19.ヴォイストレーニングの考え方
A.理想的な発声状態においては、心身がリラックスするので、眠気に誘われることは少なくありません。あくびが出たりする人もいるようです。気にする必要はありません。 ただ、練習がパターン化してて、飽きていて、眠くなるようであれば、刺激を与えたり、新…
A.休みの前の時と同じように、テンション高く歌いすぎないようにしてください。本当であれば、呼吸などが浅くなっていますから、柔軟や呼吸のトレーニングを、しばらくしてから、声を出すようにした方がよいと思います。長い目で見るなら、12ヶ月、呼吸法か…
A.まず、本を読んでも、身体の能力が問われるものは、直接には関係ありません。いくら理解しても、それを実践して、修正していただければうまくならないわけです。身体で覚えるということです。
A. オンラインの声として使うのであれば、オンラインがよいのです。 しかし、多くの場合、舞台やステージ、日常生活でも、対面して使うときの声ですから、対面レッスンの方が好ましいと思います。カウンセリングなど話なら充分でしょう。
A. もちろん、時間や費用、感染のリスク、その他の条件を考えたときに、オンラインレッスンの方が受けやすいのであれば、充分に上達も可能ではないかと思います。実際に、コロナ禍で多くのレッスンがZoomで代用できました。
A. カラオケを上手くなるために、採点機とか、その分析を見ながらトレーニングするというやり方はあると思います。しかし、研究所ではそのような形はとっていません。カラオケを上手くなるということであれば、それも1つだと思うのですが、火傷による表現と…
A. 下手でないようにしたいのであれば短所をなくす方がよいし、本当にプロなり実力をつけて歌っていこうというのであれば、長所を伸ばさなければなりません。ただし何が長所かというのも、はっきりしているわけではない場合が多いのです。 最低限下手に思わ…
A. せりふや歌唱であれば、呼吸も発声も表情筋も全てを使っているわけです。そこに偏りがあるので、あまり使ってないところは、補強しておくとよいでしょう。どれもが、必要なところまでしか使わないのですから、余力を持つために、パーツごとに強化する意…
A. いろんなことが考えられますが、トレーナーがバカだというのもあるかもしれません。ばかばかしいことをすることでしか、リラックスできない人もいると思います。ばかばかしいと思うものを真面目に行っていくと、自分なりに考え、そこから自分なりに作っ…
A. いろんな考え方があります。目的やその人のタイプにもよります。男性は地声、女性は裏声というのは昔の考え方で、今は男性でも裏声を使うことが多くなったからです。また歌が高音域にシフトしてきたので、裏声やそこと地声との切り替えなどを学びたい人…
A. 自分に合うと思うものから試して、なんとなく実感ができる直感があるものを続けてみればよいのではないでしょうか。何かを取り入れると、必ず癖や副作用というのも生じます。その辺のバランスをどのように取るかは、指導者について、アドバイスを受けた…
A. 歌唱の中で身に付けていくのであれば、かなりゆっくりした大曲で、それを2倍くらいゆっくりと伸ばすように使うとよいと思います。しかし、それよりは呼吸だけを時間をとって、トレーニングした方が効率がよいということです。
A. マニュアルも、誰かが自分や教えている相手によいと思ってつくりあげたものです。あなたにとっては仮のものです。マニュアルのメニュはたたき台と考えましょう。自分自身のメニュを作っていけるように、主体的に動いていくようにしていきましょう。
A. ヴォイトレもフィジカルのトレーニングだと思うので、その習得のプロセスは同じです。簡単に成果が出ないものでありながら、続けていくと必ず力がつくという面においてです。この簡単に成果が出ないというところが、芸事であれば当たり前なのに、今の人…
A. トレーナーにもよりますし、相手にもよります。当たり前のことですけども、たくさんの人に接し、そのタイプが似ている場合に、そこでは細かな判断ができるようになります。 ある程度、教本のようにまとめられたものもありますが、遺伝的な要因から、育っ…
A. 一般的にはそのようにいわれていますし、身の回りにも、そういう人が多いのではないでしょうか。ただし、当てはまらない人がいるし、絶対的なものではありません。太っていて高い声の人もいますね。背が普通以下でも低い声の人もいます。 人体を楽器とし…
A. 出しやすいということは、とりあえずは理にかなっていることです。今日の時点で、話し声で使うのであれば、出しにくい声よりは出しやすい声の方が、よいとはいえます。 ただし、スポーツなどにおける初心者の癖と同じで、そのように使ってきたから、慣れ…
A. あまり相手によって声を使い分けていると、あざといとか見られることもありそうです。 話し方は、相手によって、場合によって、私たちは、かなり変えています。声も変化しているわけです。楽しいときも悲しいときも、同じような声を使っていては、社会人…
A. 舞台の上での大きな声というのが、日常レベルでも使えないとしたら、それはメンタルでの切り替えのことなのか、舞台で疲れていて日常時にうまくいかないのか、いろんな原因があります。 発声障害でも、無理に大きな声を出そうとしたら出るので、そのとき…
A. 視覚は比較的、鍛えられていくので、かなり正確な判断ができるようになります。それでも、錯覚や錯視は防ぐことができません。それに対して聴覚は、あまり磨かれていないと思います。特に日本人の場合は、視覚に頼ることが多いのでなおさらです。 音とい…
A. かなり個人差があります。早く判断できる人もいれば、なかなかうまく判断できない人もいるということです。また、大体のところを判断できても、その先により厳しく判断していくということになれば、やはり限界があると思います。
A. 普段の声のよしあしについては、録音してみて自分なりに捉えてみればよいと思います。歌声や特別な時の声については、どのぐらいあなたに基準が入っているかによります。 とはいえ、大体は主観的な基準ですから、自分がよいと思っても他の人にそう思われ…
A.誰でも面倒なことややることが嫌いなので、そういうことを否定するような人のいうことを信じたいと思うのです。その結果どうなったのかというのを見てみれば、よくわかると思います。
A.ヴォイストレーナーの前に、フィジカルトレーナーや整体、マッサージなどといった身体のプロに調整してもらうことが声にも効果的なことが少なくありません。 アスリートなら試合前の準備運動や体の不調の時に身体を整えてもらうためには、コーチでなくフ…
A. 大体、何でもやっていないことを行うと、行った分、それなりの効果が出ます。例えば運動不足だったり体がガチガチの人が、柔軟体操やラジオ体操をしたり、マッサージに行ったりすると、それだけでも、よりよく声が出るでしょう。 ですからどんなトレー…
A.身体が整ってない場合、整えることによって声はこれまでよりも出るようになります。これが、私の考える調整のヴォイストレーニングです。もちろん今の中でよりよくなるということで、それ以上のものにはなりません。またヴォイストレーニングのリラック…
A.人にもよりますしものまねの相手にもよりますし、目的にもよります。ただいろんな声の出し方を研究してみるのは、役立つことだと思います。喉が痛くなるようなことを避けていろんな声の響きを楽しんでみるのはよいことでしょう。
A.マラソンでもいきなりフルマラソンに出る人はいないはずです。少しずつ走る距離を伸ばしていくでしょう。試しつつ、調整していかなくてはなりません。
A.医者ですから、病気を見てもらうところです。発声に関することでしたら、音声クリニックを探してください。耳鼻咽喉科は、鼻と耳の病気などが主です。命にかかわるからです。声がうまく出ないなら、ポリープなどでなければ、病院よりは、ヴォイストレー…
A.ヴォイストレーニングというのも、簡単にいうと、こういうことの繰り返しなわけです。ただ、このぐらいのシュミレーションでは、あまり幅が広がらないので、あえて、変化をつけていきます。それがメニューです。 高めにしてみてください。低めにしてみて…