発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2022-11-01から1日間の記事一覧

Q.声量のトレーニングをしたことがありません。

A. そこは、呼吸と同じでフィジカルに関することで、フォーム作りの基本になるところです。本来、そこが安定するまでは、表面的なところで声域や喚声区ばかり専念すると、却ってやりにくくなることが多くなります。基礎がスルーされてしまうのです。

Q.声の要素のうち、最も大切なのは何でしょうか。

A. 発声の習得段階から見ても、まずは声量、次に声域となり、発音となっていくわけです。ところが、声量や音色というのは、個人差があり、はっきりしないから無視されやすいわけです。

Q. 最近、声量のないヴォーカルが多いように思います。

A. 何よりも、しっかりとまだ声を出せてない人に対して、その状態を歌に使う声と捉えてスタートするからです。もちろん、それでよい人もいます。 昔は、大きな声が出せないと歌手になれないという見方でしたから、選ばれた時点でその条件を持っていたのです…