歩間違えると非常に喉に負担をかけるような悪い発声の方向に陥りやすい一面を持っています。というには、深い声と太い声を勘違いしやすいからです。日本人の声は、大抵の人がテノールかソプラノの声…
A.プロの歪んだ歌と、素人の歪ませた歌とは違います。歪みを真似たものは最悪です。他人の歌からは大いに学ぶべきですが、真似てはなりません。盗むべきは全く別のところにあります。歌の大きな流れのなかで、いろんな動きが生じます。それを多様に認めつつ…
A.段階の問題にもよりますがあまり気にしなくてもよいと思います。浅いところで音程を作っていても結果として先へは進めません。深い充実した低音域、中音域があってこその高音です。音が下がり気味ということはまだバランスがとれていないということだと思…
A.ある高さの音は、それと同時に、その整数倍の振動数の音が、発生しています。元の音を基音といい、それ以外のものを倍音と呼びます。倍音は、その倍数にしたがって第2倍音とか、第5倍音などと呼ばれます。ラ(A)440Hzの1オクターブ上は2倍音のラ(880…
A.そこそこのセミプロの人の方が、トレーナーをやらせたら自分のレベル近くに引き上げることは得意かもしれません。前に、松井選手の導師の「長嶋茂雄氏は、少年野球や高校野球の指導者には向かない、あるいはアマチュアの選手を伸ばすのは難しいでしょう」…
A.天才的なのか一流なのか、すぐれた人へは、私は、包括的に大きな輪をかぶせるようなアドバイスを一言、二言与えるにとどめます。あとはポイントで指摘できるまで待ちます。 わからない人に何を言ってもわからないし、却って言ったことに囚われ、混乱して…
A.いろんな答えができますが、その一つは楽音と噪音という区分です。ピアノ、木琴、ティンパニーなどは、打たれた瞬間には噪音で、そのあとは弦や皮などで共鳴し、規則的な振動による楽音となります。それらの性質は、高さ・強さ・音色の3要素によって定ま…
A.前に、立つ人は立てる人、立つのをみている人よりも、その前に立つ以上、なすべき義務があります。それは、何かを与えることです。もちろん、これは義務として強制されるものではありませんが、それを怠ると、みにくる人がいなくなります。 みる人の方は…
A.リトミックは、スイスの作曲家で音楽教育家のエミール・ジャック・ダルクローズ(1865~1950)によって考案されたものです。人間教育の一環として考案されていますが、これは、誰もがもっている能力をひき出していくからでしょう。 人間の体や心を充分に…
A.音楽を体を動かす経験のなかで感じとり、学んでいくことが大切です。演奏技術一辺倒に、声が出れば歌えると思っている人が多いのですが、歌うためには音楽に対する感受性や聴く能力、健康な体の準備が必要です。加えて、教養や社会、人間への理解まで、学…
A.私は音もことばも本当は一つの線上で扱いたいと思っています。「プ」と出した音色、これが発声です。「プー」と伸ばしたらフレーズです。この音の色と線でその人のベーシックな能力は案外とわかるのです。しかし、ポップスのステージや歌は、そのベーシッ…
A.リズムは40~200回/分のパルス、ピッチは、100~1000Hz、リズムは、心臓の鼓動、音は人の声の域や呼吸に発するときのようです。音そのものをいくら分析しても、どうにもならないのです。音楽は、人間の音に反応する性質によって決まってくるわけです。つ…
A.発声のときに固まらないように膝や首、肩などを動かすのは悪いことではありません。最終的に「静中動あり」といきたいのです。動かないと固まるくらいなら「動中静あり」で。ステージも早く動くことになれた方がよいのです。もちろん、すべてがバラバラに…
A.音は、振動ですが、その状態から次の3つに分けられます。 純音…単振動(振子の振動と同じで、もっとも基本的な単純な振動)だけによるものです。倍音を含みません。ラジオの時報の音、音叉(おんさ)などです。 楽音…規則性のある振動の持続により、いく…
A.1. 楽譜で読む。 2. テンポを速/遅を変えて曲の感じを掴みなおす。 3. もっとも伝わる歌い方をしてから、テンポをチェックする。 4. リズムを強弱、強調?して表現してみる。(振りをつけてもよい) 5. 不自然さがなくなるまで一致させていく…
A.常に練習、トレーニングは目的との位置づけを明確にして行うべきものです。本番直前では、伴奏やバンドをつけてステージに近い(できたら同じ)状態で臨むのがよいでしょう。リズムやテンポは指揮者に任せるものと思っている人も多いでしょう。 実際、プ…
A.音は、高さpitch(音高Hz)、大きさ(声量・音圧dB)、長さ(持続t)、音色(波形)で変わります。 1.高さ 高さは、振動の速さで決まります。速ければ高く、遅ければ低く聞こえます。通常、1秒間の振動数をヘルツ(Hz)によって表わします。人間に聞…
A.線として、音楽の表面を動かすもので、声で歌うことが基本です。楽譜を忠実に再現するとメロディの自由度は低くなります。 クラシックはハーモニー(という自然倍音のなか)で声を動かすことで、人間の感情を動かすことで、メロディもハーモニーの声部(…
Q.軟口蓋を開けるトレーングについての質問です。現在割り箸などを口に入れての軟口蓋を開けるトレーニングを行っております。首の位置やあごの位置があまり良くなく、姿勢が安定しないので、頭の後ろを壁につけて行うようにしました。 しかし、頭の後ろを…
A.一般的に、自分が興味があるものは参考になります。役立つかは、次の問題です。黒人のソウルシンガーには(ゴスペルなどもそうですが)、白人や私たちのなかでもそれに惹かれ、コピーをしている人もたくさんいます。人種の差については、アジアでも特にフ…
A.リズムは、曲に生命力であるビートを吹き込みます。曲にエネルギーを入れるのに、リズムはとても大切です。(♭θ)
A.ことばは「ハイ」「ライ」「マイ」「アイ」さらに「アオイ」「トオイ」など3音。ただし、私は日本語を離れ、これらを二重母音、三重母音のように一つに捉える処理をするようにしています。つまり、一つの音でなく音とともに捉えたものを動かす。その一つ…
A.声を出す機関は筋肉ですから正しい方向に筋肉がついていかなければ、声の出しやすさに変化はありません。しかし、割合にはやく音楽に現れる練習法があるので、参考までに一つ紹介させていただきます。自分が歌う曲をとにかくよく理解してください。楽器を…
A.自分の世界をつくっていくことは、同時に保守化していくことですから、何にしろ、そうなりやすいものです。ただ、トレーニングは表現世界そのものでなく、そのためのプロセス・可能性の拡大のための基礎固めなので異なるべきです。あまり、他人に頼らず、…
A.クラシックでは4分の4が基本です。ワルツなど舞曲が4分の3、行進曲が4分の2です。クラシックでは、リズムは、メロディ、ハーモニーをのせた時間の軸、ポピュラーでは、リズムこそが中心であり、そこにいろいろと変化がみられるものが多くあります。…