発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

05.声域/声区/ミックスヴォイス

Q.より高くするには、どんどんと、頭の上にあてていくのでしょうか。

A. そういうイメージを使う人もいます。より重要なことは、その声自体がきちんと確実に伝わるものとして、魅力的な声として発展していくかということです。 その点で、日本のヴォイストレーニングは、単にその音の高さに届けばよしとしているのが、あまりに…

Q.どんどんとしっかりした声で使える声域は、広がっていくものですか。

A. そういう人も稀にいますが、個人差も大きいです。大体は、切り替えなくてはうまくいかなくなると思います。 声域の広い歌の場合は、声量を抑えてバランスをうまく取るようにします。 つまり、それぞれの声をしっかり出すということと、なめらかに声域に…

Q.高音には、地声で出すものと裏声で出すものがあるのでしょうか。

A. それは、声域の違いではなく、発声方法の違いです。裏声と地声とは、声帯の使い方が違うので、高音とか中音域では、ということでなく、歌唱を、裏声だけで歌う人も地声だけで歌う人もいます。高くなると、女性は、裏声を使う人が多いです。一般的に声域…

Q.裏声ではなく、地声で高音を出すと、声が枯れるのでしょうか。☆

A. それは、発声のマスターがどのくらいできているかということと、声の使い方で、どのぐらいの時間どこまで使うのかにもよると思います。 本来、声が枯れるようでは、作品にもなりませんし、ライブも心もとないでしょう。 喉に負担がかかるのは、無理な声…

Q.なぜ無理な声域までカバーしようとするヴォーカルが増えたのでしょうか。

A. 一つには、音楽や歌の中でほとんどのパターンがやり尽くされてきたということがあるでしょう。そしてまた、音響技術や編集の高度化によって、アカペラでは通用しないような声であっても、作品として完成できるようになったことも大きいと思います。 何よ…

Q.女性は話すときも、歌を歌ってもずっと高音を出し続けるので、高音が出るのでしょうか。

A. 確かに、話すときも歌うときにも使っている声域は、いつも使っているので使いやすく、楽に出るようになるといえます。 ここで、男性、女性ということであれば、高いというのは、男性に比べて高いということに過ぎません。女性は男性に比べて、1オクター…

Q.女性は、高い声を使っているので、歌でも声量を出さないし、出せないのでしょうか。

A. そういうことでは、ありません。それは、一般的な女性についてのことであり、世界中には、男性顔負けのパワーを出せたり、地声を使える女性はたくさんいます。特に日本人の女性の声は弱いので、そういうイメージがあるのだと思います。

Q.男性でも、女性より高い声が出る人がいるし、女性でも高い声が出ない人がいますが、それはどういうことによるのでしょう。

A. 男性でも、女性より高い声が出るというのは、かなりレアなケースであって、声帯で1オクターブ近く低くなると、なかなか女性の声域を超えることは難しいでしょう。 ただ、女性にも、いろんな人がいて、むしろ女性の方が声域としてはバラついていますから…

Q.限界いっぱいの高い声を出せたら、どんな人の声でも魅力的になるのでしょうか。

A. 普通に考えれば、そんな事はありません。ただ、ギリギリ限界に挑戦しているところは、そういった世界をあまり知らない人にとっては、それなりに、魅力的に見えたり感動したりするものです。高い声を大きな声と置き換えても同じでしょう。

Q.誰でも練習すれば、ハイトーンは最高レベルのところまで出せるのでしょうか。

A. そんなことはありません。それは、できるということと最高レベルということを一緒にしてしまっています。たとえば、誰でも歌を歌うことは、できます。スケートも滑れるでしょう。しかし、マライア・キャリーのような広い声域で歌ったり、羽生結弦のよう…

Q.ハイトーンが出るということは、それにふさわしい条件が元々あったということでしょうか。

A. 出ているハイトーンの基準にもよります。人間の喉も、発声で何パターンかにわけることはできますので、テノールやソプラノに合った喉、声帯を持っている人は、出しやすいでしょう。アルトや、バスの人は、難しいのですが、クラシックの歌唱に使う目的で…

Q.声を声域でわけるとどうなるのでしょうか。

A. 声をどのように考えるかは、その人の感覚で、わけてみてよいと思います。 地声一つで歌っている人もいれば、裏声一つ歌っている人もいます。以前は、地声と裏声でわけて歌っている人がほとんどでした。発声の原理、声帯の振動方式からみると、この二分類…

Q.自分の声には、地声と裏声と、その間にミドルヴォイスがあると思います。これをうまくつなげて歌おうとするときに、その3つがそれぞれあまりうまくいきません。☆

A. この3つのわけ方は、歌う声が高くなり、声域が広くなってから、よく使われているような分け方です。それぞれ声をしっかりと磨いていくことによって、完成度が高くなっていくと思いますが、どこかの時点で、歌から考えて、うまくつなげるところで、バラン…

Q.地声をしっかり出すと、ミドルヴォイスや裏声が使いにくくなったり、高い声が出しにくくなったりします。

A. そうした例が、ほとんどです。トレーニングでいうと過渡期ですが、大体は、安定させようと癖で固めたり、浅くリヴァーブ頼りに調整します。 とはいえ、ポップスであれば、発声からでなく、歌から決めていくことです。歌ごとに変えてよいというくらいに柔…

Q.自己流でトレーニングしたら、4オクターブ出るようになったという人がいますが、誰でもそういうことができるのでしょうか。

A. その音域というのをどのように判断するかということによっても違うと思います。トレーニングをすれば、しないよりは、可能性としては高くなるでしょう。

Q.高い声だけを出したいのですが、可能ですか。

A. そういうことを目的とするような人もたくさんいますので、対応しています。単に出すということだけであれば、トレーニングをしなくても、かなりの高さまで出せるわけです。ただ、そこで使える歌やせりふになるかということになると、その基準をどうする…

Q.その声域、音高をマスターできたとする基準は、どんなものなのでしょうか。

A. せりふであれ、歌であれ、それが実際に使えるということでしょう。ただし、何に使うかということによってかなり異なってくると思います。

Q.大きな声や高い声を出せるときには、腿に力を入れるのですか。

A. 発声に、大腿部などの緊張が関係することもあります。背伸びをしてみたり、歩いてみたり、動きを取り入れながら練習することも、よい気づきになると思います。ヨーガや柔軟、体操など、会場と異なる姿勢のところで、声を出すと共鳴が変わるようなことも…

Q.太ももを引き締めて重心を前にかけると、高い声が出るのでしょうか。

A. 高い声を出すためのトレーニングは、高い声の出ない人が行うわけですから、何らかの状態を変えないとなりません。そうした場合の方法の1つです。全ての人がうまくいくかはわかりませんし、もしそれでうまくいったのであれば、それに頼るのではなく、しぜ…

Q.裏声のアプローチはどこから行えばよいのでしょうか。

A. 簡単なのは、ものまねだと思います。しゃべる声や鳴き声も裏声でもできるので、そういったことを感覚的に得ながら使っていくとよいのではないでしょうか。女性の高い声や子供の声を参考にしましょう。

Q.声域を広げるためには、どのようにすれば簡単でしょうか。

A. 最も簡単なのは、声量を抑えることです。それとともに、裏声に近いような発声をしてみるとよいでしょう。大きな声を出そうとすると、どうしても高い声が難しくなると思います。一般的な場合です。

Q.ファルセットを使う必要性はあまり感じませんが、そのトレーニングもした方がよいのでしょうか。

A. 裏声やファルセットは、それ自体を使うことだけでなく、発声や歌唱を学んでいくのにとてもよいトレーニングとなります。ていねいに声を出すということを覚えやすいからです。また自分の声の状態もチェックしやすいでしょう。ぜひ、使ってみてください。

Q.高音はどこまで出るのですか。

A. 音楽的でない声、叫び声などでは、はるかに高い声なども出せるわけですから、何を持って高音というかです。曲でも、1音しか高い音がないものと、それが連続して続くものでは、キイの設定も変えなくてはならないでしょう。

Q.低音はどこまで出るのでしょうか。

A. 低音に関しても、無理になら結構出せますが、喉声、喉でつくったような声になります。音楽的に使うことになると難しいでしょう。せりふでは、息声なども出せるから、その判断が難しくなりますが、音域では捉えないでしょう。

Q.高音はいくらでも出るが、低音は、鍛えても出ないというふうに聞いたことがありますが、どうでしょうか。

A. 何を持って出ていると判断するかはなかなか難しいところです。高い音というのは、普段、使わず、しゃべっているところは、歌からいうと低い音域です。トレーニングによって結構、変わることもあります。

Q.低音は下を向くほうが出せるのでしょうか。

A. 喉のところに負担がくるので、顎を引くのはよいのですが、下を向くのは、よくありません。ただ、低い声を出すだけだったら、顎が上がった状態の方がリラックスしているのですが、歌唱やせりふに使うときには、基本の姿勢でマスターすべきです。

Q.高い声は苦手で、低い声も出ませんが、どうすればよいでしょうか。

A. 声域の問題だけであるのなら、高い声や低い声を日ごろから使うようにすることです。発声練習も高音から低音までとやっておきましょう。それでかなり違ってくると思われます。 その上に選曲や歌い方でのいろんな工夫でカバーすることができると思います。…

Q.持っている声帯によって、声域や声質まで決まるのでしょうか。

A. 声帯は吹奏楽におけるリートみたいなものですから、音の基本です。その性能によってかなりの部分が決まります。しかし、共鳴をさせたり、加工したりするところは、声帯ではありませんから、いろいろな操作ができます。

Q.音域と声域とは、どのように違うのでしょうか。

A. 使い方によると思いますが、音域は音の幅、音高の広さであり、それの出る周波数域です。声域は声の幅、その広さです。もし、人間の声で、使いわけるとしたら、どんな声の音でも出るところは、音域、声として歌に使ったりせりふに使ったりするところは、…

Q.ずっと裏声を使っていたので、地声が苦手です。

A.しっかりと話す声、せりふなどの練習をするとよいと思います。後はスタッカートで強く声を出す。つまり、これまで裏声として、声帯の一部だけを使ってきたのを、全体的に使うということに慣れていくことが基本になるのです。次に、レガート、ロングトーン…