2015-01-01から1年間の記事一覧
A.そのためには、ヴォイトレ自体にこだわらないことです。枠を破るのでなく、なくすのは自分たちでもわからないから、他からは予想つかないから、そのところがすぐれているともいえます。稽古のための稽古でなしとする。それでよいし、極端に、剣道や柔道…
A.道具に対しては、使い方のレベルでなく、新たに自らの芸に応じて創りかえることです。尺八をみると、元より完成された楽器としての形をもっていないわけです。すごく個に合うように変化させて使えるようにするためです。自分の体を変えるようなこと、ま…
A.一人で稽古できれば一人前です。それを人に言われたり、本番のためにやるのでなく自主的に優先する、つまり、どう時間をとるのかということです。単なるメニュの反復でなく、目的のためにどうメニュを使えるかです。気づきが第一、発見の数や質で稽古す…
A.次の3つのスケールを繰り返すなかで、高低の音の発声の差をできる限りなくしていきましょう。音色をそろえることに注意します。その上で、新しく音程や音高の感覚を学んでください。 1.ドドド (同音) 2.シドシ (半音) 3.ドレミレド その他に…
A.多くの場合、発声の不安定さからくる音程やリズムの雑さは、発声がよくなると改善されていくのです。同じ声質で音が出せたら、音程やピッチが狂うことは少なくなり、目立ちにくくなります。それは音がフレーズ、つまり、線でとれるようになるからです。 …
A.多くのプロ、アマチュアの間くらいにいる歌い手は、バンドやプロデューサーにピッチ(音高)の問題を指摘されます。音そのものがフラットしがちだというのが、ほとんどです。(この場合のフラットは、♭の半音下がることでなく、音高が下がるということで…
A.日本人の代表作であったゼロ戦などをみると、飛行機乗りの腕のよさで何倍も力が活かせるものとして設計されているため、防御設備などはない。つまり、ベテランがいなくなったらどうしようもない。人とものが一体となって力となっているのです。誰でも安…
A.薩摩の示現流には、猿叫という声を、まさに猿のようにキャーッとあげて立ち木を打ちまくるのがあったそうです。(♯)
A.個を出さない、あたかも官僚制のようなものが、日本では劇団四季やAKB48に踏襲されています。どちらも天皇が別にいるわけです。個でなく集団としてつくっていく同質性、協調を武器とする、一つの村としてあるわけです。これは、ある状況の中では強く…
A.「なんでそんなバカなことを」「そんなことしてどうなるの」といったことからしか、すごいことは出てこないものです…。現実に媚びず、そこから次にどういくのかなども把握したり分析したりしないままにやってしまえるエネルギーがあるかどうかです。(♯)
A.流派などは、一人の創始者が天才的な手法で創り上げていったのち、継承できず、いや、新たに変じられず形骸化していくのが常です。その多くは、やさしく友好的なサークルに堕落していくか、体育会的に精神、根性論が強化されて、共に最初と異質になって…
A.伝わらないものもあり、伝わるものもあるといった点での厳しい分析や、その反省からの改良が必要です。伝わるというのは別の人にも共通して得られる要素があり、それをどう得ていくかというプロセスがあり、チェック方法があるはずです。なのに、いきな…
A.象徴としてのバンドといえども、ドラム、ギター、ベース、キーボードの4人揃えないとバンドはできないというままに、ここまできて、音は打ち込みでつくっているし、それを流しているわけです。それなら、エアーでよい、パフォーマンスとしてなら、それに…
A.すごいものをみたというならともかく、がんばって一所懸命に元気に続けていることで、両手を上げて歓迎しつつ降参しているようなのが、今の日本人のように思えます。私は、すごいものをみて、なぜすごいのか、どうしたらすごくできるのかと分析、想像に…
A.一方的にいい人だ、勉強した人だ、心が磨かれている、と人格、人となりに結び付けて絶賛するのは日本人のよさです。それは周りの雰囲気のことで、本人の本心の意見でもないようですが、その状況に染まり込めるのですね。和とは迎合とは違うはずなのです…
A.肺活量を鍛えるといっても、鍛えたからといってそんなに肺活量が増えるということはありません。その人が持っている肺活量は肺の大きさでもともと決まっているそうです。もちろん、運動量を増やしたり、何回かやり直してコツをつかめば多少増えるとは思い…
A.畳のサイズでも変わります。マンションで小さめのができ、江戸間と2タイプあります。しかし、やはり人の大きさを元にしているのでわかりやすい。何平方メートルより、何畳とか何坪がピンとくるのです。(♯)
A.西洋は元より言語を重視しています。ことばで他人に伝えることを中心に動いているし、伝わらないものは無視される。論理、説得、交渉、プレゼンテーションなどといったコミュニケーション術にすぐれています。そこでプログラム化、マニュアル化にすぐれ…
A.昔の日本人は、大半は農民でした。ナンバ歩きで、まともに走れなかった。そのようなことを古武術の先生などが言って知られるようになりました。歩くこと走ることも、泳ぐのと同じく、習って学ぶテクニックだったわけです。 歌も、カラオケの出始めた頃ま…
A.心地よいことはよいことです。それが何の自信になるのかわかりません。でも自信がない人が自信をもてるのなら、まずはそこからでよいといえるでしょう。がんばってください。(♯)
A.心の伝え方を学ぶことです。心理学のようなものの実践編です。自分の心と相手の心とお客の心を揺らしていく、そのために気迫やこけおどし、あらゆるテクニックを使うことです。(♯)
A.世の中では、人を悪く言うことでしか自己存在や生の実感を見いだせない人がいます。多くは、あなたの周りやファンのなかにいます。自意識過剰で本当の自信がないから目立つ人を嫌い、引き摺り降ろそうとしたがるのでしょう。「私でもあなたぐらいできるの…
A.声に関しても、高度の判断力を身につけていくことが必要ですが、音楽となると、さらに、総合的にリズム感、音感など、あらゆるジャンルの一流のものを聴くことから学んでいくのが、全てといってもよいのです。才能とは、第一に作品をどう聴くかというと…
A.曲のフレーズから、そのまま音感、リズム感をもって捉えていくというようにしましょう。いろいろな分野の音楽を相当数こなすことによって、さまざまなパターンを身につけているうちに、音程やリズムの問題そのものがなくなってしまうのが理想です。感覚…
A.聞いたり歌ったりする中によく入っているものから馴染んでいくのと、倍音の共鳴(ドミソ)などが心地よいので、それ以外のものを特別に聞いて、声に出して慣れていけばよいのです。しかしここでは、音程(2音の隔たり)すべてを網羅した教材をつくりま…
A.スランプも体調も言い訳にならないのは、それも含めての仕事だからです。ですから心身の強さが問われます。そこを鍛えるか、そこで鈍くあろうが、耐えられたらよいのです。ともかくも並みの人は、並みの状況でないところでは並みでいられなくなるので難…
A.形からでなく動きから入るという方が近いと思います。ですからメニュや方法などの形はいらないと、私は言っています。どんなメニュでもどう使うか、使えているのか、そこの問題です。目にみえない感触を捉えていくのです。(♯)
A.言ったことがそのまま耳にも聞こえるとは限りません。レコーダーで聞き返すのは手掛かりになるのは確かです。とはいえ、形なのです。とはいえ、一方で、先生の見本の声をいくら聞いても他人の声です。でも、自分の声をいくら聞いてもよくない見本です。…
A.芸としては、技術に支えられているわけです。それは、単に発声術や歌唱法、演奏法などでなくて、結局のところ気持ちや心に帰してあることです。ですから技術だけすぐれた人に、私は何とも思わないのです。それだけでやっていけるものでないからです。困…
A.心や気持ちというのは器の問題です。考え方や行動の仕方を見ていて器の小さいのはだめです。そこを広げるのが最大の課題となります。なまじ技術があってちやほやされていると本人がいつまでもそこがわからない。道を読み間違ってしまうのです。 それに対…