発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Q2608.裏声も鍛えられるということなのですが、発声練習のときにどこから声を出せばいいでしょうか。裏声も鍛えることで音域もかなり出るようになる気がするのですがポイントなどがあればお願いします。

A.胸と頭頂が良いのではと思いますが、実際に声を聞かせていただかないと、はっきりしたことは言えないので、注意深く進めてください。(♭Ξ)

Q2609.鳩尾の斜め下にある左右の筋肉がストレッチをしても硬いままで、呼吸が浅く感じるのですがこれはその場のストレッチではなく、日ごろの柔軟運動で解消すべき問題でしょうか。またそうだとすると、どのような伸ばし方をすればよいですか。

A.私はその専門家ではないので詳しくはお答えできません。まず楽に呼吸できる事を優先して考えましょう。それでも辛かったらレッスンで直接みせて下さい。それで無理なら、専門家に意見を求めた方がよいと思います。(♭Σ)

Q2606.ブレスを瞬時に深くとるのに効果的な練習方法はありますか。ブレスをとるのに意識しすぎて浅いため、息が続きません。

A.根本的にはブレスはしぜんに取り込む形が理想なので、練習法としてはよいものは思いつきませんが、「花の匂いをかぐように」といわれているので、そのイメージでやってみるとよいかも知れません。(♭∀)

Q2607.ドレミだけで歌うときも気持ちをこめられるようになった方がよいですか。それとも音程とリズムだけに集中した方がよいですか。

A.最初に音をとって確認するときは、音程、リズムに専念して、慣れたら気持ちをこめてください。テンションによって音程もかわるからです。(♭∀)

Q2604.フレーズが切れる、息が流れていないというのは、いつも言われ、ここを克服しないと前に進まないのだと思うのですが、これは無理に大声を出そうとしてるからなのでしょうか。なるべく大きな声を出そうとしてるのは確かで、とにかく前に出す!という意識になってしまい、細かい体の調整ができなくなってる気がします。

A.レッスンで行っている発声を身につけていきながら、歌詞の読み込みをしていきましょう。もちろん、気持ちだけで歌っても、発声ができていなければ表現もままなりません。発声、表現(気持ち)、この2つを同時に磨いていきましょう。(♭∞)

Q2605.歌うときに声の方向を絞るときは何を意識すればよいですか。口の中を変える、声を集めたい方向を見るなど、意識すべきことがあれば教えてください。

A.細く、するどく息を吐くイメージをすることで声は集まってきます。(♭∞)

Q2602.良い声を出すために腹筋、背筋はするべきですか。

A.よい声を出す前提として筋力はないよりもあった方がよいです。

Q2603.カラオケなどで歌を歌うときに、そのアーティストの歌い方をまねることについてどう思われますでしょうか。

A.まねることはお勧めしませんが、練習として、まねしてみて、そこから学ぶことはあると思います。(まねすることも難しいのです)無意識にまねしていることにならないようには、注意しましょう。(♭∞)

Q2600.歌う姿勢について迷っています。詳しく教えてください。

A.初めてレッスンを受けてから、最近にいたるまで、歌っている時の立ち姿を意識していますか?レッスンの時は、舞台の上とは違い、正しい姿勢をしっかりと身につけていく場でもあるので、自分が歌いやすいような姿勢でいてはいけません。トレーナーからの…

Q2601.カラオケなどで歌うと、どうしても高い音のところで、裏声を使ってしまいます。どうしたら地声で高い音が出せるようになりますか。

A.人によってもっている喉が違います。基本的には地声の発声トレーニングをつむことですが、人によってはもっと早い方法がみつかることもあります。ただ、同じやり方が他の人には逆効果になることもあります。また、きちんと使わないとよくない結果になる…

Q2598.Recitativo(レチタティーヴォ)の練習の仕方・歌い方について教えてください。

A.ヘンデルなど早い時期のイタリア古典歌曲やオペラを勉強している人は、Recitativoを歌ったことがあるでしょうか?Recitativoは、Recitare「語る・演じる」から派生した言葉で歌において語りの部分をさします。そのため、歌うというよりは語りの割合が多…

Q2599.ミュージカルの世界を目指しています。声楽をどうとり入れたらよいですか。

A.ミュージカルの曲はクラシックに比べ、音域が低く、低音も多くあります。かといって高音も充分あるので、クラシック並みのテクニックが要求されると思います。このような場合、ミュージカルを目指すからといってミュージカルだけ想定した声を出していれ…

Q2596.アの母音が出しづらく感じます。

A.まず、アの母音が一番出しづらいと感じるようになったということはレベルが上がったと考えてください。人のタイプにもよりますが一般的に、初学者は最初、アの母音が一番出しやすいと感じることが多いと思います。特に、高音に関してはそうだと思います…

Q2597.ア母音を明るくするにはどうすればいですか。

A.先日、日本人でありながらドイツの国立ブレーメン音楽大学教授のレッスンを受講し受講されていた方々のレッスンも聴講してきました。中には某有名音楽大学の教授や日本の第一線で活躍されている方々の姿も見えました。その中で共通して多くの人に言われ…

Q2594.力んでしまう原因を知りたいです。

A.力まないために必要なことの一つとして、瞬発力とスピード、が大切であると思います。私はよくピアノの運指練習に例えますが、鍵盤を良い音で鳴らすには、力を入れて指を動かしては良い音が出ません。指を鍵盤の奥まで叩くスピードが大切です。また、ギ…

Q2595.発声練習の声は良くなってきたと思うが、歌になかなか反映されないです。

A..フレーズの一声目をとても大切にして歌うことを忘れないようにしてください。大切にするということは、しっかり母音の口の形を準備してからできればその口の形を維持したまま子音を発音する習慣を付けてください。「彼は」という言葉から始まるメロディ…

Q2592.鼻の下を意識してとおっしゃったのはなぜですか。

A.ルチアーノ・パヴァロッティの幼馴染で、パヴァロッティと同様に世界的に活躍してきたソプラノ「ミレッラ・フレーニ」という方のレッスンを聴く機会が、3年前にイタリアにいたころにありました。フレーニ女史が最も言った内容として「喉はここ」と言っ…

Q2593.何年か発声訓練をやっていますが、まだ声の出し方がわかりません。

A.発声で何が難しいかといったら、理屈をわかる能力があっても、実践できるかどうかの能力が足りない場合は声の出し方をわかるようにはならない点です。体の機能を理解することはとても重要なことですが、それを実践出来るかどうかが一番重要です。天才と…

Q2590.ヴォイストレーニングは面白くない発声練習を繰り返さなければならないのですか。

A.身になるヴォイストレーニングとは、とても単調な練習の繰り返しだと思います。歌を歌うということはみなさん楽しいものとして始めると思いますが、ヴォイストレーニングに真剣にとりくむようになってきたときにだれもが陥ることに、歌うことへのモチベ…

Q2591.リラックスを心がけても気付かないうちに力みが生まれます。

A.声を冷静にコントロールするのに邪魔になることの一つに、「野心が強すぎる」ということがあるかもしれません。声楽家も多くの人は、若い頃に多少喉にかけて強い声を出していたが年齢とともに途中で声が出しづらくなり、本当に効率のいい発声を勉強しな…

Q2588.曲中で発声練習でやっていることを活かせません。

A.フレーズの最後を、声の支えを抜いて終わらせる人がかなり多く、その癖があるうちは息を自然に吸うことを理解するのは難しいと思います。声はどんどん浅くなっていきます。同様に、フレーズの頭を支えを抜いたところから始めると、息を深くすることは難…

Q2589.本番で練習のとおりのことができません。

A.そのような悩みを抱えているひとは多いと思います。練習方法ひとつにしても、トレーナーに言われたことだけやるような受身ではなく、自分の頭で応用して常に自分にプラスになる練習を考えてください。話を戻すと、本番のために練習として、5分声を出し…

Q2586.スケール練習を行なう意味は。

A.ヴォイストレーニングは、「トレーニング」ということを忘れないほうがいいと思います。つまり、メソードはとても大切なものですが、感覚や声を出す筋肉を自分のものにするには、スケール練習などでずっと声帯を使い続けるということがかなり大切である…

Q2587.究極によい声が出たときの感覚はどのようなものですか

A.私の声がとてもよく出るときの、首から上の感覚と声の感じ方について述べたいと思います。まず、舌の感覚としては舌の表面が上あごに引き込まれていくような感覚になります。上あごと舌の間の空間に空気が流れている実感がとてもあります。そのような状…

Q2584.いつも安定した歌を歌えるようになりたいですが、何年たっても安定しません。

A.よく、プロの歌手はいつでも完璧に失敗をしないものだと思っている人がいるかと思いますが、そういうわけでもありません。声楽の世界では、声の質量「声帯のサイズその他」が大きいほど豊かな響きの声をだせるものですが、逆にいうと声の質量が大きい程…

Q2585.リラックスのトレーニングでよいものを教えてください。

A.脱力のトレーニングとして取り入れると効果になるものを紹介します。ただし、歌のテクニックの真髄をつくものでは決して無いので、ウォーミングアップのひとつとしてみてください。まず、ストレッチをする時に、息を吐きながら行なうということは鉄則で…

Q2582.デクレッシェンドがうまくいきません

A.デクレッシェンドは、息の流れを遅くしていくイメージで行なうと、声が篭ってしまいます。逆に、外に息を送り込もう送り込もうとすることによってデクレッシェンドするほうが、声の表情が失われないままデクレッシェンドできると思います。デクレッシェ…

Q2583.声が疲労しやすいのですが、どうしたらいいですか。

A.歌っているとすぐに疲れる、などは程度の差があるので一概に言えませんが、例えば一時間ほど声を出していたらもうガラガラで声が出ないようなレベルだと、根本的に声の出し方を変える必要があると思います。喉を圧迫して声を出すタイプ、息を漏らして頼…

Q2580.声を柔らかくしたいです。どうすればよいでしょうか。

A.横隔膜の前側は、鳩尾のあたりについていますが、腹筋運動と声を出す時のお腹の動きを同じふうに捉えていると、この鳩尾が固くなると思います。鳩尾が固くなると自然な呼吸の妨げになるので、声が固くなって自由がきかないか、息が浅くなってしまいます…

Q2581.呼吸法をとても頑張っていますが、感覚が分からなく、声自体も変わりません。

A.家で声が出せないけれども、声が出せない場所でのトレーニングで一生懸命補おうと頑張っている人が多いのは、歌に対しての情熱としてはとても良いことだと思います。しかし、逆にそれが弊害になっている人もたまに見受けられます。例えば、呼吸法だけを…