04.発音/言葉
A. アーンと声を出してみると、口腔から鼻腔へ息が流れ、鼻のほうに響くのがわかると思います。これは口蓋帆が下がって、鼻腔のほうに声が通るからです。鼻音となります。 鼻母音は、口を閉じずに、両方から出すところです。鼻をつまんでも出せなくてはなり…
A.アイウエオは母音ですが、カキクケコは、子音と母音の組み合わせです。子音は、日本語では書けませんが、kになります。カは、kaで、kが子音、aが母音です。
A. そんなことはありません、呼吸がなくては発音できませんが、言葉は吐く息で作られます。いえ、言葉として出すのであれば、吸う息でも正しく発音できなくはありません。構音器官で発音できるからです。しかし、腹式呼吸からの発声がしっかりできていると…
A. 5つというのは、聞き取る方の認識の問題で、発する方は、数え切れないほど無限に使い分けているわけです。外国語では、その認識が細かい、つまり、言葉の意味を変えるための区別が数多くなされるのですが、日本語は、そうではないのです。英語でなら、い…
A. 発声は主に音色、共鳴などに関わり、発音はそれをどのように加工するかですから、別の働きです。大きくは矛盾しません。声を大きくしたり、高くしたりして、ある発音では出せるけど、他の発音では出せなくなるようなことはありません。 しかし、かなり極…
A. ハミングのn、mから、リップロール、あるいはタングトリルで tpkなどを出して、そこから子音に入るというのも、よい強化練習になります。国際発音記号を一通り、学んでみるのもよいでしょう。子音の調音法と調音点を覚えてください。
A. 滑舌や発音が、うまくいかなかったのかもしれません。舌が固いのか、力が入っているのかもしれません。発声においては、舌を使うというより、むしろ弛緩させて舌根が上がらないように、平たく口の中にセットしていることが大切です。そこで発音で力が入…
A.カ行、サ行、タ行は、苦手な人が多いようです。確かに、強い息を使ったり、舌などをきちんと動かさなければならないから難しいのです。
A. 日本語の中の特殊拍といわれる、小さなツ(促音)や、ー伸ばす音(長音)やン(撥音)などが、難しいといわれます。
A. タ行とダ行の違いなどは、区別しにくく、わたしがわだしになる人がいます。 韓国では、ざずぜぞとじゃじゅじぇじょの区別が難しいそうです。残念がじゃんねんとなりやすいのです。
A. サスセソは、sです。シは、そこよりも少し後ろで発音するので異なります。また、シャとシは、違います。
A. これは音声転換と呼ばれる現象です。とうもろこしを、とうもころしと間違ったわけです。雰囲気が、ふんいき、ふいんきとなるようなことです。ギロッポンなどは意図的でしょうが、間違えたまま、その読み方が定着する例もあります。
A. とても鋭い指摘だと思います。カ、サ、タの行が、無声音から有声音を作るのと、同じように考えると、パの有声音がバとなります。昔の日本語では、ハ行はパ行の音だったのです。それがfaファのように変化したあと、ハになりました。
A.日本語の場合は、どの言葉も母音で終わるので、母音を明瞭に区別することが必要です。劇団などで、子音を全てとって母音だけでせりふや歌を練習させるところもあります。五つの母音をきちんと区別すると、それだけ理解しやすくなるのです。
A.たくさんのことを伝えようとすると、どうしても早口になってしまいます。上がってしまったりすると、さらに早口となり、相手はその内容を理解できないでしょう。そういうときは、まずは意図的に間を開けることです。呼吸を変えるのです。間を開けることは…
A.滑舌が早口言葉のトレーニングなどで直らない場合は、表情筋や舌の運動から始めてみるとよいでしょう。また、どの音で引っかかるかがわかると、調音法などで何が原因か理解することができるでしょう。
A.まず、「ハー」とため息をつくとか、手を温めるように、「ハー」と息を流してみましょう。その後で発音してみてください。
A. 一般的には、強い息で音を構音するのは子音です。発声器官のいろんなところで妨げて、そこを摩擦したり破裂したりして、音をつくるからです。しかし、日本語の場合は、子音に母音が付いている場合が多いので、歌でも、母音で伸ばすことになります。子音…
A. 早口言葉の練習を毎日すればいいと思います。どうしても直らない時は、音声学などを使った分析をして、特別なメニュを組むこともあります。苦手な言葉ばかりを集めて繰り返すのが一般的な練習です。しかし、それよりも、きちんとした発声でよい声で言え…
A. 発音そのものは、精度のところで決まりますが、ビジュアル的な面で発音を伝えたり、共鳴での声質などで聞きやすくすることができます。
A. アエイオウ、イエアオウやアエイウエオアオの方が一般的でしょう。アイウエオよりは、その方が出しやすいという判断でしょう。 私の場合は相手によって変えます。最初の母音は、最も出しやすいのがよいでしょう。それにできるだけ揃えることです。 初心…
A. 低いところで太い声を出すと、発音ということからいうと明瞭ではなくなります。特に日本人は低く太い声を聞きなれていないから、尚さらです。何となく、イメージやものまねからの影響で、本人のは、はっきりしていると思います。発音明瞭に集中するので…
A. 日本語の発音の場合、大雑把にいうと、アを中心として、口を横に開くとエ、その延長上にいがあり、丸く開くとオ、その延長上にウがあります。アは、出しやすいと思われているので、ア、マ、ナ、ラなどが発声練習でもよく使われています。本当のところは…
A. そういう人が多いのは、リズムの問題もありますが、日本語よりも強弱アクセントの言語の方が、息も使いやすく、声量も声域も加工しやすいからです。表情筋も腹式呼吸も全身もおのずと使われるからです。 日本人なのにおかしなことですが、日本語での歌唱…
A.目的にもよります。大きな声で読む方が体が使いやすく呼吸も大きくなるのですが、喉を痛めたり、自然に響かなかったりしているようでは、よくありません。小さな声やハミングの方がうまくいく人もいます。むしろ背筋を伸ばし、よい姿勢で、 使うことが大…
A.歩きながら歌をハミングしたり暗唱するとよいでしょう。本やスマホを見るわけにはいかないので、ある程度、でたらめでもいいから声に出してみるとよいでしょう。周りに人がいたり車などが通っているときにはお勧めしません。
A.声に出して読むとその振動が骨に響いて、身体全体に伝わるのです。骨を伝わる音は骨導音といって、脳にもつながります。
A.色や感覚、感情などの用語で尺度を設けることが多いようです。 明るいー暗い、暖かいー冷たい、硬いー柔らかい、湿ったー乾いた、滑るーねばつく、 凸凹なー平らな
A.日本語には身体感覚や感情を表すオノマトペがとても多いです。擬情語ということで、漫画によく使われています。味、臭い、色には少ないそうです。
A.サザエさんでタラちゃんの足音は電子音です。トコトコ、とぼとぼなど歩くときの擬態語が豊富です。ちびまる子ちゃんでは、「どよーん」という効果音が流れます。くよくよ、ゲンナリというようなことです。