発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-12-18から1日間の記事一覧

Q.呼気の筋肉の働きは総合的に働くそうですが、実際はどうなのでしょう。☆

A.次のように分けられます。 1.内肋間筋 肋骨下げ、胸郭小さくする 2.腹直筋 胸骨下げる 3.外腹斜筋 第4~12肋骨下げ、腹腔内圧上げる 4.内腹斜筋 腹腔内圧上げる 5.腹横筋 腹腔内圧上げる(♯)

Q.障害になりかけているので、喉の力を抜けと言われました。☆☆☆

A.過緊張性発声障害は、力で喉を詰めた発声でなります。声帯や仮声帯の内転のしすぎ、喉頭蓋と披裂部の接近しすぎなど、首や肩にも力が入っていることが多いです。発声法の間違いやメンタルにも関係します。(♯)

Q.痙攣性発声障害と言われました。☆☆☆

A.SD(Spasmodic Dysphonia)の大半は、内転型ADSD(Adductor SD)です。声の途切れ声やふるえ、喉詰め発声で、声、喉、息に苦しさが見られます。声帯の内転に過緊張があるわけです。 最近は、医師からの紹介に、(喉頭での)ジストニア(不随意運動)と記入して…