2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
A.音楽表現を豊かにするためにあります。美声を聴かせて「どうだ!いい声だろう!」というアピールのためにあるわけではありません。表現によっては下の腹に渇を入れるようにして力で出すときもあって良いし、柔らかい表現をしたい場合は脱力してバランス…
A.高音は細く感じなければならないものです。太く感じる高音があるとしたら、自分のなかに閉じ込めた声で、聴き手からは苦しそうに出している印象しか与えないと思います。音の高さによって感じる焦点の自然な感覚とは高さによってどんどん細くなる感覚で…
A.バンドで歌う時は、独りよがりにならずに、バンドの音をよく聴くことも忘れないでください。そのぐらい冷静になってステージに立たなければならないことと、良い声を出している時は周りの音が聴こえてくるほどリラックスした状態になること、この二つは…
A.いろんな考え方がありますが、特定の音域だけを使ってのトレーニングは、場合によってとても負担になることがあります。高音の箇所ばかりを練習したり、低音ばかりを無理に出しすぎたりするのは勧められません。声帯は速い開閉運動によって音を作り出す…
A.低音域を出すにはどうすればよいかとよく聞かれます。低音は、持って生まれは要素もあります。ヴァイオリンはチェロの低音を出せません。しかし、皆さんが思っている以上に低音域の可能性は広がっているものです。それは、声帯の機能を最大限に駆使でき…
A.イの母音を特に高音域で正しく出せるようになると、頭の中に点がある感覚が生まれます。とても鋭い高密度の点から、呼吸を速く流すとレザービームのように前方にむかって飛んでいきます。この状態を体感できたなら頭部共鳴が成功したと思ってください。…
A.喉がすぐに痛くなったり声が出づらくなるような大きい声で練習しすぎないように注意しましょう。声帯の過度な緊張によって大きな声を出しても、自己満足になるだけで声の成長を妨げることのほうが多いです。呼吸の流れによって大きくも小さくも出来る柔軟…
A.テクニック的な問題で声がでなくて悩んでいる人はたくさんいるだろうし、ほとんどの人がそうだろうと思います。くよくよ考えても声は良くなりません。歌をはじめてすぐに声が出るような人はほとんどいません。だから、できなくても気にしないほうがいいで…
A.低い音だと思って、喉を太くして歌っていたのではないでしょうか。喉を太く使うと、首筋や肩に力が入って、固くなってしまいます。もともと、出しやすい楽なところは個人差などがあり、出し方を間違って出にくい音域を続けてしまうと、声が変わってきて…
A.今までの声を早く忘れるために、正しい音を耳で判断し、いつも気をつけて注意深くなることです。声の出し方を変えるのも、耳で正しい音を聞き分けられれば早いです。何度も聞き返していきましょう。(♯§)
A.おなかを使って(腹式で)息を吸い、息を送ることによって胸を感じることをいっているのだと思います。(♯Θ)
A.喉を痛めた場合、休める状況であれば必ず休んでください。プロとして活動している場合、どうしても休めない時があります。そういう時は、声を使えるようにするためのエクササイズなどもありますが、上級者でないとお勧めできません。(♯Θ)
A.日本人は普段の生活において鼻から吸うこと、鼻呼吸に慣れていないように思います。それは日本語のポジションが悪く、日本語の響きが浅いため体を使って話さなくても出てしまうこと、その結果、口・喉周りだけで話す人が多いことが原因していると思いま…
A.最初は何かができると何かが疎かになるというのは仕方ないことです。いずれは全てバランス良くできた状態が普通になることを目指してください。そのためには一つずつ自信をつけていく(普通にできることを一つずつ増やしていく)ことが大切です。それま…
A.どんな息を発するかで、声の音色が決まってきます。ですから、曲を息だけで練習することは、とても重要なことです。息が変われば、声の音色も変わります。音色を変えるということは、表現していく上でとても大事なことです。息だけの練習をすることで、…
A.お客様に、表現したいことを伝える、ということは、とても重要なことであり、それが、永遠の演奏家としての課題だと思います。気持ちを込めることも大事ですが、それとともに、技術も必要になってきます。それは、体を響かせるですとか、そういうことも…
A.自分が正しい音で歌えているかどうか、ということがわかるようになることが大事です。そのためには、録音したり、第三者のアドバイスを頼りに、どういう感覚の時があっていて、どういう感覚の時に間違った音なのか、ということを自覚できるようになるの…
A.全く関係のないことのように思えるかもしれませんが、笑顔で歌うようにすると、いい響きで歌えて、音程がよくなることがあります。跳躍する音に関しても、響きを変えないで歌うということは、とても大切なことです。跳躍する音の、高い音から、低い音ま…
A.今は力を抜かなくてよいです。力を抜こうとすると、余計に気になって力んでしまうものです。力まない方がよいですが、ふぬけた声になるならしっかり出した方がよいです。(♭Σ)
A.それは、一つの体の使い方での基準です。発声的に難しかったり、うまく出ない場所がでてきたら、そこに戻るということです。(♭Σ)
A.肋骨の一番下の骨が左右に均等に広がるイメージを持ちましょう。決して無理に胸を持ち上げることではありません。(rf)(♭Σ)
A.ブレスを思いっきり吸っていませんか。ブレスは花の匂いをやさしく吸うくらいでよいのです。息の吸いすぎは、よくありません。(♭Σ)
A.程度問題です。開けすぎてもよくないですし、開けなくてもよくないです。見た目がふしぜんな場合、声もふしぜんなことが多いです。鏡を見たり、トレーナーにチェックしてもらいましょう。 (♭Σ)
A.焦らずに一つ一つ確認しましょう。お尻は締めて下に引っ張るイメージを持って下さい。ビキニラインから背筋にかけてが上に引っ張られるように立つと、しぜんと胸が高い位置にいて姿勢がよくなるはずです。よい声は良い姿勢から始まります。実際にポップ…
A.どんなに健康管理に注意し規則正しい生活をしていても、ふとした時に病気になってしまうことがあります。とくに日本では暑くなったり寒くなったりします。花粉症まであります。仕事や学校が始まる時なども生活のリズムが合わないと、風邪をひいたり熱を…
A.長電話した後などに声がかすれたり、翌日声が出にくかったりした経験がありますか。それは、日本人が喋るときに口蓋垂(懸よう垂)が下がった状態で喋っているからです。これが上がった状態だと、声帯に負担をかけずに喋ることができます。鏡を見ながら…
A.これは歌を勉強するものにとってはとても辛い現実ですね。しかし、それを理由に練習をしないというのも考えものだと思います。呼吸のトレーニング、巻き舌で音階を歌う練習、唇を振動させ音階をうたう練習、ハミングなどは大きな声を出さなくても充分練…
A.自分で歌っていてお腹や下顎、首、肩が硬いと思ったことはありませんか?それもすべて力みです。歌にとって力みは一番の敵であり、取り除くことは並大抵の訓練では無理です。私は以前、「昔から癖になっている箇所を取るためにはそれまで歌ってきた倍の…
A.高音を出すときに、声帯を積極的に使おうとすると、喉がしまった感じもします。そのため、長時間は練習しないようにしましょう。毎日、2~3分程度にして、疲れる前にやめましょう。もし、2~3分でも疲れるようでしたら、間違った出し方かも知れません。 …
A.最近、インドのヨガがブームとなっていますが、ヨーロッパの声楽の世界では運動や柔軟といった体を動かすためのヨガではなく、「呼吸」や「チャクラ」といったヨガの考え方をする方が多くいらっしゃいます。先日亡くなられた三大テノールのルチアーノ・…