2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
A.姿勢のリストは、結果的には、フォームです。身についていくとそうなる、そう感じる人が多いという目安です。身につけていくことがトレーニングのプロセスというのは、時間の経過によって変わるのです。どう使うのかという実践での動きを入れると、正し…
A.レッスンの現場では、いつもさまざまなことが起きます。それ以外に、私は他のトレーナーの報告や、生徒のレポートも目を通し、打ち合わせやカウンセリングでこたえています。そこで出てきた質問やカウンセリング内容やレポートを、研究所では、トレーナ…
A.「門前の小僧、習わぬ経を覚える」「念仏百万遍」
A. 結論からいうと、どちらも大きく間違ってはいません。低音寄りの、深く大きな声が好きで、そのような声を出せるようになりたい人は、胸も軟口蓋も意識して声を出していると、少しずつ太く立派な声になっていきます。 ただ、ずっとそれだけをトレーニング…
A.私の本やブログを読んで、あれこれ言われても…という人もたくさんいると思います。その通りなのです。しかし、言語はツールであり、使いようによっては役立ちます。トレーニングというわざとらしいものを提唱した以上は、言語化して説明責任も負うことに…
A.身につける経験で、よく例に出されるのは自転車に乗ることでしょう。一度乗れると二度と乗れなくなることはありません。体が覚えているからです。似たものではスキーやスノボ、スケート、サーフィンなど、体でバランスをとるものが多いようです。竹馬や…
A.ここへ質問というのは、最終的なレベルのことでしょうか。ということならば、私の思う発声が身につくとは、発声を教えている人の多くでさえ、まだ身についていないレベルのことです。 体で覚える、身につくという点では、私もまだまだ追い求めています。…
A.それらは、歌唱やせりふとして、あるレベル以上に問われる発声としての発声や独唱の方法です。何が身についているのか、何をこれから身につけるのかをはっきりさせる必要があります。そうでないと「歌がうまくなりたいのですが」という質問と同じです。…
A.はい、それは身体技法に多くみられます。ベーシックなものは、命を守るための行動です。声では、「わっ」とか「あっ」とか「熱い」とか「危ない」とか発してしまうことがあるでしょう。これを練習した覚えはないでしょう。レッスンやトレーニングで覚え…
A.誰しも幼い頃、声を出しているうちに覚えてしまうのが発声です。母語のように、そこから日常の学習によって、しぜんと覚えていくものと、母語を基に学習していくものがあります。外国語を、いきなり外国に連れていかれて日常生活のなかでマスターしてい…
A.発表の場も演奏会、コンサートという形式が中心です。音大となると、歌は、オペラ科となっているし、創作となると、西洋の技術中心で、民族的な伝統素材を中心とはしていません。形ばかり和を使うことはあっても、です。
A.ありとあらゆるメニュがあり、その多くのパターンや目的、処方を私は知っています。しかし、その多くは日常の健康改善に役立つ、その結果、声もよくなるというくらいのものです。間違いとはいえないが、メニュや方法として、特別といえるようなものでな…
A.いえ、実践あり、です。理はみえてくるものです。革新的なもの、つまり、新しいものやこれまでにないものであれば、周りから否定されるのが当然です。そういう状況において、叩かれ、潰されることのないように、実践を通じて効果をあげるのに理論立てを…
A.1.自分だけが正しいと言う人は裸の王様です。 2.安易にすぐに効果を上げるやり方や方法はドラック、脱法ハーブに近いです。それで改善されたところで、それに頼るところで終わっています。地道な基礎訓練で効果がみえないときに、そういうものに飛びつい…
A.「自分が体験してよくなった(悪くなった)のだから、それは、間違いない」というのも、大半は誤解です。何かを行って何かの結果を得ると、人は原因-結果と因果関係に捉えてしまいますが、必ずしもそうではないのです。もっとずっと前にやったことが効…
A.「回復していく病人に○○を処方したから回復した」というのも、「成長している子供たちに○○を食べさせたから成長した」というのも、それがある方法の効果とは限らないのに、そう言う人は少なくありません。臨床的な実験は、回復に対しては、ある程度、信…
A.私は、研究所のなかの「レッスンの感想」は本人とトレーナーだけでなく、他の学んでいる人の大きなヒントになると思って公にしています。感想で参考となるのは厳しい意見、反応です。 うまくいかなかったりクレームだったり、不信を生じたときのデータ、…
A.体験談、効果談は、生徒さんの感想です。それを読んで、トレーナーは、その意味するところを徹底して検証しなくてはいけないと思います。生徒さんが満足しても、トレーナーは常にもっとよい可能性、よりよく、より早くできないのか、できなかったのかを…
A.ヴォイトレのメニュもいろいろとあります。やり方やメニュでみるのでなく、レベルや目的に対してマッチしているかどうかです。設定、セッティングがもっとも大切です。 私はプロのJポップス歌手に、同じようなJポップスの歌をあまり歌わせません。歌う練…
A.その人にとって、負荷のないトレーニング、方法やメニュといって目先を変えただけのトレーニングは無意味です。例えていうと、サッカー選手に100メートルを10回歩いてくださいと言うようなものです。 これは、3週間ほど寝たきりで退院したばかりの患者に…
A.何かの刺激や負荷に対して適応しようと身体が変化していきます。すると、少しずつ、それに耐えられるようになります。それがトレーニングです。ですから、メニュや方法ではなく、そこでどのくらいの刺激、負荷を与えるのかがもっとも大切なのです。
A.万人に当てはまるトレーニング方法はありません。自分に合ったものをみつけましょう。 トレーナーは、その手伝いをしていきます。当てはまらないものを無理に当てはめるのではありません。いわば、タイミングに応じて、よい材料を出していくのが仕事です…
A.慣れていくことも、身につけていくことも、マンネリになることも、トレーニングの進歩です。くり返しつつ、同じレベルで甘んじるのなく、レベルをアップさせていくのです。同じことを新たな視点でみせたり、違うことを新しく得ていく発想力、想像力が必…
A.どんな方法やメニュもどれがよくて、どれがダメということはありません。短期的にみて、片方は少しよくなり、もう一方は、よくなる前に少し悪くなるときがあるとします。それを、よいもの正しいものと、悪いもの間違ったもののように多くの人が思ってい…
A.「早く少々できるようになることは過大に評価され、長くかかってすごくできることは過小に評価されるもの」です。 自分のトレーニングには、トレーナーとしての適任者を、よくよく考えて選ばなくてはならないと思います。難しいなら一人は応用、今すぐう…
A.私は、トレーニングとは鍛えることだと思っています。ヴォイトレは、ヴォイストレーニング=声トレーニング=声を鍛える、です。筋トレ=筋肉を鍛える、ですが、これと異なります。声を鍛えることは、よくわからないことがたくさんあります。喉の筋肉を…
A.1.英語の必要性のなさ 私たちの日常生活において、日本語以外は、ほぼ使う必要がありません。学問などの専門知識の分野では、日本語の翻訳が高度に発達しています。海外の文献を日本語のままで、ほぼ理解できることが大きいでしょう。 これは、英語を使…
A.「脳トレ」は、音読と関わっていたので、関心をもってみていました。多くは、「○○という脳トレをすると脳が活性化する。だから○○すれば脳がよくなる」というものでした。脳の活性された状態が、簡単にセンサーできるようになったため、データがたくさん…
A.このような説明と現場のトレーニングの場とは、分けて考えた方がよいと思います。私発言に関しては、現場のフォローとして述べていることが多いので、なるだけシンプルに言っています。そこだけで正誤や論議の対象にできるほどのものでないと述べてきま…
A.「科学的」については、この「ヴォイストレーナーの選び方」や論点で取り上げてきました。結論からいうと、発声の現実について、科学的な論を引用しているメソッドはあるのですが、科学的にヴォイトレの効果を証明したものはないです。 科学的というのは…