A.お腹に力をいれて歌うというのは違います。お腹は呼吸のコントロールをするためにも常に柔らかい状態していなくてはいけません。「丹田(たんでん)」は、おへそ下3センチ辺りにあるのですが、呼吸において重要な存在となるので、意識できるようにしましょう。
肩などに力が入ることは歌にとって1番よくないことです。お腹も含め、肩、あご、首に力が入っていると、発した声が共鳴しなくなってしまいます。力を抜いて歌うことは体得するまで時間がかかるかもしれません。これも練習でしか解決できません。
説明しますが、できればレッスンで解説を受けて取り組んで欲しいです。
あごの力を抜く→下あごを左右に動かしながら発声する。 首の力を抜く→左右に首を振りながら発声をする。ただし、 絶対に上下に首を振らないこと。息の軌道が妨げられてしまうためです。
肩の力を抜く→これも左右に振りながら力を抜いて下さい。歩きながら発声すると良いでしょう。街を歩きながら鼻歌でもしている状態は実に自然な態勢でいます。それを理想としてください。
これらができた上で丹田の存在が活かされていきます。これらは体得するまで時間がかかります。何事にも順番というものがあります。高度な技術を求めようとするならば、より基礎基盤が大切になることを忘れないで下さい。(K)