発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

Q.喘息とは、どんな病気ですか。

A. アレルギーなどが原因となって気道に慢性的な炎症が起こり、せきやたん、喘息発作などの症状が起きます。吸入ステロイド薬などで治療します。喘息の発作は、風邪、運動、喫煙、気圧の変化などの刺激が原因です。喘息を持つ人は、アレルギー性の病気を合…

Q.電話応対で、新入社員や若手社員にアドバイスはありますか。

A. 電話が苦手なのは、誰でも大体、同じです。電話を上手にとれないことで自分を責めないようにしましょう。みんな同じと思えば、気持ちが軽くなるでしょう。 慣れないことは、慣れていけば解決します。まずは、電話の相手の話をよく聞いて、わからない部分…

Q.電話のクレームには、どのように対処すればよいのでしょうか。

A. クレームの電話を受けたときは、会社の一員として、まずは真摯に謝ることからです。 どこかで、この人は、私自身に怒ってはいないと思っておくと、心的負担を軽減することができます。話しているうちに相手の怒りがおさまってくるようにおだやかに対応し…

Q.自信を持って電話に出られません。電話応対で心掛けることは、何でしょうか。

A. 電話では相手の顔が見えません。だからこそ、言葉に感情を乗せるようにします。会社の代表として、電話に出るなら、口角をあげ、明るくさわやかに発声しましょう。言葉遣いは、慣れの部分が大きいので、初めは気にしすぎず、誠心誠意対応していきましょ…

Q.電話での応対が苦手です。

A. メールのコミュニケーションの発達で、電話恐怖症の若者が増えました。 電話応対は、まだまだ、企業ブランドの維持や顧客対応の手段として、今後も欠かせないビジネススキルであり続けるでしょう。早く慣れていくことです。

Q.むせる回数を減らせますか。

A. よく噛んで、ゆっくり食べることです。背筋を伸ばしてやや顎を引いて、唇をしっかり閉じて飲み込みましょう。始めに水を一口飲みます。口の機能低下を防ぐのに、ヴォイストレーニングをしましょう。

Q.目の前で、人がむせたとき、どのように対応したらよいのでしょうか。

A. むせたときには、咳で出すので、しっかり、咳をしてくださいと、声をかけましょう。下から上にさするように勧めましょう。むせると、咳で飛び散ることを気にして口を閉じてしまうことがあるので、タオルなどを口に軽くあてがって咳をしたほうがよいので…

Q.窒息の対応とむせたときは違いますか。

A. 気管の入り口を食べ物などが塞いでしまうと、窒息しかねないので、背中を叩いて吐き出させるのです。これをむせたときにも行う人がいます。 むせたときは背中を叩かないように気をつけましょう。

Q.むせたときは、背中を叩くとか、水を飲むのが、よいのですか。

A. 気道に入りかけたモノを押し出そうと、咳が出るのです。 背中を叩くのは、その妨げになります。水を飲むのは、さらに激しくむせ、誤嚥する危険があります。背中を叩くと、咳で外に出そうとしているのを、気管に落とし込むことになり危険です。

Q.ヴォカリーズとは、なんでしょうか。☆

A. ヴォカリーズ(フランス語: vocalise、ドイツ語: Vokalise)は、歌詞を伴わずに、1種類以上の母音のみによって歌う歌唱法です。 名称はフランス語の動詞 vocaliser(声にする、声だけで歌う)の命令形 vocalise に由来する。 母音唱法と呼ばれます。

Q.日本は戦前まで、いろんな音楽が庶民の間で、嗜まれていたというのは本当ですか。

A. 確かに、清元、新内、長唄、常磐津などが、下町で、職人などにも普及していたようです。今でいうカラオケのように身近にあったわけです。

Q.歌手には、大きな声が必要ですか。☆

A. パワーインパクトということでの表現力においては、強みになります。声量そのものよりは、声量の使い方、メリハリといったものです。大きな声が出ることより、強いというふうに感じさせられるような表現力、声のコントロール力の方が大切です。 実際には…

Q.大きな声が出る方が、何事においてもよいのでしょうか。

A. そんなことはありませんが、他の条件が同じなら、大きな声が出るということは、出ないよりも、条件や状態が整っているといえます。大は小を兼ねるのです。もちろん、ただ乱暴に出せるだけでは、用途は限られます。

Q.ヘアカラーも、難聴と関係するのですか。☆

A. ヘアカラーやヘアマニュキュアなどの毛染め液にアリニン色素の誘導体という物質が含まれています。これが体内にとどまると、平衡機能を司る小脳に蓄積し、めまい、耳鳴り、難聴などを引き起こす危険があります。

Q.耳を守るためにできることは、なんでしょうか。

A. WHOは、100dBなら15分以上、110dBなら4分以上聞き続けないようにとアドバイスしています。休む目安は、1時間に10分間、できたら、もっと、こまめに休ませましょう。 大音量で長く聞かないことです。食生活や睡眠時間の見直しも必要です。

Q.なぜ、危険なのに、閉塞型の機器があるのでしょう。

A. 閉塞性がなくなるにつれ、耳へのリスクは減りますが、 その分、音漏れがしやすく外部の音も入るし、音質が劣るからです。

Q.イヤホンよりスピーカーが耳にはよいのですか。

A. もちろん、スピーカーが理想的です。 とはいえ、スピーカーでも大音量で聞くのは危険です。

Q.骨伝導のイヤホンやヘッドホンはどうでしょうか。

A. おすすめです。頭蓋骨に音の振動を直接伝えることで耳や鼓膜を介さずに音を伝えられ、長時間装着していても圧迫感や痛みがありません。

Q.イヤホンよりヘッドホンのほうが、安全ですか。

A. 当然です。ヘッドホンにも、いろいろとあります。 耳のためには、開放型の方がよいでしょう。

Q.ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンでは、難聴は避けられますか。

A. それは、周りの雑音を逆位相で消し、耳の中の音量を下げるものです。 普通のイヤホンよりはましです。ただ、大音量、長時間使ってよいわけではありません。

Q.耳を守るためにぜったいに避けた方が、よい場所はありますか。

A. 地下鉄での騒音は、100dBぐらい、車内でイヤホンで音量を上げると110dBぐらいになります。 これは、完全に音量オーバーです。

Q.難聴の仕組みを知りたいです。

A. 騒音性難聴ともいいます。騒音や爆音に長時間さらされると、耳の細胞がだんだん壊れていってしまうのです。耳の中には、有毛細胞があり、それが音の振動で揺らぎ、摩擦を起こして電気をつくります。大きな音にさらされると、音の揺れが、強くなり疲弊し…

Q.どのくらいで難聴になりますか。

A. 個人差や体調なども影響しますので、はっきりとは示せません。WHOは、2019年、1週間あたり40時間以上80dBで聞き続けると、難聴になる危険性があるとし、若者を中心に世界で11億人がリスクに晒されていると警告しています。

Q.イヤホン難聴とはなんですか。

A. 外耳道は、3センチぐらいで、普通、音は直線的ではなく、反射で放射し軽減されますが、イヤホンでは、ストレートに耳に入るのです。そのため、難聴になりやすいのです。

Q.なぜ難聴には気づきにくいのですか。

A. 高音域から聴力低下が始まるので、難聴は、自覚しにくいのです。 めまい、耳鳴りなどとなり、ようやく気づく人が多いようです。

Q.対面での会話で聞き返すことが増えました。

A. 聴力の低下を疑ってください。 専門は、耳鼻咽喉科です。

Q.耳が痛かったり、閉塞感、頭痛が起きます。

A. スマホが生活の中心となり、半日、近くも、イヤホンをつけている人もいるようです。 そこで、耳が痛いとか閉塞感を感じる人が増えています。

Q.発声練習は楽しいのに、曲の練習になると苦痛に感じてしまいます。このマインドはどうしたらいいですか。

A. どのように感じるかは人それぞれなので、あまり気にすることはありません。まずは発声練習を楽しく取り組めているのですから素晴らしいと思います。曲の練習を苦痛に感じるのは、思うような声を出せない、進歩を感じられないからかもしれません。今後は…

Q.喉の病気以外で発声や歌唱に影響する病気やケガがあれば教えてください。

A. 声は、身体が楽器なので、身体のどの部分の不調でも、大なり小なり、発声への影響は、出てきてしまいます。特に呼吸に関係する腹回りや胸回りのケガや病気は、オートマティックに発声を支える部分なので、何のとどこおりもなく使えないと、声が乱れる原…

Q.日本人の2拍子などは、稲作から来ているのでしょうか。☆

A. 確かに、農耕のときに、泥の中に両足を入れ、両手両足を交互に使い前進、後進するような使い方が基本です。畑でも、炊事、洗濯、掃除なども共通していたでしょう。馬や船に乗ることも少なく、また、胸を張って歩くような人は少なかったと思われます。 2…