発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2014-10-27から1日間の記事一覧

Q.歌の発声は、大きく手を広げていくようなイメージでよいですか。

A.イメージは媒介なので、結果として、それで求める声になっていたら、何をどう使ってもかまいません。ただ歌には内に秘めていくような方向のイメージもあると思います。(♯)

Q.歌に意志や心が欠けていると言われました。

A.その歌についての作文を作ってください。そして、自分のものとなるまで読み込んでみましょう。あとは、表現への強い気持ちの問題です。

Q.歌で、声とパフォーマンスが一致しません。

A.どちらが大切でしょう。歌ですから声といいたいのですが、ステージのことでは何とも言えません。レコーディングであれば、発声、音声本位で、パフォーマンスに邪魔されないようにするべきです。とはいえ、私としては、音声の100パーセントを目指し、それ…

Q.しぜんな表情、しぜんな姿勢、しぜんな動きがよいのではないですか。

A.表現されるものによりますが、ふしぜんすぎるのは、よくないとしか言えません。特に、トレーニングは、再三述べるように、それ自体がふしぜんにセットするものです。それと日常的なしぜんと舞台でのしぜん、発声のしぜんというのは、必ずしも一致しませ…

Q.声の出す方向性は、どう意識すべきですか。

A.特に目的があるとき以外は「前に」と意識することだと思います。

Q.歌にすぐれた聞きとり方というものがあるのですか。

A.模写と同じで、認識と複写の二つの能力が必要です。どこまで聞こえるのか、どう聞こえるのか、それと自分がどう再現、加工するのか、です。すぐれた聞きとりのできる人に学ぶとよいでしょう。

Q.よい歌をたくさん聞くと、発声、歌は上達しますか。

A.あるところまでは上達します。演技をいくらみても、すぐにその通りにコピーできる人とできない人、そして、大体できていると思いながら、実のところ、まったくでいていない人がいるものです。このような人はレッスンに行かないと上達しません。

Q.声のマップや歌のフレージングなど、図で示すのはなぜですか。

A.音声の世界をことば、図、イメージ、なんであれ、つかむきっかけにするためです。

Q.声を出すには、呼吸がすべてですか。

A.発声の原理は、他のところを参考にしてください。イメージとしては、声になるような気、エネルギーがいると思います。(rf)

Q.自主レッスンで、いつまでも声がうまく出せないのはどうしてですか。

A.多分、声をうまく出そうとしすぎて、もっとしぜんな大きな流れを失っているのではありませんか。