Ａ.これはおそらく四足歩行の動物が行っている発声法をモデルにしたものと思われますが、
1.まずは地面にひざと手をついて四つん這いになってください。
2.ブレスをとる時に、上体を完全脱力させてください。脱力がうまくいってればでっ尻になるはずです。
3.呼吸を吐くときにお尻→腰→背筋を下から上へと順々に丸めるように使って息を吐き続けてください。この時イメージとして息の通り道は背筋→首の後ろ→後頭部→前へと意識してください。そしてみぞおち以上下顎以下の前面上体の脱力を心がけてください。
この呼吸法のいいところは、立っていないので上体の脱力を感じやすくまた、お尻→腰→背筋と声帯からより遠い位置から呼気をコントロールさせようと部位の筋肉を使うので呼吸が乱れにくいのです。この状態でブレスコントロールや実際に発声して練習した後に、今度は立って同じ部位を使って練習してみると呼吸のみで歌い喋る感覚が身につき、とても楽に声をコントロールしやすくなります。ただし背筋はいい意味でとても疲れます。しかし声帯はとても楽です。私の感覚で言うと、尾てい骨一点で呼吸や音程をコントロールしている感覚とも言えます。ぜひ一度おためしください。（♭Д)
