01.姿勢/フォーム/体
A.肩甲骨の周辺や、広背筋、脇や肘などの筋肉が使われていません。使わないと、筋硬直を起こし、これは、血液循環量の低下によるうっ血状態ですから、凝りで疲れが出るわけです。ですから、ほぐしておくとよいでしょう。
A.出す方の足は、かかとから着地します。少し肘を振りながら歩き始めます。反対側の骨盤を少し前に出して、体重をその足のかかとの外側に乗せて進んでいきます。足先は上げます。 地面の上をずらすような歩き方はしないことです。両肘は体の先から前に出しま…
A.しなくてはならないということではないのですが、身体の動きなどに不自由を感じるのであれば、そういったことで行った方がよいということです。もともと4足歩行の動物だった人間は、もっと柔軟に、あらゆる筋力を使っていたわけです。特に腰から上について…
A. かかとがまずしっかりとついていますか。つま先で床を蹴っていますか。身体の上下動や重心の左右移動が適切に行われていますか。腕を振っていますか。歩幅が広いですか。 足幅もそれなりに広い方がよいでしょう。つまずいたり、すぐに疲れるのは、よくあ…
A. 前重心になりやすいという癖を認識しているのはよいことですが、ただ単に後ろ重心にしたら解決するというわけではありません。実際、歌うときに支える部分は身体の後ろ側ではありますが、足裏がバランスよく地面につき、安定して立っているときに本来の…
A. うなだれているような姿勢では、感情にも影響が与えられ、元気がなくなって落ち込んでいきます。また、ストレートネックにもなるので、頭の重さが頸椎にかかり、肩こりや頭痛の原因にもなりますので、どんなときもまっすぐに、頭を支えるようにしましょ…
A. ある説によりますと、身体の右半分の刺激は左脳に入ります。左脳はやる気を出し、行動を生み出すのに活動します。右脳は、不安や、恐怖、悲しみなど行動を抑えます。ということは右手を動かす方がよいということです。
A. 直立歩行によって歩けるようになりましたが、走るだけでは動物にかないません。人は、長く走れるわけです。そのために毛をなくして汗をかいて熱を発散し、体温を上がらなくしました。歩いたり、走ったりする能力が、しかもそれが持続できることが、動物…
A. 心が内臓にあると言ったのは、解剖学者の三木成夫です。この内臓というのは、唇から、肛門まで、また、心臓、血管、尿管など全てを含みます。そうしたところの感覚が、心の動きとして現れます。また、五感からの刺激が、内臓に伝わって、心を動かすこと…
A. 文明が進むにつれ、体温は低下しているようです。37度くらいまでの範囲では、体温の高い人ほど健康だと言われています。レタスを50度のお湯に入れてシャキシャキというのをテレビで見たこともあるでしょう。熱ショック、タンパク質が細胞にあるからです…
A. お腹が鳴るということがあります。これはとてもわかりやすい例だと思います。私たちは、頭で考えて、1日3食、食べる時間を決めて食べています。その前にどのぐらい食べたかとか、運動をどのぐらいしたかと関係なく、大体、同じ時間に、同じ量を食べるわ…
A. もちろん、お腹がいっぱいになると眠くなり、頭はぼんやりとすることは誰もが体験していると思います。その逆の状態です。お腹がすいたままであると飢えて死んでしまうわけですから、そこには、生きるための危機感が働くわけです。つまり、五感が鋭くな…
A.五感を鋭くするということは、当然、痛みに対しても、物事に対する勘などに関しても、鋭敏になりますから、生き生きするということは、小さな痛みも感知するということになります。でも、その段階で感知した方が、鈍くて感知できずに、ひどくなってから、…
A.徹底して頭で考えて、なぜするのか、なぜやる方がよいのかを明確にしましょう。その日の気分によって、やりたかったり、やりたくなかったりするから、続かないと思います。そういう時は、無理に毎日いつと決めないというのも1つの手だと思います。自分が考…
A.筋肉は呼吸と同じで、自分の意思でコントロールできるものです。自分の手を自由に働かせますから、意志力と強く結びついているわけです。手足を動かしたり、散歩をしたりすると、記憶力もよくなるので、思考力とも関係します。一方で、呼吸と同じように、…
A.どちらも大切ですが、そのように思うとしたら、考えることより感じることの方がおろそかになっていると思われます。論理的に考えるような知的な働きも、意欲や、情動がなくては、活性化しません。感じなければ、考える気にもならないということです。
A.私たちが何か行動すると、まず、意欲、意志力があります、次に、そのときの気持ち、気分、感情などがあります、そして頭で考えて動く、大体この順番ではないでしょう
A.腸は、食物を消化する働きと思われていますが、意欲を出し、生きる力のような根本的な根源的な情動を生み出す元になっています。その人の直感力や性格にも影響しているのです。この働きが鈍ると、抑うつや不安が出てきます。
A.それは、肌の感覚、つまり触感です。五感の中でも目立ちませんが、最も重要です。味覚や聴覚、臭覚なども、大きくいうと、触感の1つです。五感を活性化しないと、感情もうまく働きません。
A.心身も実際は、痛みなどでは意識します。意識すると、対処ができます。心も同じように、自分の中で捉えることは、ある程度はできます。皮膚や筋肉は理解しやすいし、腸についてもお腹の具合ということでよくわかると思います。
A.脳で意識したり考えたりするということであれば、頭が中心のように思いますが、実際は無意識のところで、身体全体で、判断し、よりよくコントロールしているわけです。臓器に脳があるというのはよく言われています。
A.舌は口蓋についているのが、定位置です。そうでない場合は、舌が下がっています。気道が塞がるので、呼吸機能が落ちます。また、頭部が前に出て、猫背になりがちです。無呼吸やいびきの原因にもなります。
A.口呼吸の場合にそうなりがちです。硬い食物を食べずに噛む機会が少ないなども原因です。猫背の姿勢の場合、顎が後ろに引かれて、舌が口蓋から離れやすくなります。
A.本格的に取り組むなら食べものからです。何を食べればよいということではなく、5大栄養素、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを必要なだけ摂取することです。炭水化物の不足は、脳の必要とするブドウ糖の不足になりますので、特に注意しまし…
A.座ってばかりですと、歌っているときの姿勢を保持する腹筋群や横隔膜などの筋肉が衰えます。そのために、過緊張や疲労の原因となるのです。疲れると運動しなくなり、さらに弱くなるという悪い循環となるのはよくありません。
A. ウォーキングやランニング自体が声を変化させることや、発声の技術をあげることとはイコールではないです。それを言ってしまえばアスリートは皆、声がよいことになってしまいます。 しかしウォーキング、ランニングといった有酸素運動が日常の声のトレー…
A.キャッチボールをするときに、相手の胸元に投げるようにとはいわれませんでしたか。ただ投げていると、いろんなところにボールが行きます。コントロールということがあやふやになってしまうのです。人間ですから、なんとなく行うと、あやふやになってきま…
A.それが歌唱に影響するのかというのであれば、あまり考えなくてよいでしょう。確かに、身体の大きい人は、低い音を出しやすい声帯であることが多いです。ただし、声帯が必ずしも、身体の大きさに比例するわけではありません。かなりの個人差があるのです。…
A.喉頭を下げる筋肉は、胸の真ん中あたりまで伸びています。甲状軟骨から、肋骨の上から3本目までその筋肉が走っています。昔の先生たちは、「胸に手を当てて」とか、「胸の響きを感じて」と指導をすることがよくありました。実はこのように喉を引き下げて…
A. ヴォイストレーニングは、その名前の通りでは、声のトレーニングというのですから、筋肉トレーニングも含まれていると思うのはよいかもしれません。 ただ、筋トレの場合は、筋肉の強化のための負荷トレーニングそのものを指します。 声のトレーニングで…