A.たとえば、勉強できる人や理屈っぽい人は、やはりそういうトレーナーを選びます。一見、合っているようですが、本当は、そういう人にこそ、その頭をぶっ壊すトレーナーが必要です。
とても緊張しやすく、精神的に弱い人には、カウンセラーのようにやさしく手取り足取り教えてくれるトレーナーが合っています。しかし、本当にその人がそれを乗り越えるには、いつかはもっと厳しいトレーナーにつく、いや、早くそういう人について、レッスンを充実させられる力をつけることがより重要です。
つまり、どのトレーナーについてよかった悪かったという判断さえも、声に関しては難しいものです。すべては、本人の思い込みにすぎないことが多いのです。でも、どんなトレーナーにでも合わせて、そこから最大のものを吸収できる人だけが、そのトレーナーを超えられるのです。(♭)