19.ヴォイストレーニングの考え方
A. 歌や話し声になるところまでを、段階ごとに分けてみるとよいでしょう。 まずはエネルギーとなる呼吸、それを音に変えるところ声帯、そして、そのまわりにある喉頭筋などの仕組み。さらに共鳴を起こす声道。そこから表情筋や身体全体の仕組みについて学び…
A. まずは目的から考えていくことです。それを何に使うのか、どのようにしたいのかというところから、考えていきます。 もう一つは、さらに発声に関わる器官について、それがどのようにして、そういう働きになったのか進化の過程を勉強するとよいでしょう。
A. 最終的に求められる条件が異なるので、その点において、表現の形態が違うでしょう。クラシックが、共鳴について最も効率的なことを追求していくのに対して、ポップスはそこまでではないということ、それにはマイクが大きく関係しています。 発声の原理や…
A. 歌うときの声は、それなりに準備して緊張して構えて使うことが多いです。また、作品としてあげることが多いので、歌い手の場合なら、日常の声の方が自然であり、本音が見えやすいと思います。役者になると、話す言葉も鍛えられ、演技もしているので、な…
A. 喉がうまく使えていないということは、多くの場合、使い方が間違っているのではなく、喉がタフではないということです。喉を丈夫にするには、たくさん話すこと、たくさん歌うことで、急にやりすぎて痛めたりしなければ、どちらも効果的です。少しずつ量…
A. 話声で歌声をどのように定義するかによっても違ってきます。多くの場合、歌声は、話し声の延長上になります。まず声域が広く高いほうの音にシフトするからです。発声が、地声と変わることもあります。ただ、声である以上、全く別ということはなく、どの…
A. 声ということでいえば、言語を使うことによって、声は鍛えられます。声域も声量も歌に有利になるはずです。歌の発声が独自のものだということで、もともと自然に身についている、鳥のように考えるのであれば、そう思えなくもありませんが、生まれて、そ…
A. 素質や性格もありますが、最大の違いは、そこまでにどのぐらいの声をたくさん大きく使ってきたかどうかだと思われます。使った分だけ使えるようになるし、あまり使っていないと、やはり使いにくくなるものなのです。運動の能力や筋力と同じように考えて…
A. それは誰がどの視点で判断するかということによっても大きく変わってきます。ただ、コミュニケーションの手段としての声であれば、相手に伝わるかどうかということが問われます。声そのものの魅力というのは、文化的あるいは風土的な価値観もあり、一概…
A. 確かに赤ん坊は、大きな声を出します。ただ、それは言葉でもないし、音量として伝わるだけです。失っていくというのは、そのように無邪気、おおらかに使わなくなるために、声量を出せなくなる、社会的な関係を考えて、声を張り上げなくなる、そのために…
A. 声を大きく出すという結果を求めるヴォイストレーニングもありますが、その逆もあります。小さな声でもしっかりと伝えるとか、大きな声を使えなくても、充分な表現ができるようにするというようなことで、むしろ声がうるさいようであれば、ヴォイストレ…
A. そのようなことを考えても、身体から声を出して練習することは、意識するだけで、本当のところでは、身体が対応するまではできないのです。それでも、身体から声を出して練習しようとするうちに、本当に伝える意味がわかってきます。
A. 喉が痛くなるとかつぶれる、つまり、荒れたり声帯結節ができたりすることです。
A. 週2回で15分ぐらいしか行わないのであれば、何ら問題はないでしょう。 気をつけなくてはならないのは、喉が乾燥した状態で休みなく続けることだと思ってください。 自分の今のレベルに合わないものは、よい効果より悪い効果を考えておくことだと思います…
A. 心身に対して働きかけをすれば、その作用とともに反作用がある事は、当然のことです。ただ、その反作用がそれほど重大な結果をもたらさない、命に直結するようなことはないでしょう。という意味では、ひどく心配すべき副作用はないといえます。 ただし、…
A. これは、回数と時間と料金ということになると思うのですが、はっきりしたものは、どこにも統計として出てないし、出せないと思います。アスリートでさえ、難しいことです。
A. どういう目的で、どのメニュを選んでいくかということですね。 何を持って効果というのも、病気の治療でなく、向上を目指すトレーニングの場合は、甚だ曖昧なので、そこを個々にしっかりさせなくてはなりません。
A. 闇雲に練習することが、理想的にかなっているかどうかによります。目的に対し、あなた自身の身体に関し、今の能力に関し、どうなのかです。ですから、それでうまくいかなくなったり、頭打ちになったり、そういう時に、第三者のアドバイスを受けることを…
A.その人の状態と何を持って変えたというのかによりますが、これまであまり声に関心がなく、声についてコンプレックスを持っている人ほど大きく変わるでしょう。
A.いろんな人がいろんなものを得られたとは、いっています。例えば、性格が前向きになったとか、自信が持てた、周りの人から信頼されるようになった、仕事や人間関係がうまくいくようになったなどというのも多いです。
A.知識や情報が誰でもどこでも検索できるようになったために、そういったものをどのように伝えるかというような人間ならではの能力が問われるようになります。いくら知識や理論をいっても、人を動かすことができないでしょう。しかし、声は使い方によって、…
A.人にもよりますし、声の使う目的にもよります。起きてからしばらくの間は、かなり個人差がありますが、声を出すのにあまり整った状態ではありません。スポーツなどと同じように考えてみればよいでしょう。ただし、午前中に声を使わなければいけないときは…
A.睡眠中には声を使いませんし、体も休んでいますから、寝ぼけ声ではありませんが、朝起きたときの声は、ビジネスにあまり向かない声です。ですから、柔軟体操したり、深呼吸をしたり、体を動かしたりしながら、ハミングなどをして早めに声を使えるように準…
A.急に声を出すとよくありません。その前に、ハミングや小さな声でもよいから発声できる準備状態を整えておくとよいでしょう。少しずつ声を大きく使っていくようにしましょう。
A.どんなことでも声を出すことが大切なことです。ハミングは発声や喉の状態が悪いときに役立つでしょう。音読は、やり方によりますが、表情筋や舌などをよく使うので、声だけでなく、発音の勉強にもなります。自分なりに工夫して、バランスを考えてみてくだ…
A.目的はその人の状態によるので、一概にいえません。そういったことに必要性を全く感じてなければ、学ぶ必要もないというか、それなりのことができているのでしょう。 その目的を高めたり、今の状態で満足しないという人が、学ぶことになります。とはいえ、…
A.理想的な発声状態においては、心身がリラックスするので、眠気に誘われることは少なくありません。あくびが出たりする人もいるようです。気にする必要はありません。 ただ、練習がパターン化してて、飽きていて、眠くなるようであれば、刺激を与えたり、新…
A.休みの前の時と同じように、テンション高く歌いすぎないようにしてください。本当であれば、呼吸などが浅くなっていますから、柔軟や呼吸のトレーニングを、しばらくしてから、声を出すようにした方がよいと思います。長い目で見るなら、12ヶ月、呼吸法か…
A.まず、本を読んでも、身体の能力が問われるものは、直接には関係ありません。いくら理解しても、それを実践して、修正していただければうまくならないわけです。身体で覚えるということです。
A. オンラインの声として使うのであれば、オンラインがよいのです。 しかし、多くの場合、舞台やステージ、日常生活でも、対面して使うときの声ですから、対面レッスンの方が好ましいと思います。カウンセリングなど話なら充分でしょう。