101.体と息のメニュ
A.生物としてみると、人も円柱で真ん中に穴が通っている。上から、口から食道、胃腸、肛門の管のことです。そのイメージで、声を出すという教えもあります。自分の体を樽やドラム缶のようにイメージするのです。オペラ歌手といえば、太っているというのがス…
A.結果としては、入らない方がよいのですが、アプローチとしてはいろいろあります。プロセスにおいては、どんなことでもあってよいと思います。世の中には自分と異なるやり方、アプローチ、メニュを頭から否定する人、やってみて自分に合わないからと否定す…
A.円の呼吸、吐気での発声、そのキープ、停止から吸気とを一つの円のようにイメージするのです。急に声にしたり、急に声を切ったりしないということです。ぶつけたり、いきなり断ってはいけません。早く吸うよりも、早く入ってくるように、それも直線的より…
A.筋力でなく呼吸の力を使いましょう。吸うこと、吐くこと、止めることに意識を持ち、次に解放します。そして心や感情のつながりに意識をもっていくのです。深呼吸して、それをしやすい姿勢をとれたら、意識を離していくのです。
A.踵をつけてから、足の親指中心に、地面を握るようにして歩きます。砂浜で是非、経験してください。
A.生物としてみると、人も円柱で真ん中に穴が通っている。上から、口から食道、胃腸、肛門の管のことです。そのイメージで、声を出すという教えもあります。自分の体を樽やドラム缶のようにイメージするのです。オペラ歌手といえば、太っているというのがス…
A.荷物の重さを左右均等にします。あるいは交互に持ちます。リュックサックがよいと言われていますが、前後バランスにはよくないです。後より前でもつのがよいです。靴はスニーカーがお勧めです。靴底のすり減り方でチェックしましょう。 研究所には「姿勢椅…
A.重量挙げのときの姿勢を参考にしてください。デットリフト、「死の挙上」と訳せばよいのでしょうか。これでアスリートは、ハムストリングス、大殿筋、脊柱起立筋をメインに、僧帽筋、広背筋まで鍛えています。体操やバレエの前屈も参考になります。背骨、…
A.骨盤を前傾にしておくには、胸をあげて顎を引く意識と脊柱起立筋を保つことができなくては、難しいのです。普通に座ると膝が曲がって、そのハムストリングスは、坐骨と脛骨や腓骨についています。そこで、坐骨が前に出ると骨盤が後傾します。崩れた姿勢に…
A.腰の筋肉をつまむつもりで、背骨のところの筋肉に触ってみましょう。 そこで上体を前屈したり、反らしてみます。前者で緊張し、後者で緩むのがわかりますね。ときおり、背を反らしてほぐしておくことです。
A.筋肉を緩めたいときに、緩めた感じを受け入れるのは難しいが、緊張させた感じにはすぐできます。そこで先に、それを行ってからの方が、やりやすくわかりやすいからです。ストレッチで筋弛緩になるのがリラックスといえるのかは、私は別問題と思うのです。…
A.爪先立ちして、このとき、背が反らないように注意します。そして、トンと踵をおろす。重心もおとせます。電車で揺られても崩れない安定した姿勢は、楽でバランスのよい、長く保てるものです。
A.よくあるのは、力を入れて抜くというものです。脱力は難しいのです。水の上で脱力して浮かぶことができますか。
A.これは僧帽筋上部繊維の膠着が原因です。緊張やストレスでそうなったなら肩を温めましょう。水泳のクロール、バタフライは肩だけでなく肩甲骨から動かします。そのために両腕を同時に逆に回すような特別なトレーニングをします。最初は片腕ずつでもよい…
A.立ったままで、背中を丸めるときは膝を曲げることです。両足を開くと、顔の位置は低くもできます。
A.頸肩腕症候群といいます。背筋が弱いと、猫背になり、腕も前に出すぎます。目の疲れ、ストレス、運動、栄養、便通など、さまざまな原因がありますが、柔軟運動や呼吸法などで解決できたら理想的です。 鎖骨と肩の骨の交わるところのでっぱりをさすってみ…
A.力を抜くには、小さく揺らすとよいでしょう。さするのもよいのです。リンパマッサージのように、圧のかけ方を工夫してみましょう。胸郭が硬いと、胸が斜め上に上がり、肩が上がるのです。 胸郭をさすり、肋骨と肋骨の間の筋肉をマッサージします。胸郭の…
A. 首に後ろから両手をあてて、首を前後に動かします。次に、左右に動かします。胸鎖乳突筋に沿って、上から下へマッサージしましょう。鎖骨のくぼんでいるところに指をあて、首を横に倒すように動かします。
A.初心者には、とにかく喉の奥が開いていない人が多いため、なるべく口も喉の奥も開くようにレッスンします。日常会話ではなかなか使わない部分なので、あえてトレーニングの中で開くことを意識します。 上達してくると、今度は口を開けすぎたための弊害を引…
A.多くの人がこの悩みを持っているようです。私自身も、歌うときに首に力が入って、まるで首で音を支えているような状態から抜けるのに時間を要しました。 まず、体幹の筋肉が十分でしょうか。例えば息を吸って、肋骨周りが広がると思いますが、このときに広…
A.舌は前後左右、あらゆる方向に動かすことで、モノを飲み込んだり、子音の発音をしたりと柔軟な動きをしています。それは舌の下方向になる筋肉軍のおかげで、さらにその筋肉の下には舌骨という骨につながっています。舌骨は喉ぼとけ、つまり声帯が入ってい…
A.表情筋のエクササイズの一つとして、鼻のまわりの筋肉についてアプローチしていきます。上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋です。前者は小鼻の方向に唇を持ち上げます。後者は目の方向に上唇を持ち上げる筋肉です。 小鼻の横を1センチ持ち上げようとして、上唇も持ち…
A.息を吸って体に取り込んだ空気は、なるべく保持して歌うことですが、この息を保持するというのを実際に体でどのようにするかをわかっていない人が多いように感じます。 胴回りを自分の手でつかんでみます。右わき腹を右手で、人差し指と親指で脇腹を挟みま…
A.一昔前に、イチローも鍛えているということで一躍ブームになりました。 上半身と下半身をつなげる筋肉で、この筋肉がしっかり働けば姿勢の安定につながります。安定した姿勢はいいパフォーマンスを生み出すので、ここを鍛えないのは損ですね。 上は腰椎に…
A.おなかとは、ここでは、丹田、下腹など抽象的な概念ではなく実際の筋肉としてとらえてみましょう。腹斜筋、腹直筋、腹横筋がおなかに当たる筋肉です。 腹直筋は、シックスパックということで目にしたことがある人も多いと思います。恥骨から肋骨の真ん中ぐ…
A.ピラティスなどで着目されている骨盤底筋群ですが、これは恥骨と尾骨にわたって、つり橋のようにかかっている筋肉です。腹直筋に直接つながっており、この部分をしっかりと使うことは、呼吸の上でメリットがあります。歌のレッスンの中で、「おしりの穴を…
A.顔の筋肉が、思うように動かないという人が多くいます。日本語は、顔の筋肉をほとんど動かさなくても話せるし、マスク生活で、表情筋を豊かに使うということから遠ざかってしまっていることも原因として考えられます。 表情筋は、声をしっかりと響かせるた…
A.下顎の力が入っている人は、多くいます。「あごを緩めてください」と言うと、顎の先からだらんと下げ、首の前側に力が入る人がいます。また、顎関節をガタンと下げてしまい、顎関節症が心配になるような動かし方をしてしまう人もいます。このような下げ方…
A.息を吸う時に使われている呼吸の筋肉の働きは、息を吐くときの呼吸の支えの筋肉と通じるのだそうです。よく歌の先生方は、「息を吸うように歌いなさい」と表現する人がいますが、これは、呼吸の筋肉を使った状態で息を支えていてほしいからなのです。 息を…
A.「骨盤が寝ている」とは大げさに言うと、横から見たときに身体がくの字になっている状態だと思います。姿勢が歪んでいるので身体が支えにくくなり、それゆえに歌いにくさを感じるのです。だからと言って、くの字(お尻を後ろに突き出した状態)を矯正しよ…