2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 自分では普通に歌っている(と思っていた)状態を客観的に見てもらったら、実は口を動かし過ぎる癖があったということですね。一般的に自分の癖をひとりで見つけるのは難しいものです。だからこそ、レッスンの中で第三者の目によって癖を見つけられたと…
A. レッスンなのでしっかり声を出すことを前提とすると、オンラインでも対面でも基本的には立って声を出した方がよい体感を得やすいです。声は喉だけの働きではなく、身体のさまざまな部分が影響し合って声を出しています。喉から一番遠い足の裏や足指も、…
A. それまでにあまり喉を使わないようにしておくことも大切です。日に何回も歌わなければいけないときに、あまり休めすぎてしまうと、次に声が出にくくなるという人もいます。でも、どこかで、喉を休める、最も有効な手段は、声を使わないこと、よく睡眠を…
A. いろいろ試した結果、そのような状態がよいようであれば、それを選べばよいと思います。一般的には、歌い終わると喉はそれなりに疲れているものですから、回復させるために、休めるのが原則です。
A. レッスンでの経験上、本人が自分で本調子というときには、喉の状態としては、もう疲れている場合が多いように思います。感情が入りやすいのは、喉がかなり疲れて力ずくで出せるようなときの方が、伝えた実感となるので勘違いをしがちです。客観的にアド…
A. オリーブオイルなど、ある種類のオイルをとるとよいとか、油分のある食べ物、肉を食べた方がよいとか、誰かが感覚的な判断をして伝わったものが多いです。喉によい食べ物などとプロの人が上げているほとんども、これにあてはまります。
A. 巷では、そのようなことがいわれ、歌い手でもいっている人がいるようです。メンタル的、プラシーボな効果もあるので、そうと思い込んで、実感して効果が出ているのでしたら、よいと思います。ただしトレーナーの立場からは、心理的なものに過ぎないとい…
A. 喉は唾液で潤った状態がよいのであって、水は、その状態を変えてしまいます。 人によって感じ方もいろいろですから、自分で工夫するとよいと思います。 水を飲みすぎると胃がチャップチャップともなるし過度の摂取はあまりよくないことは言い添えておき…
A. ステージもスタジオも現場は、乾燥しているところが多いので、度々、飲料に頼りすぎることはよくないと考えています。 こまめに飲んでも、喉に水分が行き渡るのは、20分ほどかかります。ですから、喉が渇いたと思う前に給水しておかなくてはならないので…
A. 私はかつてワークショップやレッスン中には、時間も長くないので、飲食なし、つまり水分もとらせていませんでした。しかし、一般の人に対しては、健康状態を考えて飲料を持ち込み可能、いつでも保水してよいことにしています。
A. 空気が乾燥しているのが、喉の乾燥の原因になってしまうのはよいことではありません。喉が乾燥するのは声を使うためにはよくないのです。ドライマウスとか口呼吸を避けなければならないのは、そのためです。エアコンは身体を冷やしすぎたり、乾燥させる…
A. ヴォーカリストは身体ひとつですべてを表現する声の演奏者です。トレーニングから目的を定めるなら、ヴォーカリストとしての身体(声、感覚、歌)ができていくことが、第一歩、さらに歌は芸ですので、客を魅了する力がいります。しかし、その答えはあな…
A. 個人差がありますし、歌い方によってもかなり違ってくると思います。しっかりと歌うような歌手の場合は、実際のところ1時間くらいがよいところではないでしょうか。歌といっても間奏があったり間を空けたりするわけですから、続けて2時間、声を出しっぱ…
A. これについては個人差があります。トレーニングについても、最初から声がピークに近いほど出る人と、何十分もかけないとうまく出にくい人がいます。 トレーニングをしていくにつれ、それはよりよい状態になりますが、やはり時間のかかる人がいます。時間…
A. カラオケは、音響の効果によって共鳴がついてフレージングが実際よりもうまく聞こえてしまいます。ステージもマイクを使いますから、それでよいのですが、逆にそれをとったときに、下手に聞こえるとしたら、そこを直すのが基本的なトレーニングになりま…
A. マイクを使ったヴォイストレーニングもありますが、それはステージやレコーディングなどに近い歌唱でのトレーニングになります。声そのものを出そうとするヴォイストレーニングにおいて、マイクを使うとリヴァーブがかかるので把握しにくくなります。
A. そういう有名人もいましたが、人目を気にするあまり、自分にとってあまり心地のよくないことをするのは、お勧めしません。声は出さずに行い、週に2回でも、スタジオを借りて、思いっきりトレーニングしてください。
A. お風呂で歌うとうまく聞こえるということでは、よく質問がきます。リラックスの効果、共鳴がよすぎるので過信しないほうがいいと答えてきました。 水の中というのは、確かに聞こえないと思いますが、呼吸を泡として視覚化して捉えられるくらいで、声の共…
A. 私の最初の本に、下手なトレーニングをするよりは、笑っていたほうがよいというふうに書いた覚えがあります。ヴォイストレーニングなどをしたことのない、プロのヴォーカリストに評判だったようで、これは今でも間違っていないと思います。 お腹から笑っ…
A. 大体のソフトのピッチ補正というのは、半音くらいの違いを調整するものです。それ以上に違うと、音が違うというのは、誰でもわかってしまうので、もっと外すような人の場合は、使いにくいところがあります。ビッチが正しければよいというわけではないの…
A. どちらも一長一短がありますし、その人の伸ばしたい能力によっても違ってくると思います。耳コピーというのは、人によって能力の差があるので、うまくできない人は、楽譜を参考にする方がよいでしょう。また、耳コピーをする人も楽譜で確認するとよいと…
A. テクニックとわかるということで、聞く人の心が止まってしまいます。それは自然な歌唱を邪魔します。感動や個性や魅力も妨げてしまいかねないのです。癖があるとか、何か整っていないと思われるような歌です。ということで、テクニックがあるといわれた…
A. 結果的に人からテクニックがあるといわれるようなことはよいのでしょうが、1つずつテクニックを手に入れていくというような学び方は、ものまねの域をでないと思います。 端的にいえば、声の出るような心身を作っていき、歌ってみたら、伝わるようになっ…
A. 誰からどのような状況でいわれたかにもよりますが、あまり真に受ける必要はないと思います。ただ、自分にも心当たりがあったり、そこから学ぼうとするようであれば、分析していくのは1つの勉強になると思います。 専門家が誰かわからないような世界です…
A. 一つには、音楽や歌の中でほとんどのパターンがやり尽くされてきたということがあるでしょう。そしてまた、音響技術や編集の高度化によって、アカペラでは通用しないような声であっても、作品として完成できるようになったことも大きいと思います。 何よ…
A. それは、発声のマスターがどのくらいできているかということと、声の使い方で、どのぐらいの時間どこまで使うのかにもよると思います。 本来、声が枯れるようでは、作品にもなりませんし、ライブも心もとないでしょう。 喉に負担がかかるのは、無理な声…
A. それは、声域の違いではなく、発声方法の違いです。裏声と地声とは、声帯の使い方が違うので、高音とか中音域では、ということでなく、歌唱を、裏声だけで歌う人も地声だけで歌う人もいます。高くなると、女性は、裏声を使う人が多いです。一般的に声域…
A. 男性でも、女性より高い声が出るというのは、かなりレアなケースであって、声帯で1オクターブ近く低くなると、なかなか女性の声域を超えることは難しいでしょう。 ただ、女性にも、いろんな人がいて、むしろ女性の方が声域としてはバラついていますから…
A. そういうことでは、ありません。それは、一般的な女性についてのことであり、世界中には、男性顔負けのパワーを出せたり、地声を使える女性はたくさんいます。特に日本人の女性の声は弱いので、そういうイメージがあるのだと思います。
A. 確かに、話すときも歌うときにも使っている声域は、いつも使っているので使いやすく、楽に出るようになるといえます。 ここで、男性、女性ということであれば、高いというのは、男性に比べて高いということに過ぎません。女性は男性に比べて、1オクター…