発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1938.現在、個人的にドイツ人、日本人に声楽、ピアノを指導しております。男性のボーカル指導に関してですが、生徒さんの一人で、地声なのか、ミックスボイスなのか自分には、判断できないでいるのですが、2オクターブまでの音域が出せる男性がいます。高音部の声の出し方は、問題ないかと思っているくらいです。ただ、中音域が、少し素人の感じがあるので、これから鍛えれば良いかと考えています。(在独、声楽家)

A.声楽のなかでミックスボイスというのは、少なくとも以前は使わなかったと思いますが、ポップスでは最近、多用され他のことと同様、私は未だその定義は、定かと思えません。貴兄が、そのテクニックを得ているのに、その見分け方がわからないとおっしゃる…

Q1939.伝わる歌を歌いたいと思い、どうしたらいいかボイストレーナーに聞いたところ、「意図的に相手に伝えようとしたり、景色をわざとらしく思いうかべたりしなくとも気持ちを込めればしぜんと相手に伝わるもの」といわれました。歌に感情をどのようにして込めたらいいのかと、考えたとたん、感情をこめるとはどういうことか、どういう風に込めればいいか、分からなくなってしまいました。改善方法を教えて下さい。

A.どのレベルでお答えするのかによりますが、音楽というレベルでは、ピアノやバイオリンのように演奏、つまり、この場合、声を自由に扱えなくては表現にはなり得ません。(rf)

Q1936.歌う時の表現の仕方の練習法とかありますか。

A.研究所のHPや本を参考にしてください。(rf)

Q1937.声を出すときに、つい力が入ってしまいがちな部分はどのようなところがありますか?

A.人によって異なります。感じる場合とそうでない場合とあります。(レッスンにて)

Q1934.ライブなどで歌う前に喉を慣らしておかないと高音がかすれて出てしまうので、いつも人前で歌う前には40分~1時間程度、貸しスタジオ等でウォーミングアップをしてから演奏しています。しかし、仕事の都合等などで必ずしもスタジオに入れるわけではなく、悩んでいます。リハーサルで1~2曲歌ったとしても、不十分なようです。声を出さずに、同じくらいのウォーミングアップができるよい方法はないでしょうか?

A.1.結局は、人によって、状態によって違います。ウォーミングアップは、とても難しい問題です。多くの人は1曲目に合わせてやりすぎていますが、ラストの曲に合わせるべきです。ですから、声だしはリハで2曲で充分です。2.息を使って体が動くように…

Q1935.歌詞とかの世界観って必要ですか。

A.必要ないでしょう。歌詞に表われでたら、誰かがそういうだけです。

☆Q1932.本番の直前なのに、注意されたことがまとまらず、自信がありません。どうすればよいですか。何を考えればよいですか。

A.考えないのが一番よいのですが、どうしても考えてしまうなら、一本通す一貫性とピークまでの構成、展開だけをイメージしておいてください。部分よりは全体が優先です。全体が走って(あるいは流れて、この場合はどちらもよい意味ですが)いてこそ、部分…

Q1933.声の高低と身長は密接に関係しているという話がありました。本当なのでしょうか。

A.確かにそういう法則はあるのですが、身長の高い人の方が声帯が長く低い声が出やすいという 一般論(経験論)であり、例外はいくらでもあります。テノールやソプラノに大柄の人もいます。 喉の大きさ、首の太さなどともより深い関係があるようです。トレ…

Q1930.明るくにこやかに歌いなさいといわれていますが、本当にそれでよいのでしょうか。

A.明るいのが薄っぺらいようであると、深く説得力があるのとは違います。でも、力のないうちは、元気と笑顔です。日本では、特に元気に明るく素直なのが喜ばれますね。

Q1931.歌うときに、いつも細かいところで技巧がうまくいきません。行き詰まっています。

A.スケールがないと、技巧が目立つようになるものです。おおらかなイメージを流しましょう。本当に解決するには、基礎の基礎をやり直すことです。

Q1928.お腹を使って息だけで歌っているのにもかかわらず、喉がかすれてしまいます。これは正しくお腹を使えず、喉に負担がかかっているのでしょうか?また発声と同様に考えて歌い込みが足りないのでしょうか?

A.いろんな原因が考えられます。このようなケースでのアドバイスは現状をみないと、的確にはできません。トレーナーにつくことをお勧めします。

Q1929.音声の世界の表現力を高めたいのですが。

A.お笑いのDVDを見ることと、音声だけで聞くこととを比べてみてください。振り(動き)を学ぶには音声を消したり、その状態でスローや早送りするのもいろんな気づきを得るのによいでしょう。

Q1926.呼吸についてなんですが、息をコントロールするとゆうのはどうゆう感覚ですか?

A.感覚については、言語にしがたいもので、個人個人、受講される方も違います。どんな言葉をもってしても伝えることも伝わることもありません。むしろ、どこを使うなどということばはトレーニングの誤解とミスリードをしてしまうことが多いようです。 レッ…

Q1927.声を出す際には、体のどこにも力みが入っていないほうがよいのでしょうか?

A.結果的にはそうなることが望ましいのですが、トレーニングのプロセスでは、入ってしまうこともありますし、別の目的のために一時、よしとすることもあります。

Q1924.お腹を意識して、お腹がへこんでいる最中に出る息に比べて、お腹が完全にへこんだ後、お腹に圧力を加え続ければ息が弱くなり抜けたようになります。これは胸式呼吸と腹式呼吸どちらなのでしょうか?またこの状態では息を送りにくいので呼吸トレーニングをする際、へこみ終わった時には、もうすべての息を出し切っていた方が良いのでしょうか?

A.私共では、お腹を完全にへこませたあとのトレーニングは、勧めていません。お腹をへこますのは、一つのきっかけや方法にすぎず、歌唱やせりふでは、あまりそこにこだわりすぎないことです。

Q1925.息吐きについてなんですが、息を吐いた時に口周りに温かい息があるのと、手を口から少し離して、息がふきかかるように吐くのとどっちがいいのでしょうか。

A.息吐きの目的は、息をコントロールできる強靭な体づくりと発声の支えです。どちらもその目的に通っているとは思えません。細かいことを気にせず、体を意識して息を吐いてください。

Q1922.サシスセソの発声が悪いのですが(明瞭に発音できない)、効果的なトレーニング方法はあるでしょうか。

A.私の本にCD付のが3冊あります。そのサ行で、何度も繰り返すことをお勧めします。(あとはかなり個人差があるので、それを見てからの個別のメニュとなります。)

Q1923.耳コピした曲をピアノで弾こうと思うと、楽器だけのところはすぐ何の音か分かるのですが、歌になって歌詞がつくと、全く音が分からなくなります・・・これは耳コピが不十分だからでしょうか?それとも音感が悪いからなのでしょうか?

A.声は楽器にくらべ、もともと不安定なので、慣れないとわかりにくいです。どちらも原因と思われますが、歌に限りませんが、注意は、耳だけでは正確に楽譜として確定できないこともあります。

Q1920.長時間話したりすると、喉がすぐにかれます。現在のトレーナーには「日常の話し声が低すぎてのどにこもって、常にのどに負担をかけている。もっと楽に話す声を出せるようにしたほうがいい」と言われますが、具体的にどうしたらよいか教えてもらえませんか。

A.☆トレーナーについている場合、そのトレーナーを信頼して待つことです。他のトレーナーからのことばだけのアドバイスは必ずしも的確に受けとめられず、また、本人をみていないアドバイスは、こういう質問では責任もってお答えできません。

Q1921.先生によって、鼻の奥を締めるようにいう人と、鼻の奥を開けるようにという人がいるのですが、どちらがよいのかは、自分がやりやすいと思ったより、よい声になっていると思った方にするのがよいのでしょうか。

A.☆複数のトレーナーの指導については、ことばとそれが指し示すことが、一致しないことがあります。ことばの定義をすることでわかることもありますが、多くは、その状態をあることばで示しているのであり、それはそのトレーナーとの間でしか、通じにくいも…

Q1918.息を完全に吐き切ってから、胸の部分には息を溜めないようにして腹の部分だけで呼吸するのでしょうか。それとも、胸の部分にも息を入れた上で、腹の部分を使って呼吸するのでしょうか。

A.まず、息を完全に吐き切ることはできません。(必ず、肺にのこります。)もちろん胸にも入ります。(肺のまわり)腹の部分というのも、かなり漠然としていますが、下の方の助骨は広がります。そこで、横隔膜を中心に使う呼吸法とお考えください。

Q1919.呼吸についてなんですが、リラックスして息を深くはこうとすると弱々しい息しか吐けないんですが、これをこのままリラックスしたまま何度も繰り返すことで強くしていけばいいんですか?それともリラックスしながら、なるべく喉とかが力まないように強めに吐いていくべきなんでしょうか?

A.どちらでもかまいません。やりやすい方法でも、両方使ってもよいでしょう。

Q1916.高い声と低い声が出ません。曲を歌っているとき、低い声と高い声が出なくて、歌いにくいです。どんなトレーニングをしたら出るようになるんですか?

A.HP内のQ&Aを参考にしてください。(rf)

Q1917.腹式呼吸をすると、へそより下も膨らみますか。

A.人によりますが、膨らみます。

Q1914.息を吐き、瞬時に体の動きで入るとはどういうことでしょうか?

A.この場合は、肺の中の息が少なくなり、圧力が下がり、急に外気が入ることおよび、より早くするには横隔膜や助骨の下部の作用が加わることを示しています。

Q1915.ボイストレーニングに通っているのですが、高い音になるにつれてのどに力が入ってくると注意されます。いろいろと試してみたのですが、のどの力が抜けた状態がどんな感じなのかつかめません。よい練習方法や気をつけるべきことはなんでしょうか?

A. あなたの状態をもっともよく知っているのは、ついているトレーナーなので、詳しく聞いてください。(rf)

Q1912.カラオケで歌い終わった後、頭がヘルメットをかぶったようにじーんとしました。

A.☆実際の状況を見ないと、何とも申せません。まずは、そう感じることをそうことばで表すことは、一端でしかありませんから、それを全く見ていないで、捉えるのはかなりの誤解を生じます。また、共鳴したところで、それとよしあしは全く別の問題です。(ひ…

Q1913.目的にもよりますが、録音機器に録音されているレッスンの音声を使って、同じように日々のトレーニングにすることは、するべきでしょうか。また、録音したレッスンの音声をうまく使う方法はありますか。

A.最初は、そのまま使ってください。慣れてきたら、自分のよいときの状態のを使うとよいでしょう。できたら編集して、コンパクトにまとめましょう。また、目的別に編集するのもよいですね。トレーナーのアドバイスなどはリライトして、トレーニング日誌に…

Q1910.声楽でソプラノ(リリコ)を学んでいます。先生によく「声の抜きも大切だが抜けすぎている」「芯のない感じにならないように」と注意をされます。抜けすぎないようにと思うと、咽喉の奥の上(鼻に繋がる部分)がビタッと閉まった感じになってしまいます。鼻づまりのような感じになっているのじゃないかと思います。

A.声が抜けるというのと、芯がないというのは、違うことです。声が抜くというのを、どういう意味で使われているのか聞いてみてください。鼻声(鼻に抜くのと鼻につまった場合がある)のこととも違うように思います。

Q1911.私は鼻炎ぽいのですが、これは鼻炎持ちでなくともこうなるものであって、トレーニングで解決できるでしょうか?それとも鼻炎を治すと、本来の打開策が見えてくるのでしょうか。

A.鼻炎は、必ずしもトレーニングを妨げませんが、あなたの症状が詳しくはわからないので医者と相談してください。