2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
発声のレッスンでは、よく言われることと思いますが、「喉をよく開いてください」とは、口蓋を上げて、舌根を下げて、声帯の周りの空間をよく広げ、筋肉を緩めています。こうすることで、声帯が発する音をより美しく響かせることができます。音声もとても明…
A.うまいということは、次が具体的な目標として見えないことです。そのままでは伸びようがないからです。 もし、「すでに充分に歌えている」と思うのなら、もはや変わりようもないでしょう。歌がうまいだけの人はプロにたくさんいるし、近所にもいるから考…
A.相対的な音声での判断から自分自身への絶対的な基準をつくることが、私のレッスンの目的です。私の判断を学ぶのでなくて。それを叩き台に自分の判断をつくっていくのです。
A.レッスンに関しては常に下手であることでよいことです。下手とわかるように努力することは大変なことです。それは、判断基準を上げることであり、目的のレベルを高くしていくことです。イメージを実力よりも遥かに上におくことはよいことです。自分でう…
A.一回でもそこを外すと失敗のようにみえるとしたら、それは本当のテクニックではありません。使うのをやめると、ただ歌が下手に聞こえるようになります。下手になったところは、原因がわかるはずなので、そこを戻してやっていくようにしましょう。
A.本人が、慣れてしまってよいと思うとわからないまま直せないものです。第三者のチェックにより、別の観点からしっかりみることです。
A.下手ということは、うまいレベルがわかっていることです。下手になるのは上達のためによいことです。くせでやっていると下手さが出てこないので直しにくいのです。
A.音の立ち上がり方と減衰(消えていき方)で、音色が違いとなりわかります。([E:#x266F])
A.基本周波数は、そのものが出ていなくても、それと同じ倍数構成で耳には聞こえてくるように思えるのです。小さなスピーカで重低音を聞こえるようにできるのはそのためです。([E:#x266F])
A.緊張と緩和がないと作品として成り立ちにくいです。 「善人しか出てこない映画を観る」(フランク・ザッパ) 状況の設定から変じて、そこの解決で、作品が成り立つことが多いです。([E:#x266F])
A. いつでもベストの声が出せるように、また、ベストな自主トレができるように、なるべく体調をよい状態でキープすることが基本になります。 まずは睡眠時間を削らないことを重視しましょう。現在の研究結果では、7~8時間がよいようです。無駄に寝過ぎるの…
声が弱々しいので太い声になりたいという希望をよく伺います。そのためには息をしっかり吐くこと、息を吐く際の支えをしっかりすることが必要になってきます。 まずは呼吸のトレーニングでしっかり息を吐きだせるようにしましょう。お腹から息を全部吐きます…
A.人により、目的により違います。母音の5つSやZを使っている人もいます。50音のなかにも他にもいろいろと練習に使える音はあります。共鳴もそれぞれの音(母音など)で練習してチェックしましょう。(rf)
A.低音から高音へ飛ぶと複雑になるからでしょう。先の音を意識してイメージの準備を確実にしましょう。
A.リズムが入るとさらに音色のキープや展開は難しくなるものです。発声をやりましょう。
A.高いのが高いまま、かすれずに出れば最低ラインですが、一応はOKです。できたら、もっともよい音色を中心にキープしましょう。高音と低音の発音がすぐに結びつかないときは、後で埋めていきましょう。
A.歌になると、先に結びつきを優先させるをえなくなります。 歌に近い練習になるほど、個別の要素より全体のバランスを考えざるをえません。歌全体のバランスとなると、なおさら声量を制限して高さを確実に取っていくようになってしまうものです。
A.共鳴させ、より大きくすると声量になります。質をよくするところに、コントロールするのが最終目的です。小さな点を絞り込んで、きちっと集めていくようなイメージが望まれます。
A.一つの音は、同時にその2倍、3倍、4倍…の周波数も出しています。それは、基本周波数の整数倍となります。私たちが聞いて認知するのが、そのなかで一番低い基本周波数です。([E:#x266F])
A.弦は、弾くところで振動が変化しますから響き方が変わります。真ん中を弾くと、2倍、4倍の周波数は出ないし、3分の1のところで弾くと3倍の周波数は出ません。そこは、静止して動かないからです。([E:#x266F])
A.本来ブレスは息を吐ききった後、自然な呼吸が入ってくることに任せてとるのが理想的です。意図的に吸おうとすることで、肩胸首などに力が入ってしまいます。とは言え、曲のフレーズの長さ、強さ、表現のニュアンスによっては大きく強く息を吸い込みたいと…
A.リハーサルで「緊張する練習」をするのがお勧めです。直前に一度思い切り緊張しておけば、二度目はどうということはないです。本番で100パーセントの力を出せないものです。60パーセントぐらい出せれば十分だと思ってください。それで足りないなら、練習…
A.発声では作り込んでいないそのままの声、その人本来の声を鍛える、状態を整えるという作業をします。曲を歌うときも、本来なら発声で整えた声で是非歌っていただきたいです。 ジャンルによっては、今回は子供っぽい声で歌う、暗めの声で歌う、息交じりの…
日本語の場合、単音節、すなわち子音と母音が一つずつセットになっています。たとえば「カ」はkという子音とaの母音からできています。このように出る回数の多い母音音声の優勢な言語の場合は、母音をしっかり息を流して発音することがキーポイントになりま…
A.安易な差別化のせいでしょう。声量で長く伸ばすことであまり差をつけることができないとなると、声域が問われます。また、歌のメリハリには、どうしても高さが必要になるからでしょう。
A.先生と吐く長さをくらべて、足りないと感じたら、それを埋めていくようにしたらいかがでしょう。これは肺活量とは違います。
A.「あ」は浅く広がっている感じになりやすいです。イメージを一本、縦に通っていくようにして絞り込みましょう。「あ」での発音は浅くなると、かすれてジリジリなりがちです。そういうときは「ま」、「な」を使いましょう。自然と柔らかく出やすくなるで…
A.伸ばす、高くする、大きくする、その上で、音色でしょう。わかりやすいのが高くすることや伸ばすことです。この中でも、いろいろと優先順位がつくのです。本来は、高いところでも大きな声で伸ばせてこそが理想なのに、大体の人は、高さに届かせただけで…
A.出す必要はないということもありますが、現実には出すことができている人、できるようになった人はたくさんいます。
A.マイクで補われるために声量はいらないと、犠牲になることも多いようです。しかし、声量は、実力をアピールできる要素の一つです。説得力もマイクの入り方も違ってきます。理想は、声量、声域、長さ、それぞれの総合力でみるものなのです。しかし、現実…