2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
A. あなたがこれまで自分の声での表現力に関心をもち、トレーニングをしてこなかったからです。ほとんどそれだけなのです。 小さい頃から、ボタンがはずれたり、襟が出ていなければ、まわりが注意してくれたでしょう。ところが、声に関しては、そんなこと…
A.いくつかの理由があります。 まず、TVやラジオなどでプロとして話している人の声を聞いて、それと比べているからです。まるで、服や服の着こなしをファッション誌のモデルと比べてみるようなものです。彼らの多くは、人前に出て話すプロで、チェックやト…
A.自分の声を聞く機会は増えています。スマホで簡単に聞くことができます。まずは、聞くことです。 最初は、「自分の声は嫌だなあ」とか、「何か違うな」という思いをぬぐえないでしょう。それをしっかりとふまえてみると方向が見えてきます。
A.まず、声が前に出ていないと、ことばはわかりにくくなります。深い声、充実した声、立派な声、大きな声を目指していると、その成果に気を取られて、いつの間にか、深く大きな立派な声なのに、ことばはよくわからないということが起こります。 オペラなど…
A. 頭を後ろに倒し首の後ろを縮めて「く」の字に曲げてしまう(目線が上がりあご先が上がる)と喉頭が引きあがり、結果として声帯が引きあがり自由を奪われ、いい音が出せなくなります。声を出すとすぐ枯れてしまうという人がいますが、この姿勢になってい…
A.日本人には、「自分の声が好き」という人が少ないです。その多くは、発音や話し方が稚拙に聞こえること、声質が自分の出している感覚、思い込みとズレていることです。つまり、違和感の問題なのです。でも、そこは、慣れたら解消していきます。
A.声の感情分析AIは、すでにPepperなどロボットにも使われています。テレオペレーションでも使われています。
A.そんなに簡単にわかるはずがないという人は、子供たちが嘘をついたときにすぐに見抜いた経験はありませんか。表情のほか、口調、語調、つまり、声調など、何かがいつもと変わるので変だとわかるのです。
A.聴覚の能力は、ただ聞こえるとか、聞こえないくらいで使っている人が多いので、大きな差が生じているものです。そのあたりは、声や音に敏感な人とそうでない人とでは大きく違います。つまり、多くの人にとって、聴覚の世界は死角なのです。
A.自分の声について、表現の効果を学び、心身と発声との関係を学んでいくと、いろんなことがわかってきます。声をどう出せばよいのかもわかります。 すると、他の人がいろんな声をどう出しているのかという逆読みもできるようになります。つまり、声=聞く…
A. どんな体感だったか「よくわからなかった」というそれ自体がひとつの答えです。そのような質問をされたら堂々と「よくわからなかった」と返答すればよいのです。トレーナーは、優等生のような返事を求めて質問しているのではないと思います。たとえ声の…
A.私がヴォイトレを各界のリーダーやビジネスマンにお勧めしていた理由の一つに、声を通じて相手の感情や本音が読めるようになる、ということがあります。つまり、声で相手の気持ちや感情を知るのです。
A. 飲み物や薬、外的な刺激で変えられるのかというと、声がかすれたときなどに給水してよくなることはあります。 ヘリウムガスを吸うと、別人の声になるし、今ならヴォイスチェンジャーで自分と異なる声にすることができます(ここでは、自力での改善をメ…
A.整形の手術もないわけではありませんが、これはかなり特殊な例となります。性同一性障害などを除いては、病気での回復手術で声をよくする手術というのは、まだ先のことと考えてください。
A.顔は1.表情をつける、2.化粧をする、3.整形をする、などで変えられます。ただし、視覚情報として、周りの人はけっこう厳しくチェックしているので、これまでと急に大きく変えることは難しいでしょう。そこで髪を切ったり、アクセサリ、服装、持ち物な…
A.発音を耳だけに伝えようとするのでなく、口の形や表情、手の振りなど、視覚的にボディランゲージで手話のように補うとか、絵や図で表すと、とても伝わりやすくなります。 もっともよいのは、大事なところを何回かくり返すことです。 話のヴォイトレでは…
A. 自主練習を行うのは上達する上では必要なことですので、その意気込みは素晴らしいです。ただし、忘れてはいけないことがあります。それは、歌い手にとっては身体が楽器であるということです。私たちはピアノや弦楽器のような物体ではなく、生身の人間な…
A.お年寄りが聞きやすいのは、高い声でなく低い声です。これは耳の構造、聴覚の仕組みが関係しています。 ただし、低い声はこもりやすく発音不明瞭になりがちですので、意識的にトレーニングした方がよいでしょう。強く言うのではなく、ゆっくり言うことが…
A.難聴によって、コミュニケーションギャップが生まれ、拡がっていくのは、おしゃべりに堪能な女性より男性に多いです。日本では、著しく遅れていますが、専門医の指導の元、早めに補聴器を活用することです。
A.年をとって出てくる問題の一つは、聞き取り力が落ちることです。話が聞きとりにくい、何を言っているのかわからないなら仕事でも私事でも不便になります。 耳が遠くなり発言不明瞭になると、誰にも相手にされず孤独になりかねません。
A.人間関係は、主として、ことばのやり取りでのコミュニケーションを中心として成立しています。人は、ことばで心地よくなったり不快になったりするのです。そこでは、ことばだけでなく、仕草や表情、声の語調なども影響します。声のトーンや言い方でけん…
A.私は、レッスンとともに少しずつ習慣と環境を変えることを提唱しています。すぐに変えることは無理でも少しずつ、目的のために有利にしていくことです。それが、持続してこそ、自分の可能性を拡げていくことになるからです。 何にしても、自分自身でトレ…
A. 早口が癖の人もいれば、話すのがゆっくり過ぎるという人もいます。その人なりの慣れ親しんだテンポ感があるので、意識してゆっくり(早く)話すと試みたところで、なかなか変化は感じられないものです。日常生活に支障をきたさないのであればいいですが…
A.最初は何でも言ってみてはいかがでしょう。トレーナーの反応から、よりよい関係づくりを目指すとよいと思います。 研究所では、そこをスタッフや他のトレーナーも入り、つなげるようにしています。担当のトレーナーには言いにくいこともあるからです。
A.相手が専門家だとしても、全てを任せたらよいのではありません。心身は、自分のものですから主体的になりましょう。状況や理由、対処法について、プロにサポートしてもらうと考えましょう。
A.この二つは、常に問題になることです。 ヴォイトレは、その判断もトレーナーによって大きく違うという状況です。医療でいうと、原因と対処法、診断と治療法、この二つが確立しているとまではいえないのです。治すのでなく、創るものだからです。
A.初回でわかるのは、悪い状態を元に回復させるようなに、予め答えが求められるときです。元に戻すというのならわかりやすいのですが、これから本当によくしていくというときには、みえにくいのです。そこで、誰かのように、という目標になりがちなのです…
A.トレーナーは、同じことを繰り返しているようですが、異なる結果を期待できないとメニュを変えていきます。同じレッスンのようにみえても、トレーナーは処方を変えて与えて、その変化をみているのです。