104.共鳴、声域のメニュ
A.「ホ」の口形で裏声を出してみましょう。母音の「ア」は地声になりやすいです。浅くて生声になりやすいところで発声している人が多いからです。
A.レッスンで後頭部や耳の後ろを意識させることはよくあります。なかでも、頭の後ろ、耳のあたりに向かって開けるように意識することで、喉の中のスペースを確保しようとする意図があります。声帯で作られた原音がよく響くためには喉のスペースが閉じてしま…
A.発声指導の中で、このような表現で指導する先生がいます。これが何に効果があるかというと、「軟口蓋を引き上げることにつながる」ということです。 あくびをしたり、飛行機の中で気圧が変わっていくときに、耳の中を開けるかのように調節した経験があると…
A.発声練習で気にしてほしいところは、しっかり息を吐いて歌うことです。声を出す体になるようにウォーミングアップとの位置づけです。息を使いましょう。深く息を吸うのは、息をしっかり吐けるところからです。次に、身体が起きてきたな、温まってきたなと…
A.表現して歌っていくのには、レガートはとても重要な要素です。日本語はどうしても、1音節の連なりで「こ・の・み・ち・は」などと、すべての音を同等に歌ってしまいがちです。しかしヨーロッパ言語の曲を見てみると、動きがあります。オソレミオの冒頭で「…
A.女性ですと、真ん中のドから初めて一点「シ」や、二点「ミ ファ ソ」あたりで声の転換を迎えます。低い音から上がってきて、声をチェンジさせないと歌えなかったり、違和感を感じたり、出しにくいポイントがあるかと思います。音がつっぱったり、音色が変…
A.高い音に反応して顎が上がる場合と、身体の支えがないために喉が頑張ってしまうことで結果として顎が上がる場合とがあります。後者の場合は、基礎的トレーニングを行って身体を使って声を出すことを実践していきましょう。 基礎的なことを踏まえた上で、前…
A.高い声が苦手な人によく見受けられる質問です。高い音を出すときに喉を絞めたり、喉にギュッと力を入れてしまったりする方がいますが、それでは、一瞬声が出たとしても、その声に美しさや伸びがないと思います。また倍音がなく、響きとしての美しさも損な…
A.ある有名なオペラ歌手が書いた本の中に「地声と裏声の転換をいかにわからなくするかにかかっている」というような一文がありました。地声と裏声の転換をわからないように歌うということは、プロの歌手でも、とても大事になってくるようです。 どのような…
A.日本語から歌唱に移行すると、どうしても避けられないのが音声の平板さです。音に立体的な響きがなく、ぺちゃっとした二次的な音、つまり奥行きや深さが足りないのです。私はあるイギリス人のおじいさんとお話をしたときに驚かされたのが、歌を芝居をやっ…
ハミングの練習は声のポジションをとらえるのに、とてもいい練習方法だと思います。うまくいかないとのことですが、大きく出していないか、喉で押さえつけていないか、顔の中で音をおしとどめていないか、に注目してみてください。ハミングのうまくいかない…
A.胸の真ん中をスピーカーとして、そこから響かしてみましょう。高い声の人や女性なら鼻の上あたりに感じてもよいでしょう。 Fum、Na、Min、ハミングでムムム…ンンー
A. 高い音になると、怖くなって息をしっかり吐けなかったり、あるいは逃げ腰になってしまって音に対してひるんだような気持になる人がいるようです。私もそのような時がありました。なぜか高い音が怖くて、勇気が出なくて、結果として音域が伸びなかったで…
A.「白雪姫」の小人の「ハイホーハイホー」(低いド―高いド、高いド―低いドのリピート)です。([E:#x266F])
あまり高い声が得意ではないと、押してしまったり、力任せにだしたり、音をぶつけるかのようにしてしまったりと、ちょっと危険な力技で声を出しているのかもしれません。きっと筋力パワーがおありの人なのでしょう。それはそれで、とてもメリットの多いこと…
A.高音は、いろんな条件が整うと、出しやすくなると思います。力任せに叫んでも、ある程度までは出るようになるかもしれませんが、そのような声で常に練習していては、いつか喉を壊しかねませんし、第一、聞いているお客様にどのような印象を与えるか、その…
A.高音を出すときに、よくみられる傾向なのですが、音を頭の上で扇が開いているかのように出す方がいます。本来でしたら、下の音を出していたのと同様に、下の音から同じ一本線のラインに乗って、ドレミファソラシドとでていればいいのですが、高音が出しに…
A.胸でとらえたひびきが集約されて、マスク(顔、頭)へひびいてきます。頭からお尻へ、鼻の線を通して、一本の線をイメージしてください。声が広がらないようにします。 体が硬直していては、声はうまくひびきません。顔も同じです。日頃から大きく顔の表…
A.声のひびきを確かめるトレーニングの一例です。 ハイ、ガイ ガーグーギーゴーグー ガーヤーダー ガゲギグゲゴガゴ んアーんエーんイーんオーんウー ガーんグーんギーんゴーんグー ナーネーニーノーヌー マーメーミーモームー んーアーん、んーエーん、ん…
歌の練習のためにはハミングは欠かせないと思います。ハミングがきれいに、いいポジションでならせていると、多くのメリットがあります。声が上部のほうに響き、きれいな響きが作れる、喉の負担を減らすことができる、細く点で音をとらえて芯のある声を作り…
A.ある程度の声量を、のどをはずし、体からシャウトできるようになると、ひびきがついてきます。そこからは、「アオイ」ということばで、フレーズの感覚をトレーニングしてみましょう。 「ア」「オ」「イ」ではなく、「アオイ」と聞こえるように、「アオイ…
A.基本姿勢の前屈した状態で声を出してみましょう。日常的に使っている声を少し大きく出してみてください。のどのあたりがひびかないようにチェックしましょう。 普通は、頭の方にひびきますが、それを、胸の中心にひびきを集めてみましょう。ことばとして…
地声しか出さずに歌ってきた人のなかには、裏声の出し方が全くわからないという人がいます。特に女性の場合は裏声も駆使できないと、音域が制約されてしまい、一曲さえも歌いきれないということが起こりえます。 まずハミングで練習してみることをお勧めしま…
A.「ハイ」「ハーイ」「ハーーイ」 「ハイ」をドから半音ずつ上げて(↑)、シャウトしていく 「ハイ」「ハイ」「ハイ」をドレミの音程で(↑) 「ハイ」「ハイ」「ハイ」をドミソの音程で(↑) このときは、声がのどにひっかったり、かすれたりしないように…
A.女性のポップスを歌う方で、このような方はよくいらっしゃいます。しっかり地声で張らないと、何となくマイクに声が乗らないような気がしたり、歌った感じがしなかったり、迫力に欠けると思っていたりするということはよくわかります。 しかし、地声の出…
A.声を出そうとするときに、下あごや、喉のあたりを固めて出そうとする人がいます。喉で音を固めて出すことで、声を出すことに対して自覚が生まれやすいため、声をしっかり出しているなぁという充実感が得られるのかもしれません。しかし伸びやかな声を目指…
A.地声で歌う人で喉のところで息を止めて歌っている人は多いです。余裕がないせいなのか、止めないと歌えない癖なのか、何が原因となっているのかを探ってみましょう。裏声だと息が混ざりやすいのですが、地声だとその習慣がないので息と結びつきにくいのか…
A. まずは声を前に出す意識が必要かと思います。ボイトレの初歩の段階で、目も耳も頭の中も開けるように指導されることがあります。これは、口蓋や共鳴腔を広げるために必要なことです。たいていの初心者の人は、この意識が少ないため、潰れたような響きの…
A.喉を開いて声を出し共鳴させることを身につけないと、声が自然に伸びていきません。体の深いところから、深い息で出た言葉は、とてもよく相手に伝わります。喉を開いて深い息で話すと、声も魅力的になるのでわかります。少し大きく声を出して、喉のあた…
A.胸の真ん中をスピーカーとして、そこから響かしてみましょう。高い声の人や女性なら鼻の上あたりに感じてもよいでしょう。Fum、Na、Min、ハミングでムムム…ンンー