A. 肋骨は靭帯によって脊柱を軸として動き、肋椎関節に結び付けられています。関節ですから、限られているものの、全体的には大きく動きます。それが呼吸と連動するわけです。胸骨も肋骨も、上下降しやすくなっているのです。12本の肋骨それぞれも、異なっているのです。
Q.胸骨や肋骨は骨なのに、動くのでしょうか。☆
A. 胸骨や肋骨の全てが硬い骨でできているわけではありません。特に末端部や接続部は、軟骨状になっていて、弾力性に富み、動きやすくなっているわけです。肋骨弓は、軟骨です。また、第11、12肋骨は、浮遊肋です。
Q.横隔膜の上と下にあるのはどのような臓器なのでしょうか。☆
A. 横隔膜のすぐ上にあるのは、心臓、その左右に肺があります。それ以外の主な内臓器官は横隔膜の下にあります。右に肝臓、左に胃と脾臓があります。右がやや高めです。ちなみに横隔膜は、隔壁を意味していたもので、筋肉の壁です。