発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-11-06から1日間の記事一覧

Q.声の表現と息とは関係しますか。

A.あまり強い息を必要としないのが、日本語です。しかし、それでも本当に強く人の心に訴えかけるときに、表現上、息は欠かせません。芝居などをきちんと成り立たせるためには、なおさらです。世界の一流のアーティストの歌声にも、息は強く入っています。(…

Q.声の深い役者はいますか。

A.黒澤映画に代表される三船敏郎から仲代達矢にいたる面々、日本では、アクション出身のスター(千葉真一、真田広之など)に通る“深い役者声”が多いように思います。そこでは、息の音が強く聞こえています。(♭ф)

Q.息の表現力とはどういうことですか。

A.私たちの遺伝子のなかには、息を弾ませて伝わってくる声は、「無視できない報せである」ということが入っているのでしょう。走ってきて、肩で息をして、息絶え絶えにいうような朗報、悲報は、そのような息とともに伝えられることが多かったからでしょう…