発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Q3158.高音は自然で低音は不自然と感じられてしまう原因について、低音は声を安定させようと意識しすぎると、特にそう聞こえるようです。

A.やはりラインが統一されていないのでしょう。高音が自然と感じられるのであれば、そのポジションに合わせるのもよいでしょうが、その声が深い安定した声であるか、聞いていないので判断しかねるところです。

Q3159.感情をこめていくと台詞っぽくなっていってしまったのですが、いいのですか。

A.その感覚に慣れていないため違和感を感じているのだと思います。まずは歌の世界に入り、その中で自分の感情を生かしていく。こういった気持ちで日々練習していくことです。練習していく中でこの違和感もなくなり、より感情豊かな感性が磨かれていきます。

Q3156.高音は自然な声で聞いていて気持ちがいいが、低音は無理に作った声の印象があるのですが。

A.ポジションが落ちているのでしょう。低い音だから声を低いくするのではなく、高音・中音・低音すべて同じラインで歌えるようにしてください。

Q3157.歌いだし、低音部、で鼻にかかる発音が時折気になる。「イ」の発音が不自然です。

A.「イ」「エ」は浅くなりやすく難しい発音です。口を横に開くというのではなく、声帯で話すようにしてください。口先の発音にならないよう注意してください。鼻声になるのは喉を締めているためです。そのため力も入っているでしょう。鼻くう共鳴は高音で使…

Q3154.「喉が開く」ということに非常に興味があるのですが、喉を開いて歌うことができている歌手の人たちも、最初のうちは「喉を開ける」ことを意識して歌唱していたのですか。

A.意識しないで無意識で喉が開くようになったのだと思います。結果としてそうなったんだと。喉を開くことが歌う目的ではないですから。一流のプロの歌手は「喉を開ける」ことを意識して歌っていないと思います。クラシックの場合は練習の段階ではそれを意識…

Q3155.私の場合舌を出すと、喉が閉まってしまい、また、首に力が入り、ペロンとした声になってしまいます。出さない方がやわらかく出て、首に力も入りづらいです。

A.それ自体では不自由で使い道がないように感じられますが、そのトレーニングから開放された時、意識をしなくとも自然とその状態になっているのです。同様に、このトレーニングをしていれば、いざ歌おうとした時に意識をしなくても声帯を充分に使っているよ…

Q3152.自分の一番よい声がわからない。自分キーがわからない。低い方が出しやすいが、聞く人によって、高めのすきとおる感じがよいといわれたりする。そうすると、小さな声になると、かき消されてします。小さな声でも、人をひきつけるのはなぜでしょうか。

A.福島先生の本の中に『自分の声は一生分からない。第三者に聞いてもらう』という一節がありました。まさにその通りでして、ご自身の声を録音されたことがあると思いますが、自分で聞こえる声と人に聞こえている声とは違うのです。歌とて同じです。 自分がよ…

Q3153.本格的な腹式呼吸を身につけるトレーニングで、お腹に思い切り力を入れてトレーニングするようにしているのですが、最近周辺のお腹が鍛えられるような痛みと共に、息を入れると胃がとても痛くなります。姿勢が悪いのでしょうか。

A.姿勢の問題ではないと思います。力を入れすぎかな。直接腹筋に力を入れすぎないこと。体をリラックスさせて、その上で強く息を吐けるようにしていきましょう。まずは仰向けに寝てみて、自然な呼吸を確認すること。決して腹筋を直接使っていないと思います…

Q3150.鼻声について、発声練習でそれほど気にならないものが、普段まわりから指摘されるというのはどういう理由があるのか。鼻に抜けてしまう発声のシステムを理解したい。

A.言葉の関係で、鼻声に聴こえることもあるかもしれません。おいおい、曲をやっていきながら、改善していきましょう。息で歌うということは、意識したほうがいいですが、決して、息を漏らさない、息の上に声がのる意識をもってください。かなり、難しいこと…

Q3151.今、自分に必要な練習方法を教えてほしい。

A.自宅での練習メニューは、レッスンでしていることをしてください。量より質を大事にしてください。喉を開く、声帯で音をとる、最下音声、音階練習でのラインの統一など発声で基礎作りをしないまま歌に進んでも、今と変わりません。地味なことの継続がとて…

Q3148.実際に楽曲(ポップスやロック)を歌う時は、軟口蓋を広げることを意識した方が よいのでしょうか。

A.軟口蓋を広げ、そしてさらに喉の奥を上に引き上げるイメージを持って、声を出してみましょう。口の中の空間が広くなり、より響くようになって、声量も増します。また口を縦に開ける事で喉の位置が下がり、効率よく声が出しやすくなるポジションを得られる…

Q3149.「喉を開く」などのトレーニングは楽曲を歌う時、どのようにいかせばいいのですか。楽曲を歌う際に注意すべき点はありますか。

A.発声と歌の関係について、スポーツに例えてみます。スポーツ選手が何の準備もせず、いきなり試合に望むでしょうか?必ずウォーミングアップをしているでしょう。しかし、それはやたらめったらダッシュでランニングをしたり、投手が何十球もピッチング練習…

Q3146.まっすぐな姿勢を意識して発声練習してみましたが、背中に力が入りすぎて筋肉痛になります。これは、余計な力が入っているせいでしょうか。背筋が弱く、バランスが悪いのでしょうか。

A.壁に頭、背中全体、ふくらはぎ、をなるべくくっつけて立ってみてください。それがよい姿勢といえます。体になるべく力を入れないように立ってみてください。

Q3147.喉によいものや、気をつけるとよいことを教えてください。

A.よく寝ること イソジンでうがいをする 耳鼻科に行く 極力しゃべらない のどあめなどを常備してのどを乾燥させない こんな感じですが、食べ物としては、りんご、オクラなどがいいと聞いたことがあります。りんごは、のどによく、オクラは、風邪にいいそうで…

Q3144.先生と比べると口の開け方がかなり小さいが、口を大きく開けると、息の出し方や音程が制御しにくくなる。歌うときに口を大きく開けることの必要性が実感できない。

A.口を歌う時に常に大きく開けていて欲しい訳ではありません。特定の方法でしか声が保てないのでは、偏りが生じる恐れがあります。 現状口が閉じ気味なことで声が引いてしまっているように感じますので開放・解放のヒントの一つとして捉えて頂ければと思いま…

Q3145.「ア」「オ」を発声するときのベストのポジションがよく分からない。発声練習と実際の歌とは区別するべきなのか、また普段の日本語の発声とも区別するべきなのか。

A.普段、日本語を発音する感触とは異なると思います。区別をする必要は無いですが。 重要なのは、(例えばですが)聞き手に日本語に聞こえることが大切なのであって、歌っている本人が通常の日本語の感触と同じであるかどうかは問題ではありません。またベス…

Q3142.発声しているときに自分では喉に力を入れていないつもりでも、後から咳こんだり、喉が痛く感じるときは、力が入っているということなのでしょうか。力を入れないようにするためには、何に気をつければいいでしょうか。

A.そのつど、心身をほぐしていってください。

Q3143.息吐きのしすぎは、喉によくないですか。

A. 無理に力をいれなければ、関係ありません。

Q3140.高い声がきつくなく出せるようにすなるには。

A.急がず、少しずつ習得してください。

Q3141.ことばの意味をたたみかけるように歌うには。

A.自分で何度もやって感覚をつかんでいってください。

Q3138.強く息を吐くとき、横隔膜を下にひっぱる(横腹をつきだす)ようにうすると、胸がしぼるようにへこみます。これはよいのでしょうか。

A.横隔膜を下に張る(支える)時には、同時に胸の部分も開放してあげるようにしてください。しぼるようにグーっと苦しくなるのはよくないと思います。(I)

Q3139.地声から裏声にかわるとき、どうしても不自然になり、音量がかたっと落ちてしまうのはどうしたらよいでしょうか。

A.急がず、少しずつならしていってください。

Q3136.ほお骨あたりを意識して声を出すと、しぜんと軟膏蓋の上から眉間にかけての線上の一点に意識がいくのですか。

A.個人差がトレーナー、生徒ともにあり、一般的には自分(初期はトレーナー)がよいと感じる方が優先されます。(F)

Q3137.息をお腹で支えられるようになるために、8秒~12秒息を吸って、同じ秒数止めて、同じ秒数吐くトレーニングをしているのですが、きちんとお腹が使えているのでしょうか。

A.「PO」での発声練習で、「お腹を使う」(腹式)を感じていただけたかと思います。パ行という破裂音を使った練習は、腹式とわかりやすく実感できると思います。(I)

Q3134.歌っているときと発声しているときは、体のどこに意識をもつのか。

A.トレーニングと歌は切り替えてください。トレーニングは部分的、意識的なチェック鍛錬です。将来の完成を目的とします。歌は、全体的、無意識的な応用です。今の最良を目的とします。歌っているときと、発声しているときは、私は区別させています。トレー…

Q3135.胸のまん中とは、どこか。共鳴は体の前面か、まん中か、どちらが正しいのか。

A.あなたの感覚するようにでかまいません。これを明確に区別することもできません。自分で決めていかまいません。体は一体ですから、箇所は、その人の感覚したものにすぎません。(F)

Q3132.レッスンでの録音は可能でしょうか?

A.可能です。何度も聞き返して自分の声を聞いてください。またレッスンだけではなく、自分で練習する時も同様です。まずは現時点での自分の声を把握するところから始まります。何度も聞き、自分が意図している表現ができているのか?を自分の耳で聞いていく…

Q3133.おすすめのCDや本は何かありますか。

A.自分の興味をひくものに限定せず、歌っていくために聞いてり読んだりしなくてはならないものが、たくさんあると思います。そういったものを自分で調べて聞いたり、読んだりしていくとよいのではないでしょうか。〔rf〕(B)

Q3130.発声する練習の後、痛くはないのですが、声帯あたりに疲労感を感じることはありますか。発声の仕方が間違っているのでしょうか。

A.かなりの疲労感があるならば力が入り過ぎています。ダイレクトに声帯を使う練習をしているときは、疲労を覚えるかもしれません。乾燥している状態で口から息を吸うと声帯の湿り気が失われ、より負担をかけてしまいます。息を吸う時は鼻から、発声時に喉を…

Q3131.集中力のことで、練習量にとても迷います。レッスンの時に、自分で立てた練習メニューに対して指摘して頂くことは可能でしょうか。

A.指摘は出来ます。ただ、自分で立てた練習メニュはその時々の体調や時間などにより変わります。応用もしてあげなければなりません。また何に対しての練習なのか、目的をしっかり持って行っていってください。練習量は自分が集中できる時間、30分なら30分で…