2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
A.ア以外の母音は良いのに、ア母音になった途端、顎を最大限近く開けて声が開いて、キョトンとした表情になる人がいます。何故、ア母音をそんなに開けるのかというと、ア母音は大きく口を開けて喉も開いてと考えるからです。かつて私もそう教えられ、声が…
A.高音域を横にも縦にも大きく唇を開けるタイプは声に輝きと艶と、醍醐味があります。しかし、それは全ての歌手に適正なものではないと思います。比較的低音域の歌手や重いテノールがうかつにやると、段々と声が開いていき、パッサージョが開き易くなり、…
A.発声において「叫ぶな!」とか、「怒鳴るな!」とか、「吠えるな!」など、よく言われます。さて、ここで問題です。叫びや怒鳴りなどの感情が激した声を排除すると、素晴らしいアクートに近付けるでしょうか?答えはノーです。ここが、アクートが会得で…
A.よく、「あくびの時のように発声する」という内容を耳にしますが、これは半分正しくもあり、半分間違いでもあると思います。具体的にいうと、あくびの時は軟口蓋が上がり、舌が下がります。感覚的には、声帯や気管も開く感覚です。歌唱の時は、軟口蓋は…
A.全体的に言えば、声に指向性があり、声を通して、そのアーティストの人間性が伝わってくること。例えば一般的な歌手は、少し声が散らばった感じで、高音域に至る途中、早い段階で口を最大限に開ける傾向にあり、その分、舌の位置が低い。若干 横隔膜の低…
A.感情的な意味合いを持つ声は、ある意味、圧縮されています。感覚的には、顔面、もしくは顔面の中で声と息を細く圧縮し、同時に気管が絞れる感じです。これが無いと、広がって、中身の薄い声になってしまいます。よく、声帯のくっつきだとか、鳴りが弱い…
A.最初は、トレーナーの言われるままに歌い、調整し、何故だか調子が良くなるという体験をするものです。初期には自分で調整できません。もっとも、きちんと声の事解った良いトレーナーでないと導き出せないとは思います。良いバランスの声と、バランスを…
A.脊柱起立筋は、背骨の近くにある筋肉で、これが弱いと姿勢が悪くなり猫背になります。 もちろん 発声にも大きく関わっていて、特に高音域での喉頭の位置にも関わってきます。 この筋肉はインナーマッスルで、赤筋と呼ばれる遅筋です。遅筋とは収縮速度が…
A.少しは話したくても我慢も必要でしょう。沈黙や孤独も必要でしょう。トレーナーとは、ライバルでなくパートナーですが、緊張感のある関係は保たないと、マンネリ化になります。そういう関係になると、よい人間関係とはいえますが実力をつけることはでき…
A.トレーニングで集中して日常では休ませてください。
A.一般的にはトレーニングを行なう前よりは、条件が整い、状態も整い、それでよりよくなることは確かです。ですが、可能性や限界については個人差があります。 ただ、ヴォイストレーニングにおいて、目安として声の高さ(声域)とともに、大きさはわかりや…
A.寝起きの声とセクシーヴォイスは似ています。かすれている、鼻声になる=甘え声でもあります。とはいえ、笑顔のときの笑い声がもっとも魅力的でしょう。
A.いろんな判断があります。まず原則として本人が感覚的によしとするものを出していくことです。 次の3点を気にしてみてください。 1.強く出て弱く引く。 2.伸ばして切る。 3.ひびきとタメ。
A.いろんなパターンの曲をじっくり聞いてコピーしてチェックしましょう。 1.楽器 2.音程 3.フレーズコピー 心地よさにピントをあわせましょう。
A.必要と思うのであればやればよいでしょう。あなた次第です。
A.あまり、気にしないことです。学べるものを学べばよいのです。
A.適当なところで判断しても仕方ないと思います。じっくり受けて、半年ぐらいことに振り返りましょう。
A.進めてください。トレーナーには、進めたいならそう言ってください。
A.曲を一時やめてみるのもよいでしょう。聞くだけは続けてください。何にどう伸び悩んでいるのかをはっきりさせていきましょう。 完成度については、加減してよいのです。またあとで何回も復習すればよいのです。
A.発声練習は歌と違って純粋に声のことに集中できるので、歌う前には必ずやるようにしましょう。具体的に何に気をつけるかというと、まずは響きでしょう。ハミングをした時に鼻のあたりや目の周り、おでこ、上の前歯のすぐ上あたりがビリビリとしていたら…
A.発声をする上で姿勢は大事な要素のひとつです。 姿勢を考える上でよくあるのは、自分ではよい姿勢だと思っていても他人からみるとよくない姿勢だったということです。背の高い女性は猫背になりがちですし、線の細い男性も猫背になりやすいです。けっこう…
A.レッスン中に生徒さんからよく大きな声を出せるようになりたいのですが、と質問されます。 いろいろなタイプの方がいますので一概には言えませんが、声が細いことを悩んでいる方から、大きな声に執着するあまり叫び声のようになっている方まで。 まず基…
A.まずは大きく出すことを心がけましょう。初めてレッスンを受ける時などはとても緊張します。そうするとどうしても声が余所行きの声になっていまいナチュラルな声になりません。ナチュラルな声にならないということはかならず発声上不都合が起きているの…
A.何かにとらわれて発声していると、どんな人でも必ず自閉的な思いつめたような表情を生み出すと思います。この状態だと、感情が客席に届かないです。「さあ、パッサッジョだから、舌を少し上げ、狭まりを作り、摩擦をつくり、息が逆流・・・」などと意識…
A.声のポジションや支え、レッスンで指摘された注意点など考え過ぎて声のスケールがとても小さくなってしまう人もまた、なかなか上達ができないといえます。叫び声がいいという意味では全くありませんが、大きな動きがベースにあって細かい感覚が存在しま…
A.先日、友人のヴァイオリニストと一緒にお食事をしました。その時に、ヴァイオリニストは、頚椎の形が変形してしまうので、ヘルニアの持病を抱えている人が多いという話題になりました。その為、マッサージや針灸、整体などに通っている人は多いようです…
A.パッサッジョ以上の高い音は、声を閉じて身体の中に留めておこうとする力によって支えなければならないことは、これまで何度も述べてきました。喉を締めるということと、声を閉じるということはまったく別物であり、声を閉じることによって結果喉が開く…
A.パッサッジョでオ母音の音色の変化は別名、 「母音修正」と呼ばれるカヴァーリング、その他イタリアでは「コペルトゥーラ」、ドイツでは「デックング」といいます。さて、この技法の本質はなにでしょうか。それは、喉頭蓋(気道と食道を分ける蓋)の傾斜…
A.高音域で声が浅くなってしまうとか、中高音が不安定になってしまう、などの悩みを抱えていらっしゃる方は意外と多いようです。その原因の一つは、鼻吸気にあります。 これは、ベルカントを教えているイタリアでも、この鼻吸気を徹底している先生は多いよ…
A.例えテノールでも、胸の共鳴をキャンセルする歌い方をしてはいけないと感じます。割合の差はあれ、声門下までは、太いパイプで息を送るイメージだと、胸との繋がりがある声になります。それを声門から上で集め、圧縮する事で、完成します。首が、気圧で…