2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
A.考え方や生き方からくるので、生活習慣病の一種といえるのかもしれません。私は、声からその人の生い立ちや、今のその人の状況、心境、置かれた環境まで感じられるようになってきました。これは何千人もの人をみていたら、声の専門家でなくともわかって…
A.子供や女性のなかには、この種のくせの使い方の名手がいます。探して見習いましょう。(♯)
A.レッスンでは、一時、トレーナーの管理下にあるといえなくもありません。人生で本当に声を楽しんだことってどれくらいありますか。もの覚えつくやいなや、周りの大人たちの望むように使わされてきたものの一つが声だと思います。第一にことばの教育のせ…
A.独得なくせ、独自のくせは、訛りなどと似て、その人のキャラクターの力になることもあります。ものまねされやすい人は、それだけキャラが立ち、それだけの人気もえられるのでしょう。表現上の色付け、味つけのようなのとしては、私は判断しません。しか…
A.仕事として成功しているのは、彼のキャラとトークによるものですから、ビジネスとしてのレベルでみると個性、個性的な声(方言も含めて)といえます。何時間話してもリピートに耐えそうです。レベル、テンションも保っているようです。ただ、芸術レベル…
A.もしそのように考えるなら、それだけの理由があると思えばよいし、急ぐ必要はないと思います。急ぐことによって、よくない結果、あるいはリスクを背負うことになるかもしれません。猫背で歩いていた人が、背筋を伸ばして歩くようになるのは、車いすの人…
A.それが好きな人も嫌いな人もいるのでしょう。演劇は、人生の出来事の凝縮された濃いものですから、それ自体、すべてがわざとらしいのです。第三者に伝えるものですから日常のテンションで言うのはあまりないことです。(♯)
A.それを使いたいから飲んでよいか、ということでしょうか。心身が日常の抑制を忘れることで解放され、五感も鈍くなるので大声は出ますね。いつもの発声の悪いくせが見事にとれていることもありますが、ハイテンションのコントロールという目的とは方向が…
A.どこまでがくせなのか明確な基準はありません。声に正しい間違いもなく、それぞれの顔のようなものと言っています。ただ、顔が汚れていたらいけないように、声自体よりも、聞きとれない発音、声量、ことばの語尾などの問題で判断されます。社会人は、話…
A. 頭声・胸声については、いろいろな考え方、言葉の定義など、いくつかの問題があります。それはとりあえず触れないことにしておおまかな取り組み方を示してみます。頭声とは、出している声が頭に響いている感じがする声で、通常これは声域の中の高音部に…
A.いろんなアプローチがあります。まずは、台本をおいて、本人が生き生き話せる話題を振りましょう。楽屋や飲みに行ったところで、そういう声があれば治る可能性は大です。 つけるよりも引き出しましょう。そういう声がなければヴォイトレへ。(♯)
A.役者の役としては、その人の実際に体験したことしか演じられませんか。そんなことでは役者、役を演じる者にはなれません。歌い手も声優も同じです。そして人間として社会に生きている人は皆、多かれ少なかれ演じているのです。トレーニングはあたりまえ…
A.その人の声にもいろんな声があります。そのまま使っても演じられる役もあるかもしれません。ただし、一般的に、日常よりも表現も声も大きくならないと伝わらないものです。(♯)
(A.私たちは、育つにつれ。声の力のほとんどを失っていきます。それは、声で感情を荒立てなくとも、ことばでより細かくすぐ伝えられるからです。今や危険なときに「危ない」「痛い」と叫んだり、腹から笑ったりするくらいです。それももう充分にできないの…
A.声とことばでの伝える比率によります。例えば、「危ない」と言うとき、「あー」という大きな声だけでなく、ことばとして意味を伝えようとしますから、けっこう明瞭な発音になっているはずです。感情におぼれないからです。(♯)
A.芝居ですから伝えるための時間は限られています。そこで、見ている人に感情移入させなければなりません。インパクトや鋭い切り出し、畳みかけ、高揚感と自分の演技と声の動きでつくりあげなくてはなりません。そこへ踏みこまずには、何を言っても客にと…
A.どんな声というのでなく、どんな声でもよいのですが、柔軟でしなやかで応用性に富む発声で出ている声です。(♯)
A.それをあたりまえと思っては、そのうち週末に休めても回復しなくなりかねません。発声と毎日の声の管理を学びにいらしてください。(♯)
A.それは、生きることに直結しているからです。声で周りに働きかけられなければ放っておかれ死んでしまいます。(♯)
A.リラックスと同じく、しぜんというのはいろんな使われ方をするので難しいことばです。本人がいくらリラックスしたり、しぜんで声を出したと言っても、せりふや歌唱がしぜんにみえるかということです。しぜんな状態としぜんな動作というのも違います。し…
A.くせとしぜんは、反対語ではありません。くせをつけた声がよいときも、しぜんな声がよくないときもあります。くせが悪いというなら、それはしぜんでないからでなく、自分でコントロールできないからです。しぜんは、コントロールしていないのに、よい声…
A.自然=ニュートラルと考えるとそれもありでしょう。しぜんな表情、しぜんな感情というのは、作為的にみえる意図的、演技っぽい、わざとらしいということでないことなのでしょう。しかし、よほど素が魅力的でない限り、しぜんのままでは芸にならないと思…
A.スクールもビジネスで行っている以上、生徒さんを入れようとするのは仕方ありません。 ここは、10年前までは、本やマスコミのおかげで、毎日何十件もの問い合わせがあり、数名のスタッフとグループレッスン中心の運営でしたが、お断りはしても入れる努力…
A.お坊さんで喉を酷使して疲れた人は、たまにきます。ただし、どちらも幼い頃、若い頃から無理せずに声を出し、あまり他の声に囚われなかったので、くせをつけずにうまく声が伸びたと思います。歌手や役者などの方が、より合わない方に合わせようとして急…
A.何事も学ばなくてうまくいけば、それは理想的です。学ぶことで早く得られる。学ぶとことで、よりハイレベルに行けるということで学ぶのです。呼吸は声にとても大切ですが、方法論で入ると不自然になるのを戒めているのでしょう。呼吸はしぜんにできてい…
A.一音一音の母音を腹式呼吸でしっかり母音を粒立てて喋る練習方法です。腹式呼吸に関しては割愛いたします。1.まず「ああああああああああ・・・」と腹式呼吸によってしっかりと同じ母音を粒立てて発声できるようにしてください。この時、一息で息を流しな…
A.はい、私は、そこに必要以上にこだわっていないから、他のトレーナーにも任せられます。それは部分的なことで、専門的なトレーニングとして、あるいは技術としてアプローチやプロセスといったものにすぎません。トレーナーの与えるメニュ、方法などによ…
A.ヒーラーのようなトレーナーは、まさに心理的なアプローチをしますが、私は生理学としての発声のメカニズムに基づき、そこから逸脱することは好みません。そこにおいては医者や学者の立場と似ています。声や呼吸を扱うことは、限度を踏まえないと危険な…
A.絶対にたった一つの方法ですべて賄えることはありません。またすべての人に対応できる方法もありません。この方法はトレーナーに置き換えても同じです。私は15名の私とは違うタイプのトレーナーと10年以上、研究所をやっています。このなかのトレーナー…
A.それがよければよいでしょう。私たちは長続きしない改善は目的にしていません。よい状況を持続させる努力や習慣をもつ難しさも知っています。そういうことが必要に感じたらいらしてください。(♯)