発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-09-10から1日間の記事一覧

Q1474.前に受けていたトレーナーから、「音が当たっていない」と何度か注意を受けました。おそらく頭の響きが不十分という意味かと考えますが、必ずしも頭を響かせる必要はあるのでしょうか。(音によっては、頭以外がよく響いて、それがよい音となる場合もあるのではないかと考えます。)

A.「音があたってない」というのは、おそらく出している音高が、正しい音高に届いていない、つまり音高の芯にあたっていない、ということかもしれません。響くところは、頭や頬骨のあたり、鼻、唇、たくさんあります。しゃべるくらいの音域でしたら、頭や…

Q1475.レッスン時に、歌うときの声と普段の声とが、かけ離れているといわれました。「作られた声」になっているのでしょうか。また、作られた声とは何でしょうか。

A.作られた声というのは、のどを使って自分のイメージした声を出している時の声のことです。歌うとき、『こんな声を出そう』と考えてしまうと、無意識にのどや声帯の周りの筋肉を緊張させたり、固めたりして、一番声の出る状態で声が出せていないことがあ…