まず「ハイ」で一番深いしっかりと出るところを取り出します。息や体を変えずに、同じ状態で「いつか」と言ってみましょう。「ハイ」と同じく「タン!」というひとつのリズムの中に「いつか」と入れるイメージです。表現を考えるとどうしても体から離れてしまうので、声にすることに集中します。慣れてきたら、「ハイ」でできるポジションを離さずに「いつか忘れていった」くらいまで読んでみましょう。一文で全身の息も神経も使いきるくらいの感じです。言葉としてはきれいに聞こえませんが、体は伴ってきます。声に覇気があると、言葉も聞き取りやすくなります。今後もさらに全身で表現できるよう、トレーニングを進めていってください。