発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Q2490.誰よりも上達したいのですが、気持ちのむらがあり、根気が今一つ、続きません。どうすればよいのですか。

A.発声法のテクニックを伝えようとしても、どうしてもついてこれない生徒さんもいらっしゃいます。それは、レッスン中に少しでも良い声を出せるように頑張ろうと思う「気持ち」があっても、「体力」がついてこない生徒さんです。 ある程度の声を出せるには…

Q2491.メゾフォルテやメゾピアノの箇所が無表情にならないためにはどのようにしたら良いですか

A.ピアノの表現は簡単ではありませんが、技術的に確立されていればそのものが大きな表現力を持ちます。フォルテは、声が詰まらず開放されれば表現としてダイナミックなものになります。 難しいのは、メゾピアノやメゾフォルテでの表現で、とても大きな声で…

Q2488.「これをやると声が良くなる」という、直接口に入れたりして使うアイテムのようなものがあるそうですが、おすすめなものはありますか。

A.人それぞれで特にお勧めしていません。

Q2489.高い声が○○のように出せません。どうすればよいでしょうか。

A.当たり前のような言葉かもしれませんが、意外と自分の声を知る、という事にあまり関心を傾けない人が多いように感じます。そのことの一つに、自分の好きなアーティストの楽曲を、何が何でも元調で(同じキーで)歌いたいという事です。音が到達して何とか…

Q2486.スタジオで歌う前に、ある程度音源を聴いて、それを頭でも鳴らせて、自分の声を想像してその鳴っている音と合わせられるように意識したり、音程を目の前にイメージしたり、ステージを想像したり・・とある程度イメージして準備をするのですが、最近は頭の中で何度音源を細かく聴いても明確にイメージ出来ず、音が遠くで鳴っている感じにしか頭に音を浮かべられません。アドバイスをお願いします。

A.その結果どのようなことが生じているのでしょうか。質問で本人のイメージは、感覚のようなものにすぎませんから、こちらには捉えられません。何が不都合になっているのかによります。たとえば、それで全く歌えないというのなら、集中力や脳や精神的な問題…

Q2487.音楽に対するモチベーションを保つ秘訣は何でしょうか。

A.生き抜くのに音楽の力を使ってください。

Q2484.長い公演が続いても、発声ができていれば、のどは痛めたり、枯れたりしないのでしょうか。

A.ある程度は防ぐことはできますが、長い公演が続くこと自体が、普通のことではないので、のどを痛めたり、枯らしたりということはあり得ます。しかし発声ができていることで、100パーセント防ぐことはできませんが、のどへの負担を軽減させることができ…

Q2485.体、または腰に負担のかかった発声の仕方がつかめません。

A.無理に腰や背中に息を入れようとしないことです。まずは前のお腹に息を入れることに集中していきましょう。そして徐々に横腹も動くようになり、後ろ腹(背中下)も動くようになってきます。腰や背中を意識しすぎると、逆に力が入ってしまいます。結果とし…

Q2482.演技をする時に、セリフ、動き、発声等、いろいろ考えなければいけないと思うのですが、プロはいちいち考えているのですか。それとも自然にできるようになるのですか。

A.台本(脚本)をもらった段階で、気持ちを考えたり、構成を考えたり、発声についても考えることはあるかと思いますが、本番の時には、いちいちそういったことを考えていては、演技に集中できませんし、演技になりません。 練習の段階でセリフを覚え、気持…

Q2483.「カ」「サ」「タ」行のことばが、はっきり聞こえません。どうしたら直りますか。

A.「カ」「サ」「タ」行に限らず、全体的にこもって聞こえてしまいます。ことばは(子音+母音)でできています。この子音の部分をはっきり発音することで、クリアーなことばになるのです。「カ」「K」を弾くように、鋭く発音します。「サ」「ス~~サ」と…

Q2480.自分で作った役の性格や設定等の役作りが、演出家と違った場合は、演出家のイメージでやったほうがいいのでしょうか。

A.自分の集中で作り出す、役の性格や設定等の役作りは、ひとつに限らず、あらゆることを想定して、何種類も作っておくことです。性格もひとつに絞らず、柔軟性をもたせて、練習を重ねていくうちに、まとめていくことがいいのではないでしょうか。そういった…

Q2481.イメージしてしゃべる時に、目を閉じてやってもいいのですか。

A.トレーニングの段階で、イメージを働かせることに、慣れさせていくということならば、あり得ます。短い文章を使って、目を閉じて、映像イメージを思い描き、何度もその文章をしゃべっていきます。そして慣れてきたら、目を開けていきましょう。 基本的に…

Q2478. 声優、俳優を目指しています。なぜ本をたくさん読まなければいけないのですか。

A.基本的に文字を表現に変えていく仕事なのですから、本を読むことは当たり前のことです。ですから多くの本を読んでいってください。これは意識的に、努力して取り組んでいってください。表現者としての基礎はここから生まれます。また今現在、読書の習慣が…

Q2479.腹式呼吸の練習法を教えてください。

A.まずは仰向けに寝てみましょう。そしてリラックスして呼吸をしてみましょう。(睡眠状態をイメージします)この状態で胸の力を抜いていきます。どうですか。お腹だけで呼吸をしているということを感じられませんか。このリラックスして、お腹だけで呼吸し…

Q2476.声を出す練習をする際は、ひびくいい声を使って練習したほうがいいのでしょうか。

A.トレーニングしている内容にもよります。発声を集中心に、声を作っていくトレーニングならば、そのことに集中し、いい声になるように、トレーニングしていきます。また気持ちを出していくトレーニングをしているならば、あまり声のことに集中しすぎるのは…

Q2477.気持ちが起こって行動という順番だと思うのですが、「行動」→「気持ち」ということもあるのでしょうか。

A.基本的にセリフをしゃべる場合、気持ちがあり、ことばになります。また気持ちが湧き上がり、行動になります。しかし「行動」→「気持ち」ということもあります。例えば、仕事で疲れている時、一旦休憩をし、鏡に写った自分の顔を笑顔にしてみます。そうす…

Q2474.「のどをひらくとはどういうことか」についてですが、レッスンでは実際それについては何も言われたことはありません。言われないということは「ひらくことができている」ということでしょうか。それとも、まだそれを言う段階ではないので言われないのでしょうか。

A.「のどをひらくことができている」かどうかは、今はまだあまりできていませんが、もう少し声がでてくることをトレーナーとして先に考えています。声がでてくれば、のどのあいている、あいていないの違いの差がわかりやすく、理解しやすいと思います。(♯…

Q2475.声を出さない練習方法を教えてください。

A.声を出さない練習は数え切れないほどありますが、代表的なものをあげていきます。息吐きトレーニングであったり、ヨガ、腹式呼吸法、丹田呼吸法等。自分に合ったトレーニングをしていきましょう。そして大事なことは、続けていくことです。一朝一夕には呼…

Q2472.芸術に対する熱意や情熱は、自分の行動に表れなければ持っていないものと同じなのでしょうか。また、どうすればこれらは増えていくのでしょうか。

A.芸術の定義によりますが。多かれ少なかれ、ともあれ持っていない人はいないと思います。それゆえ、行動だけでなく作品で問われるそうです。(♭Σ)

Q2473.夏場に向けて、喉のケアとして気をつけるポイントがあれば教えて下さい。(水分をこまめに取る、など)

A.クーラーで冷やしすぎたりしないように気をつけてください。暑くても少しなら我慢して喉を守りましょう。また、水分をこまめにとりましょう。暑いときは汗をかいて水分不足になり、喉もかわいてしまいます。喉の湿気も保つようにしましょう。また、夏カ…

Q2470.低い音を大きな声で出しづらいのですが、支えで大きく出せるようになるのでしょうか。

A.なります。しかし、今のあなたの年齢を考えると、あまり無理して低音を鍛えることは控えた方がよいと私は思います。今後、年齢を重ねれば高音がもっと強くなるかもしれませんし、低音がもっと強くなるかもしれません。断定できないのです。まだ貴方の年…

Q2471.先日学校の音楽のテストで歌ったのですが、自分なりに表現に力を入れたつもりが、帰ってもう一度歌い録音してみるとそこまで抑揚などがなかったりしたということがありました。トレーナーの方は本番ではどんな風にで表現を外に出そうと意識しているのでしょうか。

A.あくまでも私個人の意見なのでトレーナーすべてだとは思わないでください。私は練習でできないものは本番でもできないと思っています。そのため、本番を録音するよりも練習を録音された方がよいと思います。練習で声も表現も作っていかないと本番ではど…

Q2468.オーディションに関する質問です。映画の最終審査が控えているのですが、審査場での自己PRは審査員全員にアピールする表現か、特定の審査員に限定してアピールする表現のどちらにしようか悩んでいます。正解はないと思いますが、ご意見を伺えれば幸いです。

A.審査員に受けようとすると作為的表現になりがちですので、あまり考え込まないでください。(♭∀)

Q2469.ピッチが不安定で、集中的になおしていきたいと考えています。どんな練習が効果的でしょうか。

A.発声上の問題ならば、息の上に声をのせるような感覚になれば(のどで声を圧迫しなければ)ピッチは安定します。ピッチよりも、発声を優先して考えましょう。(♭∀)

Q2466.想像力を鍛えるにはどうすれば良いでしょうか。初見に強くなることを考えれば、やはり読書がいいでしょうか。

A.読書もよいですし、映画やドラマを見ることもよいでしょう。また、詩を読むこともお勧めします。イメージを鮮明に描くこと、感動できることが大事です。(♭∞)

Q2467.息を吸うときに足をピンと伸ばしたほうがいいとのことですが、歌う時に、私はわりと中腰で前のめりの方が歌いやすいのです(中島美嘉のような)。その方が下半身から出る気がしますがよくないのでしょうか。

A.人それぞれの感覚なので、必ずしも悪いということはないです。レッスンでチェックしましょう。(♭∀)

Q2464.喉から声がでるイメージよりは、体や胸から声が出ているイメージの方がよいのでしょうか。

A.できるかぎり、喉ではなく、体や腹から声が出ているイメージにしていきましょう。(♭∞)

Q2465.50音トレーニングのことなのですが、「まさかお前が裏切るなんて」など台詞が文になっているときは、台詞のように意識して声を出すべきなのでしょうか。今自分は、台詞と違って前後の状況をあまり考えずにその文だけを読んでいるのですが、あたかも前後に何かあるかのような読み方で、流れを意識した方が良いのでしょうか。

A.今の時点では、息の流れを意識して気持ちをこめなくてかまいません。なれてきたら、せりふのように話してみましょう。(♭∞)

Q2462.自分で課題曲を選ぶ基準について、必要なものを観点で決めた方がよいのでしょうか。それとも、一慣性を持たせた方がよいのでしょうか。

A.どちらでもよいです。一貫できるなら、1曲はそうしてみてください。(♭∞)

Q2463.胸などの一点を中心に響かせた方がよいのか、体全体が響いている感覚の方がよいのか、どちらでしょうか。

A.どちらでもかまいませんが、一点の方がわかりやすいでしょう。