2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧
A.私は、昔、発想についての企画を頼まれたことがあります。そこで、自由に描かせる形で提示したら、正答や模範解答、果ては制限時間をと言われました。多くの人はそれがないと安心できない、落ち着かない、オチがないからできないと。「いや、発想力なの…
A.正常―異常、正しい―間違い、この2ワクの選択の思考からの脱却は、このQ&Aの目的の一つです。よくあるので、くり返し述べています。ことばも数字も、基準を二分するものです。現実には、何事も曖昧で、グレーゾーンの方がずっと多いのです。(♯)
(A.医者は1年余命のある人には「あと3ケ月、もって半年」と言うのです。基準すれすれでも「異常」で「薬を飲め」となるし、声が疲労したくらいでドクターストップとなるし、トレーナーも休みを勧めます。本人もお墨付きをもらうのですから、安心して休…
A.私は、声に関する本やCD、DVDはほとんど買い求めています。他の人に聞かれたときに、自分の見解だけでは話せないこともあるからです。いろんなところで学んでいる人も多いですから、そういうところの人の考え、やり方を、ガイドラインだけでも知っておく…
A.本や広告でしかトレーナーを探せなかった頃、20年くらい前は、本やカルチャーセンターでのトレーナーをいくつも回ってきた人が、たくさん私のところに来ました。 その後、ここの大きな組織になり、本もたくさん出たため、初めに私のところに来る人が増え…
A.検査好きな人は、たくさんの検査を受けると病名がはっきりわかると思い込んでいます。保険で自腹も痛まない。病院もこぞって何億円もするCTスキャンを入れるから、元を取ろうと検査を勧めるわけです。何のためかわからなくても、念のためと…。フィジカル…
A.どのメニュというわけではありませんが、私自身の使っているメニュも含めて、使い過ぎや偏り過ぎは、あまりよい結果をもたらさないと思うので、生徒さんの習熟度に合わせて、適宜変更していくのが、よいだろうと考えています。(♭Ξ) A.基本的にはどのト…
A.声のチェックとトレーニングが中心になります。チェックとは、今どのような状態で、次にどうなるためにどういうことをすればよいのかの判断です。トレーニングでは、チェックされたことを解決していく、そのメニュを行うのです。レッスンでは、チェック…
A.最初は、本当のことをいうと、多いほどよいでしょう。週2、3回が理想です。そこで、トレーナーはチェックをくり返して、より早く相手のことを知り、より正しい判断を下せるからです。 レッスンでは、やり方をしっかりと教えます。そのやり方を違ってやっ…
A.トレーナー巡り、トレーナーショッピング、次々トレーナーを巡るのは、あまり感心しません。しかし、それがプラスと思うのでしたら一つの方法として、ありえると思います。トレーナー巡りは疲れたり、混乱するだけ大変なのです。私は今、そういう人のカ…
A.トレーナーも人間ですから、喉を痛めることもあるし、不調なことも度々あります。私のところのトレーナーは、ほぼ全員舞台を務めていますから、トレーナ―との両立は大変なことです。トレーナーもまた、一人の人間ですから、いろいろとあります。しかし、…
A.声とは、歌とは、芸とは、まして芸術とは、生きるとは、に明確に答えられるわけではありません。しかし、人と接し、人前で演じていくのに、こうした問い抜きには活動できません。そこで、こうしたQ&Aも含め、できるだけ公開しているのです。私たち自…
A.技術(診察から手術まで)や機器の扱いにはすぐれていると思います。チベットの医学では、「貪ること、怒ること、愚かなこと」の3つの無知が生じると、3種類の体液のバランスが崩れ、病気になります。健康はこの3つが出てこないこと。それゆえ、医師…
A.私はリハーサルと本番のチェックをみられるので恵まれていたと思います。十代の頃は、プロがマイクを遠ざけたときの生声などを食い入るように聞いていました。生の声を聞いて、発声の秘密を知りたかったのです。 一番の勉強になるのは、一流のプロ同士で…
A.「音楽の一瞬」を集中して聞いてみましょう。そうして音の流れとともに、その一時の空間、そして、全体をも見えるようにしていきます。気づくことの大切さを前に述べましたが、聞き方を深めていくことが、真の上達のためには欠かせないのです。一点集中…
A.いろいろな人の経験によると、経験が質に替わるときには(これを私は「オン」といってきました)、必ずターニングポイントとなるできごとがあります。それは、レッスンでまさに実感していくべきことです。「耳」については、ある一つの作品の一箇所から…
A.ここでは最低で2人ついて、さらに、スタッフや私や他のトレーナーか、3人目、サードオピニオンとしてつきます。確かに、2人では対立したときに生徒さんが迷うからです。(♯)
A.中には、4、5人のトレーナーにつく生徒さんもいます。そこで役割分担がはっきりしているなら、それもよいことだと思います。ただ、全く脈絡のないトレーナーに何人もついたり、次々と乗り換えるのは勧められません。(♯)
A.学校にはモンスター・ペアレント、病院ではモンスター・ペイシェントがいらして、ミスに目を光らせているようにも見えます。そのため、どちらもサービス、ホスピタリティの充実に力をいれ、相手に対して、生徒さま、患者さまという扱いになりつつありま…
A.普段から、体調から発声の状態まで日記をつけておくとよいです。健康手帳のように、毎年、比較してチェックしましょう。食事やサプリ、薬なども声に影響することがありますから記録しましょう。睡眠時間もとても大切な情報です。けがなども関係します。…
A.まず、最初に行く医者ならどこでもかまいません。そこから、声のことなら、音声医(ヴォイスクリニック)をお勧めします。過緊張性発声障害、痙攣性発声障害(SD神経筋肉連)機能性発声障害など、機能的な問題は、器質的な問題(ポリープや声帯結節)…
A.私は、生徒が選んだからといって、必ずしも正しい選択ではないとも思います。こちらでは、経験的に、より正しいであろうトレーナーを、その判断の理由をつけて勧めます。その上で、変更してもかまいません。本人が選んだから本人の責任ということにする…
A.実力など、どんなにあっても足らないものなのです。自分を否定せず、少しずつ毎日練習することで、補充、加えていけばよいのです。どんどん創っていくこと。まあ、世の中ネガティブな方向にポジティブに批判することを生きがいパワーとしている人もいる…
A.マイトレーナーは、ホームドクターのように、いつも通っていなくても、いざというときに相談できるとよいですね。私のところは、担当のトレーナーやスタッフが、OB(退会、休会中の人)に会えるようにしています。メンタルや体のことも、長く接したトレ…
A.人それぞれに体質も性格も、違います。うまく声の出やすいメニュも、その他の目的のために使ったよいメニュも、苦手とするものも、人によって時期によって違います。チェックによいメニュもあれば、回復によいメニュもあります。(♯)
A.低音から高音に歌っていく中で、声帯の使い方が変わるものとされています。胸声区、中声区、頭声区などと表現する方もいます。話し声のような地声のまま低音から歌っていくと、ある程度の高さで苦しくなると思います。女性だと真ん中のミ(一点ミ)で限界…
A.声が固い原因として考えられるのは、声帯の回りの筋肉がまだ柔軟に動かせていないこと、それに付随する呼吸に関する筋肉が柔軟に動かせていないことなどが考えられます。まず舌根が硬いかどうかですが、舌をベーっと出してみて、舌根の筋肉をストレッチさ…
A.薬の効用も半分以上は信じることでの効果です。効果を出したければ、今ついているトレーナー、方法、そして、何よりもそれを選んだ自分を信じることです。私は、ここのトレーナーを信じています。それゆえ、生徒も預けています。信じなくては効果も出ま…
A.合わないと、トレーナー探しに迷うくらいなら、目の前のトレーナーを信じ学べるものをすべて学んでいく、目一杯そのトレーナーの能力を使い切ってしまえばよいのです。そしたら次にもっとよくみえるようになります。もっと自分に合ったトレーナーや方法…
A.第一に、ポジティブに考えましょう。そして、ネガティブに考えているような人に巻き込まれないようにしましょう。そういう傾向の人はどんどんそういう人たちに引っ張られるからです。否定していくことに何の意味があるのでしょう。それで自分を肯定して…