発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.聞き手を引き込む話の組み立て方とは。

A.話では、自分の言いたいことを伝えるのだから、そこで聞き手に、迷わず、自ら話の筋についていきたいと思わせるようにしたいものです。(Э)

Q.話で好印象を残すには。

A.そのために必要な手順は、次の6つである。 ・明確な意図(方向)―こっちかい ・信頼と安心成―ついていくぞ ・聞き手の利益―ついていきたい ・具体的な方法―ついていける ・要所、ポイントのまとめ―ついてきたぞ ・投げかけ、わかった、やれそうだ、 終わっ…

Q.話でコミュニケーションがとれるとは。

A.必要なのが、話し手の態度、話の伝達技術、話の内容と価値、受け手の理解と納得などである。つまり、話の内容もさることながら、話の骨組みをどのように組み立て、示し、耳(頭)に入れ、心に届かせるかということを見落としてはならない。(Э)

Q.仕事や恋愛と声についてどう考えるとよいですか。

A.声に恵まれていいことがおきる 声は喜びを与えられる 私の声は皆を、幸せにする 何ごとも具体的にイメージして強く願うことで実現していきます。思いだけでも実現するのに、そこに声という具体的ツールに介在させたら、成功率は飛躍的に伸びると思ってい…

Q.成功できる声をつくるには。

A.成功回路をつくることです。 頭の中で考える 言葉として書き出す 心がこめて声にする テープで録って、いつも聞く、くり返す それが人生での、声を使った成功回路というものです。 いつも活躍している人は、無意識にもこのパターンの上で人生、仕事、恋…

Q.声と恋愛というと結びつかない気がしますが。

A.恋愛から考えてみましょう。かつては声と性ということは、極めて強い結びつきがありました。今もあります。それが、祭りや夜這いから、カラオケボックスや合コンに変わっただけといえます。 第二次性徴期、男性はのど仏が突き出し、そこで声帯およそ2倍…

Q.日本人は息の音が聞こえない?

A.すぐれた歌やせりふの表現には、「息が通っている」と思います。表現では、声そのものよりも、息が決め手となるといってもよいほどです。芸が高まるにつれ、表現したものに効果的には、息が入って聞こえてくるものとなります。 でも、日本人のせりふ(特…

☆Q.声には耳での判断力が大切だと思うのですが。

A.私は「声がよいからトレーナーなのだ」と思われているところがあるようです。この仕事ができているのは、声を判断する耳があり、それを伝えることばやメニュがあるからです。(♭ф)

Q.日本人の英語は、なぜ日本人とわかるのでしょうか。

A.本場のロックやジャズなどで聞き取れない単語があるのに、日本人の歌で聞くとほとんどの発音がわかります。ロックやラテンなど、どの分野も日本語で歌っていなくても日本人とわかります。これは日本人ゆえに日本人のくせに敏感であると言うこともあるで…

Q. 声域が狭いので拡げたいのですが、どうしたらよいでしょうか。

A.声域の狭い方は、2つのタイプがあるようです。ある程度の大きめの立派な声が出せるが、声域が広くない場合と、声そのものがあまり出せない、あるいは出し慣れていないタイプです。 後者の場合は、声を少しずつ出し慣れていけば、意外に声域が狭くないこと…

Q.ネタがあるのにうけないのですが。

A.話題豊富な人はどこでも人気者です。しかし、いつでもたくさん話せばよいわけではなく、「あの人は、いつも話材をたくさんもっているのだが、話は聴きたくない」と思われている人もいます。そういう人は、知識をひけらかしたり、相手を小馬鹿にするよう…

Q.話材を集めるには、どうすればよいですか。

A.大切なのは、話材をどういうタイミングでどのように切り出すかということです。話し手もまた、話を楽しみ、心地よくなりたいのであるから、情報をもっているというだけではなく、それをうまくまとめて話す人であるとまわりから思われたいものです。まし…

Q. 話材をどこから集めるかを具体的に教えてください。

A.・新聞をよく読む(特に三面記事) ・スポーツ新聞 ・週刊誌、最低三誌に目を通す ・月刊誌、最低三誌に目を通す ・人の話をよく聞く(Э)

Q.日本人の声はよくならないのですか。

A.私は、日本人は、それなりに偉大で、自分たちのもっとも弱いところを、それゆえ努力で解決してきた国民だと思います。声が出なくて歌が下手なのを、カラオケをつくって補いました。声も歌もだめなら、じょうずに聞こえる魔法のキカイをつくるなど、日本…

Q.声がよくなるとプロになれますか。

A.「結婚したい」、「恋愛したい」という願望は、日本中にあふれているようです。それにも関わらず、あまり成立しないのは、その多くはまだまだ本気ではないのでしょう。「結婚したい」という人がどんな結婚を、「恋愛をしたい」という人はどんな恋愛をし…

Q.プロになるための考え方はありますか。

A.自分の欲していることを漠然とでなく、明確にすること、それが目標を立てるということです。 「○○年に○○でライブができ、お客が○○人、CDは○○というタイトルで○○枚出して」その上でプロの生活するというなら、印税まで、はじけばよいのです。わからなけれ…

Q.日本人の日本語には腹式呼吸の必要がないのですか。

A.欧米では、ことばは相手への説得の手段として使います。説得には、目的とそのプロセス、組み立て(論理)があります。しかも、そこにスピーチ力、つまり、パフォーマンス力、演出力が問われます。自分のことや、言いたいことを一気に語り尽くすのに、一…

Q.日本人の音声力の弱さの原因は何でしょう。

A.日本人同士では、適当に話を切り出せば、相手がそこにすぐ入ってくれるし、大半はうなずいてくれます。日本での会話は、一人で長く、しかも強く話しすぎると嫌われかねませんので、かなり適当に切ります。息つぎも、好きなところでつぎます。内輪での話…

Q.日本人の歌い手の声は小さくないですか。

A.日本の歌は、身内のなかで回されてきた宴会芸から生じたものです。今の日本のライブなども同じ線上にあると思います。 ストリートで道行く人の足を止め、そこにいつづけさせ、コールエンドレスポンスで見ず知らずの人と、一体化していくような欧米の歌と…

Q.喉を固めてしまうといわれます。ゆるめる方法を教えてください。

A.まれに、生まれつき喉を自由に、固めずあるがままにして歌える人、柔らかく声をだせる人がいますが、歌をはじめて間もない人は喉との付き合い方をうまくやっていく必要があります。 まず喉の奥や、舌の付け根が固いことが往々にしてありますので、これを…

Q.喉を下げて歌うように言われますが、具体的にはどうすればよいのでしょうか。

A.日本人の喉はとても、上に上がりやすく、浅い声が指摘されます。歌の時には、なるべく響きを豊かにするために、その場所にいてもらったほうが都合がいいのです。また、上下しやすい喉は故障しやすいという指摘もあります。無理に下げる必要はないのですが…

Q.自分の体なのに思うように動かない。力が抜けない。

A.歌を歌うということは、不随筋を随意筋であるかのように自由にコントロール下において動かせるようになるということが必要です。 例えば、口蓋をあげ口蓋垂をぐっと上に引き上げるということ一つとっても、なかなか最初は思うようにいかないと思います。…

Q.知識の使い方に悩みます。

A.知識は、ある限定された条件の中でしか力をもたないし、いくら吸収しても際限がありません。それに対して、自分の体験は、具体的に述べられる分、説得力をもちます。人から聞いたことやニュースで知ったことは、二次情報です。それを現場レベルでもっと…

Q.ネタはどこまで使えますか。

A.デ―タを一つ示すにも、その引用元や調査方法までしっかりと調べておかないと、「その出典は」という一つの質問でもつまってしまうことになります。あらかじめ、「よくはわかりませんが」「もう忘れたのですが」「たしか、ある本に述べであったと思うので…

Q.意見と事実の表現のしかたについて。

A.事実は観察したもの。「…です」と表現します。これは話の裏づけになります。他人の考え(伝聞)は、出所、引用元をはっきりさせ、「…だそうです」「…と言われている」と表現します。自分の意見は主張であっても、自分の感想であり、推測です。「…と思う」…

Q.声を使うというのは、どういうことですか。

A.実際には、好きなように声を使ってみてください。それには、いろんなやり方があります。 声をたくさん使う 声を長く使う 声を大きく使う 息を使う(♭б)

Q.自分の声をよくするのに楽なやり方は。

A.いい声を聞いて眠ることです。 これは効果的です。あなたの大好きな声をコレクションして、いつも聴いて眠りましょう。 声コレクションリストをつくりましょう。(♭б)

Q.声をよくする口ぐせはありますか。

A.次の言葉を口ぐせにして、いつも自分で感じてください。そこから、自分でつくりかえてみてください。 「私の声はとてもよい」 「この声を大切に」 「この声を気に入っている」 「この声が健康だ」 「この声が友だちを連れてくる」 「この声で仲良くなれ…

Q.日本人には強弱アクセントが聞こえないのですか。

A.ようやく英語の学習に「息を吐くこと」「リズムにのせること」などが重視されてきました。 英語を発声で説明すると、まず声門閉鎖音がベースで、「ハ-」と息を強く吐きます。それが声となり、さらに歯、舌、唇など、いろんなところで妨げられて出るのが…

Q.日本語の音は、何が他の言語と大きく異なるのですか。

A.世界のほとんどの国の言語は日本と異なり、子音が中心です。母音が中心なのは、日本とポリネシアなどくらいだそうです。(イタリア語は母語で終わるのが多いというだけで、子音中心です) アクセントのない音は、弱くあいまいな音になったり、変化します…