発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

18.トレーナーについて

Q.ヴォイトレの本に書かれていることが著者によって違います。☆

A. 読んでいても、おかしいと思うような、指示をいちいち真に受けていくというのは、現実での人生体験や勉強不足だと思うんです。どういう人、どういう本に出会うかというのは、あなたのこれまでの生き方のトータルでの結果です。 その人がいいとかその方法…

Q.トレーナーの、指示する言葉のイメージが湧きません。

A. トレーナーが必ずしも明瞭に答えに辿りつく言葉を使えているとは限らないので、その言葉からイメージの捉え方については、いろいろと勉強していくといいと思います。同じような言葉でも全く違うこといっている場合もあります。

Q.自分に合ったやり方でトレーニングをしてくれるのですか。

A. 多くの人は、当然、自分に合ったやり方を望みます。 トレーナーとしては、いくつかのパターンを持っていて、目的やその人の現状を見て、ある程度は、区別して組み立てることが多いです。 ただ、ほとんどの人に、同じメニュを与えるトレーナーもいます。

Q.優秀なトレーナーはどう見分けますか。

A.優秀なトレーナーは、あらゆることを踏まえて考えます。すべての事態をとまではいきませんが、少なくとも将来に対し、世界に対し、目を開き、いろんな情報をとって、次の事態を想定しているわけです。

Q.イメージ言葉というのは、どれを選ぶかによって、効果が違うように思うのですが。

A.それは教える人と実際の体に起こる感覚や変化が正しく共有されたときに有効です。 当然、トレーニングを続けていく上で、少しずつわかってくることかもしれません。大体は、実感するに時間のかかることです。 違う方向に行ったり、自分で勘違いしてしま…

Q.トレーナーの行う形で行わない方が声が出るのですが。

A.最初は、できるだけトレーナーのいうことを素直に受けて行った方がよいと思います。 ただし、場合によっては、身体の動きや形が、教える人と違うのに、感覚や原理的なところでは正しく合っていることもあります。トレーナーが注意をしないのであれば、そ…

Q.同じメニュを誰にでも与えるトレーナーや、そればかりを与えるトレーナーはあまりよいと思いません。

A.同じメニュでもやり方や数量を加減することによって、全く異なる使い方もできます。あるところまで同じメニュで進めた方が、そのトレーナーの経験からもいろんな比較もでき、データが豊富なので、細かな対処ができるようになるというようなこともありま…

Q.自分が思うようにやってもらった方がよいのか、トレーナーがいうままにやった方がよいのかどちらでしょうか。

A.トレーナーのやり方に合わせた方が結果として、自分の自分に合ったメニュになるということもあるのです。自分に合ったということが、単にやりやすさや好き嫌いで判断されてしまうと、せっかくのトレーナーをうまく生かせないことになります。他人を利用…

Q.ヴォイストレーナーにとって、大切なことは何なのでしょうか。

A.まず、相手と自分とがどう違うのかがはっきりとわかることです。次に、相手と同じようなタイプの人たちを短期、長期、いろいろにわたってたくさんみて、その結果をフィードバックしていることです。 さらに、そういったものに囚われずに、レッスンに来る…

Q.トレーナーが過保護に思えます。

A.小さい頃から長年にわたり、発声を学んだ先生が、無理を厳禁とするのは、当然のことですが、それでは、同じような優等生までしか育てられないかもしれません。いえ、育てるのなら、そうすることが正当と思います。医者と同じく、トレーナーという立場上…

Q.トレーナーのことばの意味がわかりません。

A.トレーナーのことばを全てわからなくてもよいと思います。聞いておけばよいし、心に留めておくとよいです。あまり大したことと思わないでください。たえず自分で新しいことばやイメージをつくって、使うようにしていくとよいでしょう。 他の人のことばや聞…

Q.トレーナーに「違う」と言われたのですが。

A.そこが違うと言っても、わからないなら、私は何度も言いません。厳しくみたら、ほとんどすべて違っているからです。でも間違いではないのです。直させると間違いになることを恐れることです。ですから、「違う」ということばをあまり使いません。 違ってい…

Q.トレーナーが、本の答えと異なる答えをしました。

A.答えは、そのときその場で違います。聞く人も答える人も時も場も違うのに、同じ答えなら、トレーナーはいりません。私自身も、変化、成長していますから、同じ問いへの答え方も変わるのです。本だけでなく、こうして更新し、最新の答えを出しています。標…

Q.トレーナーにつく本当の理由は。

A.トレーナーによってですが、レッスンの内容でなく、その存在によって、どう声に接するかからどう生きるべきかまでを学べるものです。

Q.未熟なトレーナーでは使えませんか。

A.私も含め、誰もが未熟です。そのことがわかっているトレーナーの方がよいと思います。それがわからないトレーナーは、私としては使いたくありません。でも、人間ですから、ときに自惚れたり、勉強して自信をもったりして、得意になっているときもあります…

Q.トレーナーが固定した方法やメニュを持って行うのと、相手によってメニュを自在に変えるのは、どちらがよいでしょうか。

A.固定した方法やメニュと、相手によって変わるメニュ どちらも一長一短があり、その二極の間にもさまざまなスタンスがあります。生徒の対応しやすいのは後者、トレーナーのやりやすいのは前者です。データとしては固定した方が比較しやすいです。

Q.すぐれたトレーナーとは、どんな人でしょう。[E:#x2606]

A.声にすぐれていることは次点です。私は、相手に、そのトレーナー本人よりも大きな力をつけさせられる人だと思っています。早く楽に、をあえて問わないことでしょうか。どんなに声や歌にすぐれた人でも、相手が自分と同じ年月や年齢、練習量で追い越せない…

Q.教える人が気をつけることは何ですか。

A.一つしか正解がないと思わないことです。多くのトレーナーが「一つのことを正解と示す」、そのこと自体が私から見ると不正解です。レベルが低いというのでなく、「正解がある」と教えるのは教える側の便宜だからです。 大体は、本で読んだり、人から聞いた…

Q.トレーナーは、誰よりも曲のよし悪しを知っていますか。[E:#x2606][E:#x2606]

A.トレーナーは、曲より歌唱を、好き嫌いでなくすぐれているかどうかをみるのが仕事です。甲乙をつけるのはよいということではありません。まして、知っている数などは、どうでもよいでしょう。とはいえ、人並み以上、マニア以下というところでしょう。 常に…

Q.トレーナーとして、生徒の本音が気になります。

A.その人の生い立ちなどを聞いて、ストーリーを読み取るのは、よし悪しがあります。今や、多くの人が自分について他人に語るためにストーリーをつくっています。本人もつくっているうちに創作が本当のことになり、信じ込み、抜け出せなくなっているのです。…

Q.トレーナーに必要な力は。

A.素材がプロで歌えるレベルなら、第一には、その修正力でしょう。よりよいイメージを出して修正していきます。片や、初心者やセミプロにはプラントメニュ、根本的に改革すべきプロのときはプラン作成能力と与えたメニュを使っての修正力でしょうか。 その前…

Q.くり返しのトレーニングで力がつきますか。[E:#x2606][E:#x2606]

A.慣れていくこと、身につけていくこと、マンネリになることは、トレーニングの中心での進歩です。これをくり返しつつ、同じレベルでなく、レベルをアップさせていくのが大切です。ですから、同じことを新たな視点でみせたり、違うことを新しく与えていく発…

Q.早くうまくしてあげるというトレーニングは、本当にあるのですか。[E:#x2606][E:#x2606]

A.早く少々できるようになることは過大に、長くかかってすごくできることは過小に評価されるものです。だからこそ、自分のトレーナーとして適任者をうまく選ばなくてはならないと思います。

Q.トレーナーにかけられることばで、よし悪しが大きく変わります。

A.ことばの使えないトレーナーはあまり勧めていません。レッスンには、ことばは声よりも大切かもしれません。私も、声については任せていても、ことばについてはトレーナーにいろんな要求しています。特に、ことばを使い過ぎないように、と。 トレーナーは、…

Q.トレーナーは、プロよりうまくないのですか。

A.歌うとか語るというのは、比較するものではありません。声は顔のように、正しいや間違いはない、お互いに与え合い、研究しあってwin-winに関係を築ける人たちと声を通した関係を保っています。 最近は、世の中、lose-loseになりたがる人が多いのでしょう…

Q.いろんな理論があって、迷っています。その上、あれこれと言われると困るのですが。

A.私の本やブログを読んで、あれこれ言われても…という人もたくさんいると思います。その通りなのです。しかし、言語はツールであり、使いようによっては役立ちます。トレーニングというわざとらしいものを提唱した以上は、言語化して説明責任も負うことに…

Q.すべての人にお勧めの方法はありますか。

A.万人に当てはまるトレーニング方法はありません。自分に合ったものをみつけましょう。 トレーナーは、その手伝いをしていきます。当てはまらないものを無理に当てはめるのではありません。いわば、タイミングに応じて、よい材料を出していくのが仕事です…

Q.トレーニングで効果を上げるには、トレーナーはどうすればよいですか。

A.知識と方法を経験として与えることで、本人が一人で再現できるようにしていきます。 何がしたい、誰に喜んでもらいたい、その先にある人生の目標と、そのイメージによる動機づけを明確にしていきます。現状の把握と改善方針を示します。

Q.どうしたいのかを汲み取って、メニュを考えるのですか。

A.はい。この「どうしたいのか」がはっきりしていないときや本当にそれでよいのかと思われるときに、どのようにするのかは、いつも難問です。

Q.トレーナーの言うとおりにやっていく類のレッスンには疑問を感じています。

A.まったく接点のつかないときに、最小限のヒントを出して導くのは仕方ないと思います。しかし、トレーナーが自分の期待する答えに一方的に誘導するのはよくないことです。