2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
A.高くするための声帯の緊張が限界を超えて、一部のヘリしかならなくなる(裏声になる)ためです。
A.無理がきたのでしょう。用心してやる分には、かまいません。間に休みをもっと入れてください。
他の人に聞き取れないほどの弱々しい声(日常的な会話に不自由する)ならば、声帯の異常も考えられるので、耳鼻咽喉科の医師に相談してください。思い通りに声が出ないという程度であれば、その必要はありません。 声は個人差の大きいものです。使う声量や声…
理想的な発声は、喉への負担を最小限にします。喉がすぐに痛むのは、よい発声ができていないということになります。再現性が上達の前提です。声帯(喉)ではなく、お腹(横隔膜のあるところ)から声を出す感覚で発声することです。実際に、声帯に息を送り出…
つぶした声の方が感情が伝わりやすいし、声もコントロールしやすいという人もいますが、決して勧められません。もともとそういう声質の人以外は、つぶした声は声量・声域も狭くなり、不自然で細かなコントロールができにくいものです。 悪い状態で声を出しす…
声のくせは、その人の声の特徴で、それも個性といえなくはありません。しかし、もって生まれた声を充分に生かしきっているといえないから、くせというのです。不自然な発声に切り替わって、喉をしめつけるくせがついている人もいます。聞きづらいというのは…
自分の声は、空気中に出されて、自分の耳の鼓膜を通して聞いている声と、自分の体を通じて内耳から入る声と、二つ同時に聞いています。しかし、他人が聞いている自分の声は、空気中を伝った声だけです。つまり、自分で聞いている自分の声と第三者が聞いてい…
十人十色、いろんな声を使っています。その中で、よい声がどうもよくわからない人は、悪い声を考えてください。よい声は自然に伝わり、悪い声は不自然で伝わりにくい。何を自然と思うかは、聞く人の感覚で、よしあしも本当のところ、目的にTPOや相手の好…
まず、見た目によくないでしょう。ステージではわずかな動きでも無駄なものは省くように心がけてください。たとえば、激しい運動をするとハアハアと肩で息をします。この呼吸は、吸うのも吐くのも速いからです。そのため、酸素をすばやく取り入れるにはよい…
まず、両足を少し開き、リラックスして立ちます。そして、息をゆっくりとお腹から吐きます。息がなくなるくらいまで吐いてください。そこで、2,3秒止めます(イメージ)。次に、ゆっくりとお腹に空気を入れます。これを繰り返しましょう。(止めない方が…
簡単にいうと、胸の周りに吸気を入れて、肩や胸が盛り上がると、胸式呼吸といわれます。そのとき、肩、胸が上がったり、力が入ったりしてはいけません。そうなる人は、胸を心もちあげておきましょう。深く深呼吸をした際、お腹のまわり全体が外側へふくらむ…
重要なのは、息を吸う量や吐く量ではありません。腹式呼吸と発声に加えて、いかに効率よく息を声として使うかという問題です。声を出す原動力は呼気なので、声を操るためには、深い呼吸をマスターしておく必要があります。 たっぷりと息を吐き、自然と体に深…
歌ったり、声を出したりしていると、めまいや頭痛がしたり、お腹や腰が痛くなることもあります。無駄な力が入りすぎたり、その状態を続けすぎていることが要因です。それによって、姿勢が悪くなったり、集中力が落ちたりするのは、よくありません。これはま…
立った姿勢で長時間何かをすることは、かなりのエネルギーがいるものです。この場合、どこかに余計な力が入っているからでしょう。足がまっすぐにつっぱっていませんか。体が固まってきたら、ほぐすようにしてください。といっても、立って歌ったり、ヴォイ…
体を動かしながら歌うと、声が定まりにくくなります。しかし、基本姿勢は基本であって、ステージの上でそれで歌いつづけるわけではありません。激しい動きをしながら歌うと、息が乱れ、声も乱れてきます。体を動かすために、呼吸が多く必要になると、呼吸も…
演劇、ミュージカルやオペラでは、いろんな姿勢で声を使います。しかし、フォームができてきたら、何でも対応できます。基本が身につくということは、状況が変わってもそれに対応できる応用力がつくということです。 立った姿勢は自由すぎて、最初はうまく定…
基本は、立った姿勢となります。しかし、発声に呼吸も伴った、理想の姿勢(フォーム)を身につけるのは、プロであっても、今もって課題としている人が多いほどです。そこでトレーニング時では、座ったり、寝ころんだりした姿勢から、習得していく場合が多い…
欧米などに比べると、日本では、多くの人が話す声と歌う声を全く変えてしまいます。特に日本人の女性や高音志向の歌い手にはその傾向が強いようです。そういう人は、話す声に無関心なので、声が練られていません。それでも歌がよければよいのですが、声は弱…
オペラ歌手などをみるからか、「太った方が声が出やすいのですか」などと聞かれることがあります。体格のよさや首の太さなども確かに、声に有利な要素の一つかもしれません。しかし、そうでないから不利ということではありません。無理に体型を変えようとし…
いくら豊かな感情をもっていても、それを声で表せないと、人に伝えることはできません。感情が声にうまく出ないのには、さまざまな理由があります。 まずは、発声の問題です。特に多いのは、出そうとしている高さの音での自然な声質(音色)とその響き(フレ…
歌の中では、強弱や長短、息の使い方などは、かなり自由なものです。いくら記号がついていても、何ホーンの声を出すとか何秒伸ばすといった指定はありません。歌唱の表現というのは、音の流れの中で決まってくるもの(曲)に対し、自分が何かをみつけ、そこ…
まず、曲の構成を考えておくことです。あなたがどこでどう感じたかが、伝えるためのベースとなります。次にどう感じさせるかを明確にイメージしておきましょう。 詞やメロディを大切に声でもっていくのと、音色とリズム中心に動かすのと、大きく2方向でのア…
私は1アーティスト1ジャンルと考えています。確かに、邦楽でも分野があり、洋楽でもジャンルごとに大きく違っているようにみえます。しかし、私はそこから考える必要はまったくないと思います。あなたの中に蓄積しているように出てくるのですから、誰より…
いつも声に張りがなく、ことばが不明瞭なのに、歌うときだけよくなることはないでしょう。いつもハキハキして、明瞭にことばを発していたら、歌に入りやすいと思います。ことばのトレーニングは、大きな声でやっていればよくなってきます。もちろんばかでか…
ビブラートをテクニックとして、演出的効果をねらうならば、つけたいときに効果的につけられて、取りたいときは不自然にならずに取り去ることのできるものでなければなりません。自然につくのは、必要以上に目立たなければ構わないでしょう。 感情を表現した…
ビブラートとは簡単にいうと、声の音の高さ(ピッチ)を微妙に上下に震わすことです。1秒に5~6回ともいわれています。あるピッチの高低に均等の揺れがつく。すると、均等な揺れのまん中にピッチが聞こえてきます。(rf)
ロングトーンのうまくできない原因は、呼吸のキーピングと発声のフレージングができていない場合がほとんどです。泳ぎと同じで、ブレスのタイミングとやり方がうまくないために、フォームが安定せずに、余裕が持てず、しっかりと伸ばせないわけです。フレー…
まず、声を伸ばすことですが、その必要性を疑う、考えることからです。歌の中で、声を伸ばす必要があるところを探してみましょう。案外と少ないことに気づくはずです。プロは歯切れよくことばを切って歌っています。その中で、要所だけ計算して、効果的に声…
声を少し大きく出して、喉がビリビリといわないように気をつけて、胸の中心に響きを感じてみましょう。決して押しつけたり、勢い(息や体の力)でやらないことです。元々、声が高めで、喉をしめないとうまくできない人は、頭部の響きから入ってください。「…
声を出しているときに、口の中や唇のかたちが変わると、響きは大きく変わってしまいます。アの母音で発声しながら口のかたちは変えずに、舌を前の方から後へひっこめたりしてみてください。これだけでも、ずいぶんと音色が変わるでしょう。こういう体験をた…