発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Q3604.ナレーションの教材を探しているのですが、よい教材がなかなか見つかりません。どのようにして勉強していけばよいのでしょうか?

A.教材はどこにでもあります。文章であればよいのですから、自分で見つけ出して教材にしてしまうことです。 まずはドキュメンタリー番組を録音して、そのナレーションを原稿にしてしまうのです。原稿にする作業はとても手間のかかることですが、何度もその…

Q3603.歌とお芝居との接点を教えてください。

A.表現者であるという意味では同じですが、その表現の仕方が違います。 歌手は音楽を使い表現していきます。日常とは違った世界観で人の心に届かせていきます。メロディであったり、リズムであったり、歌詞であったり。俳優は演技で表現していきます。セリ…

Q3602.漠然と「声が変われば、人生が変わる」と思っているのですが、本当でしょうか?

A.声が変われば人生は変わると思いますが、それは声というものが、自分自身の人間的成長なくしてよくなることはないという前提があるからです。つまり自分自身の成長によって、声もよくなるものなのです。ですから単純に声だけがよくなるということはなく…

Q3601.歌を習っているのですが、ライブ活動もしたいと思っています。しかし1歩踏み出せずにいます。また歌が完璧にうまくなってから活動しようとも思っているのですが、どうしたらよいのでしょうか?

A.誰もが「歌がうまくなってから」と思うのですが、プロの方でさえ「うまくなった!完璧だ!」なんてことは死ぬまで思わないのですから、それを待っていたら、一生プロにはなれません。そうではなく、「うまくなりたい。自分はまだまだだ。」と思って努力…

Q3600.息を吐くときに、「お腹をキープしたまま」、または「お腹を膨らませて」と指導されることがあるのですが、息を吐くのだから、お腹はへこむのが普通なのではないでしょうか?どういうことでしょうか?

A.まずは腹式呼吸では、お腹から息を吐き出します。そしてお腹に息を取り込んでいきます。この繰り返しです。 しかし息を吐く際に、お腹を意図的に押してしまうと、必要以上に息を吐き出してしまい、息がもれてしまうのです。このもれを少なくし、効率よく…

Q3599.息の吸い方を教えてください。

A.息というのは「吸う」ものだと思っているかもしれませんが、実際には「吸う」のではなく、「取り込む」という感覚が正しいのです。 息を「吸う」という感覚では、胸に力が入ってしまったり、上半身を固めてしまったりします。ですからそうではなく、「取…

Q3597.ライブハウスなどでその場の雰囲気的に自分達のバンドに対して好意的じゃないな、と感じたりすると歌が不安定になります。そんな小さなこと気にしすぎだから、気にするなと言われたらそれまでですが。具体的には歌の語尾などが微妙にシャープ♯してしまいます。やっぱり精神的に弱く、その場の雰囲気に呑まれてしまうと歌が不安定になるのでしょうか?それとも発声がきちんとできていないからでしょうか?場慣れをしていったら歌も安定してくるのでしょうか?

A.いろんな原因があります。 理由は、メールの話だけでは断定できないのですが、多かれ少なかれ誰でもそういうことはあるものです。 具体的に提示された問題についても、技術もメンタルも経験も、いろんなことが絡んでいるものです。 私は厳しいレッスンに…

Q3598.声にいい感情は何でしょうか。

A.楽しくうれしく明るい楽観的な方です。

Q3595.声量を小さくすると、聞こえなくなる。

A.しっかりと太い芯があなたの胸にささっていないからです。共鳴不足です。

Q3596.歌うの大好きなんですけど地声で高い声が出ません。男の人よりも出ない時があります。トレーニングすれば高い声が出るようになりますか?

A.貴兄の発声を聞いてみないと詳しくは何とも言えません。 トレーニングはその目的で行えば可能と思われます。

Q3593.たたみかけるかはずすかの判断は。

A.フィーリング、流れや定石(ルール)とのかけあいになります。

Q3594.どのくらい大きな声で歌うとよいのですか。

A.雑にならないくらいです。

Q3591.けがのときはどうすればよいか 、けがはかばってしまう。

A.かばうことでくせをつけないようにすること。発声と関わるときは早く休んだ方がよいときもあります。

Q3592.呼吸で歌うことについて。

A.その通りです。言うは易し、行なうは難し。

Q3589.「ハイ」を中心に、理想的な声を体に覚え込ませるように何度も練習しました。どうすればよいですか。

A.曲を覚えて、どこかのフレーズに応用してみてください。

Q3590.軟口蓋をあげてあてるのか。

A.レッスンの目的によります。あくびの口形とはよくいわれています。(rf)

Q3587.「ハイ」などの声立ては、出しやすいキーのところでやった方がよいのでしょうか。

A.もっとも状態のよいところでやってください。出しやすい高さは、少し高いときもあります。 バランスを取るなら、そこで声を深めるなら、1、2音下げてみてください。

Q3588.「ハイ」は声を出し切った方がよいのか。少し抑えめにするのがよいのでしょうか。

A.a.大きな声 (1.できているけど、できていない 2.できていないけど、できるようにする) b.バランス (1.できる 2.できない) c.聞きやすい、心地よい声を (1.できる程度 2.できない) この3つから考えてみてください。目的がa b c に…

Q3585.話し声に自信がないです。

A.自信をもってください。話し声自体が悪い人はあまりいません。悪く思うと悪くなります。

Q3586.歌っていると、発声に集中しすぎてどこか固い歌声になってしまいます。

A.ステージ、舞台で慣れること(メンタル、体力、気力、性格、キャラ)、あとは強気、威厳を持ちつつも、心をやわらかくやさしく、切り替えてみましょう。

Q3583.脱力がうまくできません。のど、胸やお腹の順に力が入ってしまいます。

A.発声やトレーニングを忘れてみてください。脱力できたときに、始めることです。

Q3584.息全部をはっきりと声にしたいです。

A.ケースバイケースでいろんな方法があり、あなたの症状(状態)をみないとわかりません。

Q3581.表現をするために、いろんな声の種類を教えてください。

A.いろんな分類をしている人もいますが、個人のもつ声や使い方が違うのですから、歌のジャンルと同じで、あまり気にしなくてもよいと思います。地声と裏声だけ知っていたら、充分です。あまり細かく分けすぎると、表現は器用になってもパワーが落ちるから…

☆Q3582.自分が聞いている自分の声は、発声ができているときに、他人に聞こえる声と全く違うものになるのでしょうか。

A.同じと違うをどこで区別するかも、程度問題になります。発声ができていようといまいと、自分の聞く声は骨振動があり、他人の聞く声とは違っています。録音して聞いたり、マイクからヘッドホンやスピーカーを通して聞き、自分の声に慣れましょう。また発…

Q3579.よい歌をつくることと、ライブをよくしていくことについてアドバイスを。

A.いつも変えていきましょう。よい方に変えていこうとして、勝手に変わってしまうようにです。歌っているなかでの基準だけでは、どちらかというと作品としては悪くなっていることもあります。しかし、つくりこんでいくと、ステージの迫力としてはよりよく…

Q3580.歌も師匠につくべきですか。それはどんな人にでしょうか。役者的な歌い手を目指しています。

A.ここにもいろんなところのお弟子さんがいらしています。師匠が歌っているものを真似て、その世界を作ったり、受け継ぐというのが難しくなってきたからです。昔から一人で悩む歌い手は多かったのですが、その悩みのいくつかは、ここで解決できます。 世界…

Q3577.ヒット曲の歌い方についてアドバイスをください。J-POPS曲のスタンダードがよいです。何を学ぶべきですか。

A.どういう人がファンなのか、はっきりしている曲は、それぞれの5、6曲を聞くと、その人の才能が大体入っています。そこにあるオリジナルやベースは共通しています。そういうものがつながっていくわけです。1時間で二曲ペースで勉強して、それに対する…

Q3578.フレーズトレーニングの目的を教えてください。

A.1つのフレーズだけを30分やります。これだけを10パターン歌い分けて、自分のものを出していくのです。そこで可能性のあるパターンというのも見つけてください。それがよいときはストックし、悪いときは捨てていけばよいのです。その繰り返しです。…

Q3575.年をとると声が出にくくなってきた。

A.年齢とともに声は衰えます。きちんとケアしていくことです。若いときはよく出たり悪く出たりのままで、だんだん荒れていき、出なくなっていく人もいます。トレーナーについたり、発声の基礎知識や基本を知っておくことは大切だと思います。

Q3576.のどの調子のよいときが続きません。

A.調子がよいときは、一つ上の段階にいくチャンスですが、同時に非常に微妙なときなのです。風邪の引きはじめや、風邪のときの方が調子がよくなったりする人もいるくらいです。歌も危ないときの方が案外とよくなることもあります。 そういうときはすごく気…