発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

23.一般的なヴォイトレ/スクール/トレーナー/レッスン

Q.ヴォイストレーニングといわれる方法は正しいのですか。

A.本やYouTubeなども、ステージを直前としたときのヴォーカルアドバイスがほとんどです。それは、プロデューサーやディレクターの立場からアドバイスです。 それを私は部分的処方と名づけています。そこでやってみてすぐに効果が出るようなことをならべて…

Q.レッスンを単価で比べるのはどうでしょうか。

A.どのレッスンでも同じ内容ということはないのに、単価だけで決めるのはおかしなことでしょう。 しかし、現実として、今の社会では、時間単価で、同一トレーナーなら同額というのが、フェアなこととして求められています(多い回数での割引は納得しやすい…

Q.時間が長く回数が多い方がよいでしょうか。

A.回数が多く、時間をかけた分、見返りが大きいということは確かにあります。

Q.どのスクールがよいか、判断に迷います。

A.自分によかったとしても、よいというのは何がよいのかを考えてみましょう。早いのか簡単なのか安いのか、即効的なのか長く使えるのかなど、さまざまです。 そういう判断を的確にするために、日頃から考えておくことです。いろんな人や情報に接して多角的…

Q.発声をするときのメニュは、その人の求めるジャンルによって変えるのですか。

A.発声の基礎的な部分のトレーニングは、どのジャンルであっても、それぞれの場で同じ基礎が役立つという捉え方をしています。ライブや舞台、朗読や講演など、活躍する場は違っていても「本番前にこれをやると調子がいい」と好んで取り入れている方法は割…

Q.女性の先生は、低い深いところは、一般的にやらないのですか。

A.男女に関わらず、実際に変わる可能性のあるところを中心に行います。ただ、男性の胸声について理解が足らないトレーナーもいるでしょう。

Q.トレーナーをしています。専門的すぎる質問への対応はどうすればよいでしょう。

A.後に回してもよいです。質疑応答は、下手に答えるよりは、後で正しく返答する方がよいでしょう。自分の話に責任をもつために答えるのだから、返答できなければ情報不足や用意不足をお詫びして、「しっかりと調べてお返事します」という対応でよい。誠実…

Q.発声や歌には、身内の評価というものはあるのですか。

A.体や発声にだけ忠実な、ヴォイトレの延長上のヴォーカルや欧米の歌唱にまったくもって忠実なヴォーカルは、私のところにもかなり優秀なレベルでいました。そういう人は、ヴォイトレをやりたい人のなかでは、あこがれや目標でした。ただ、うまいと思って…

Q.師匠の唄まねから脱皮したい。

A.先生や師匠の前座にもメリットとデメリットがあります。師の威厳や作風の傘の中でやるということは、おのずと客が師に似たものを求めるわけですから、本人も知らずと師に似ていくことを上達と思うということです。日本の多くの学ばせ方は、向こうのもの…

Q.ヴォイトレは、トレーナーによってかなり違うのですか。

A.ヴォイストレーニングについては、考え方もやり方も狙いも、指導しているトレーナーの出自や専門もそれぞれに違います。劇団などでは大声トレーニングをせりふで言うことから声を鍛え、アナウンサーやナレーターの学校では、発音・滑舌トレーニングから…

Q.トレーナーがつくときの最大の問題とは。

A.どうしても積み上げ式で10、20、30…50、80パーセントとしてしまいがちなことです。しかし、計算で進めていくのではブレイクスルーできないのです。(♭)

Q.よい声のトレーナーがよいのですか。

A.若くして、あるいは少しのレッスンで、よい声や高い声が出るようになった人は、そうでない人に対して、あまり育てることはうまくないのです。そうでない人ほどそういうトレーナーをみて、あこがれ、絶対的な信頼をおきます。それがよくないとはいいませ…

Q.トレーナーは得意なことが盲点になるとは。

A.歌のうまい人は歌を、声のよい人は声を教えられないということです。他では考えられないような、ヴォイトレ特有の盲点があります。それは、声がその発声器官とともに体の中に入っており、しかも、生まれた頃から元も一人ひとり違うし、育ちによっても大…

Q.ヴォイストレーナーについて、多角的な視点をもつには。

A.トレーナーにもやり方、判断、それぞれにクセがあります。判断の仕方や歌の評価もかなり違うのです。好き嫌いも相性もあるでしょう。私は10人近いトレーナーと、いつも生徒の評価をつけながら、比べることからとても多くを学びました。トレーナーは、一…

Q.声について、自分の判断に自信をもてません。

A.自分の判断を第一に優先できないところに、ヴォイトレの難しさがあるのです。あなたに最高の判断力があるなら、声や歌はあなたの思うように使えているはずです。こと声に関しては、うまくいっていないならなおさら以前のあなた(の感覚や判断力)をあま…

Q.トレーナーを使える力をつけるためには、どうすればよいですか。

A.いろんなトレーナーにつくこと、そこから自分を知ることです。とても有意義なのは複数の観点をもてること、歌と声を別々に教えてもらうことでもよいし、声を2,3人のトレーナーに教えてもらうこともよいことです。 しっかりしたトレーニングをしたら、…

Q.複数のトレーナーにつくとよいはなぜですか。

A.一人のアーティストの作品しか聞かないと必ず、自分の歌が丸々と影響を受けていて、それがどうことなのかさえわからなくなるし、まねしていなくとも自ずとついたクセが抜けないというのと似ています。(♭)

Q.ヴォイストレーナーは、何をみるのですか。

A.その人ののど、体、性格などからその人の楽器に合った声を伸ばしていくことになります。それがバイオリンかビオラかによって、やはり根本で共通するものと異なるものがあります。体、呼吸、発声のベースあたりは共通です。しかし、音色やフレーズあたり…

Q.一流の歌手や役者、それを育てたトレーナーにつきたい。

A.そういった方法やマニュアルでさえ、あなたの声に合っているかどうかを考えたとき、必ずしもベストのものとはいえないケースもあります。つまり、試行錯誤を繰り返し、自分自身で判断し、決める力をつけるために、人に就いて学ぶ、と考えた方がよいと私…

Q.先生やトレーナーを見本にすることの限界はありますか。

A.日本では先生を手本に、まねしていきます。そうしている限り、その先生を越せないことが多いのです。先生というのも、日本では先に生まれてやったに過ぎないことも多いのですが、特に、海外へ倣えの時代の日本では、先に向こうに行って取り入れた人が、…

Q.邦楽でのヴォイストレーナーの使い方とは。

A.トレーナーはそもそも自分の表現のためのサポーターにすぎません。その能力、才能を自らが使い切ろうとして、レッスンにのぞまなくてはならないのです。日本の家元制は、このような日本人にとっては、地位と秩序と集金手段を得るために便利なものでした…

Q.どのトレーナーが自分の目的に合うのかわかりません。

A.声については、一人ひとり楽器が違います。持って生まれたものですし、育ってきた環境も違います。さらに表現したいことも違うはずです。先生といわれるトレーナーの声(発声)は叩き台や参考になっても、自分の目的としてあるものではないと考えてくだ…

Q.ヴォイストレーナーの仕事の範囲とは。

A.私のスタンスからすると、歌い方や歌詞、曲の解釈、伴奏などは、ヴォイストレーナーの主たる仕事ではありません。声の機能面(発音、活舌、話し方、歌い方など)は、ヴォイストレーニングでなく、ナレーション、アナウンストレーニング、歌唱指導として…

Q.海外のトレーナーの声と日本のトレーナーの声はどう違いですか。

A.スティービー・ワンダーやマイケル・ジャクソンのついたようなトレーナーは、ご自身も世界一すばらしいといってもよい声をもっています。それに比べると日本のトレーナーは、自分自身の声をなんとかすべきです。ジムに行って、筋肉のまったくないフィジ…

Q.黒人のトレーナーについては。どう思いますか。

A.私のところに黒人のトレーナーは数名きていました。彼らは皆、生徒の声を声質と使い方のバランスでみていました。バランスのよいのがよいというのは、完成形からみる見方です。つまり、鍛えるとか変えるとかでなく、選ぶ、調整するという演出家、プロデ…

Q.トレーナーのレベルは上がりましたか。

A.トレーナーの人からの常識を疑うような質問に驚くこともあります。頭でっかちな人がトレーナーには多くなりました。一方で、自分のことを棚にあげて他人のあげ足をとり、そこにしか安寧できない人がいるようです。とはいえ、世間の関心がもたれることで…

Q.ヴォイストレーナーは、職として成り立つのですか

A.今の自分の声でさえ一般の人となんら変わりのないヴォイストレーナーの声で象徴されますが、一般化した分、そのレベルが低下しているのは否めません。私からみると、これが職業として成立するかを問う以前に、トレーナーという存在そのものの価値を一度…

Q.実演家にトレーナーは必要なのですか。

A.人前で演じている人は、自分の声のベーシックな部分をどれほど客観的につかんでいるものでしょうか。声は本人自身で把握していかなくてはなりませんが、それをより深く正しく自覚し、次のステップにいくお助けをトレーナーはできるのではと思っておりま…

Q.トレーナーとのコミュニケーショントラブルは、どうすればよいですか。

A.1.事実を正しく捉えること、2.問題の共有化、 その解決法は、それぞれの立場とその関係性を踏まえて 1.例えば時間をおく、2.対決、3.順応、4.妥協、歩みより、5.話し合い などでしょう。(♯)

Q.自分と似ている人に学んだ方がよいですか。

A.依存関係が、どのくらいあるのか。その関係は、対等か補充かということで異なります。似ているか、相違しているかということでもあります。似ているのは、親しみやすく仲良くなりやすい、しかし、そこで留まってしまうので本当の学びになりにくい。 多様…