2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
A.これには、歌詞として外国語と日本語の違いもありますが、本当の問題は、日本人の民謡や詩吟などであった、しっかりした裏声ならともかく、中途半端な裏声でしか出せていないことなのです。しっかりした地声で歌えないのをカバーする裏声は、似て非なる…
A.そういう人は、時折いらっしゃいますし、ヴォイトレと絡めて何をなさるのもよいことだと思っています。すぐれたアーティストは、超能力者で気功師かもしれません。(♯)
A.ヴォイトレは、トレーナーによってスタンスがいろいろあります。声や歌は舞踏と同じく、生活、宗教、祭礼などと切り離せないものです。ヨーガほか、いろんな身体トレーニングと兼ねている人もいます。体内に気が満ちて、自分のみならず、周りの人、遠く…
A.発声のなかで筋肉(特に喉頭を吊る喉頭懸垂筋群など)が鍛えられたのでしょう。 私も10年くらいで、細かった首が太くがっちりとしました。年齢や時期によるところも大きいように思います。(♯)
A.明治になって西洋のオペラ、合唱を目指せ追いつけと、目標にあったのが、裏声で歌われる天使のような声でした。西洋だけでなく、日本や他の国々の民族音楽、ワールドミュージックも見直すべきだとなり、地声でそのまま歌うのも取り入れられてきたのです…
A. もっとも誰でもそれがわかりやすい差別化が、ハイトーンと裏声の使用です。カラオケなどで一般化していくにつれ、未消?的なテクニックに関心が集まるのは、どの分野でも同じことです。(♯)
A.音楽の起源で調べてみてはいかがですか。 ○○起源説に入るのは言語、感情(求愛)、労働、呪詛、信号、リズムなどがあります。(♯)
A.お腹がすいたときのようにゴロゴロ鳴るのと空気を胃に入れてしまうのとは違うのですが。気にする必要はありません。食べた後のガス(ゲップ、おならの元)もあります。(♯)
A.眠くなるのは、ゆっくりと呼吸や発声をしているときに、心地よくなるのですから悪くありません。あくびが出るとかトレーナーがあくびをしたくなるのは、副交感神経に切り替わってリラックスできている証拠なのでしょう。トイレにも行きたくなることがあ…
A.役者、声優、一般の声の相談などの生徒さん方に接してきてトレーナーとして感じることですが、ことばをかむひとほどやたらと読み方が早いです。しかも表情も、表現も乏しい人がおおいです。何かを表現しようと思ったらそんな早さにはならないと思うところ…
A.イメージとしては、声帯で丁寧に声にすることを覚え、共鳴する感覚も丁寧に効果的に声にする体験を通じて、声を整理し、最小限で最大の効果を得るためです。 このあたりは、トレーナーでもいろんな考えがあり、相手によっても異なります。 私は、最初ソ…
A.日本人は、声がうまく捉えられないまま、無駄に負担を与えて響かせている人が多いので、高めに共鳴でまとめること、響かせることを学び、下降していくことで発声として統一させるのは、一つのアプローチですが、主流になりつつあります。以前よりそれば…
A.日本語の「イ」「ウ」では出しにくい人が多いのですが、それは「ア」「エ」のように大きな口で勢いよく出せないからでしょう。しかし、「イー!」というときに口角が上がり明るく前に声は出しやすいはずです。発声が上達するほど「イ」は、舌が動いて口…
A.高い音声、小さい音声、速い音声が聞こえにくくなります。(♯)
A.声が聞こえなくては発音も聞こえません。客は、よい声を聞きにきています。もちろん、せりふがはっきりと聞こえた上でよい声であれば一番よいのですが、せりふがはっきり聞こえていても声が悪ければオペラとしてはどうでしょうか。 オペラは劇ではあるの…
A.「屋根の上のバイオリン弾き」のミュージカルではウクライナが舞台、ユダヤ人差別問題が根底にあります。「東に攻める」という意味のウラジオストックは、1860年、清国から奪ってロマノフ王朝がつくりました。スタルヒン投手、大鵬などは、その流れです…
A.何でも評価は後世に決まります。かつてのベテランは関屋敏子、砂原美智子、三浦環、喜波貞子、山路芳久、蒔原義江、中川敬三、その他に、立川澄人、五十嵐喜芳、佐藤しのぶ、中丸三千繪(以上、敬称略)(♯)
A.人を瞬時に惹きつけられること。その方向がわかること。けっこう印象に残ること。くり返すことで刺激が想起されるようになってくること。遠くのものを伝えられること。闇でも伝わること。他の五感と比べてこういう特色があります。(♯)
A.日本語は最後をきちんと聞かないとわかりにくいことばです。最後の音で印象が決まるのは、ことばも歌も似ています。日本語は、冠詞などがつかないので、語頭の一音目を聞かないとわかりにくいので、少し高めにはっきり言って入ることです。(♯)
A.視界は、目をつぶればシャットアウトできる分、主体的で、耳は受け身です。視覚は空間的ですが聴覚は時間的です。歴史や人生を、時空で捉えるのは人間の知恵でしたが、今や刹那になっていると思います。光は電磁波で直進するから遮れますが、音は空気振…
A.これは、氏と育ち、あるいは、もっている喉(発声器官)と使い方ということでしょうか。医者は前者を、トレーナーは後者を扱うということなのしれません。本来は、分けるべきでなく、2つの見方のようなものです。正しい喉の設計図よりも現実に使う声の在…
A.その時期は、上達への準備期なのです。毎回できるよりも、ときどきできた方が快感になるでしょう。毎回あたるギャンブルなら、もはや、それは仕事です。仕事でしたら、ときどきでは困るわけです。そういうときは、ときどき最高にできるレベルを目指しま…
A.側頭葉のウェルニッケ野で、言語の理解、前頭葉のブローカ野で会話をしています。この2つを結ぶ神経線維の太い束(弓状束)が白質と呼ばれ、大きく膨らんでいるわけです。とはいえ、脳は全体として機能しています。(♯)
A.人の場合は、発話、発声、発音にあたり、喉頭の位置が下がり、咽頭の空間が広くなったことが、その必要条件であったと思われます。首が長いからといって、必ずしも喉頭の位置が下がるわけでもないし、下がるとしても、発声法にもよります。首が太いとい…
A.生まれつきの発声は、赤ちゃんの泣き声のままということです。その後、言語の習得からは、すべて教育の産物なわけです。自然も、今ある自然の大半は、すでに人工的に整備されたものです。原生林や湿原などは一部残っていますが。そのままでは幼い、未熟…
A.これにも色々な方法がありまして、その時の状況で変わってしまうと思われます。例えば細かいパッセージを歌うときや、スタッカートで歌うときにはお腹や横隔膜の辺りをへこませながら歌ったほう効率がいいことがあります。しかし、そこまで細かくない場合…
A.口蓋を上げることで、口腔内の容積が広がり、共鳴空間が増える、その為に響きが増幅できます。しかも、日本人の口蓋は下がり気味で、口の中をあまりあけずに話せる言語のために、口蓋を上げる筋肉が未発達の方が非常に多いです。特に若い方にこのような傾…
A.脳は体重の2パーセントなのに、消費するエネルギーは全身の20~25パーセントです。ですから、たくさん食べる、あるいは栄養価の高いものを食べる必要があります。そのために、火を使う調理(cook)が発達したのです。その分、歯、顎、咀嚼筋が弱くなった…
A.息を先に吐き出すのに伴って笑うので、声門でつくるハ行になりやすいのでしょう。その前に、ア行がつく(アハハ、イヒヒ…)のも、調音をされないで母音として出る、つまり、もっともシンプルな生理的なところでの音なのです。感情を表すときの音、感嘆し…
A.小脳は、脳の10パーセントの重さ、ニューロンは1000億と言われています。(大脳皮質でさえ140億です)体を動かす指令は、前頭葉後部から出ますが、筋肉の動きの調節や記憶が、小脳で行われるのです。歌唱も楽器演奏も話すのも小脳で、視覚運運動協応をし…