2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
A.世阿弥の「自然天」では、鶯も蛙も歌を詠む、松風の音、雨の音、天地自然すべての声が歌であるとあります。大橋力さんは、西洋の近代の楽器よりももっと古いものやアジア、熱帯雨林の音の研究をしています。([E:#x266F])
A.1ナノメートルでの分子振動は「分子の音」です。人体は、ピアノ中央ドを基準音とすると42オクターブの音域です。570兆HZとなります。シンクロナイズしているわけです。
A.睡眠不足だと声の不調になるケースが往々にしてあります。私自身の経験でも睡眠をしっかりとった日と、睡眠不足が重なっている時だと、声の艶が全然違います。声帯の表面は粘膜でできているため、健康状態、肌の状態と同様、声帯も如実に睡眠不足の影響を…
A.「喉に引っかかる感じ」という表現はよく耳にします。その状態というのは、息が減ってしまうために喉で押してしまう、それによって喉の摩擦を感じる、という場合がほとんどです。ですが今の段階で、発声では声が出しやすい、というのがとてもよい点です。…
A.本人に効果を上げたいという強い気持ちが大切です。自分の「声をどう活かしたい」は「どこが足らないのか」「どう補えばよいのか」と、具体化していくことで、半分は解決したようなものです。([E:#x266F])
A.声を使っているのでしたら、ヴォイトレはそこに組み込みましょう。ウオーミングアップとクールダウンのときだけでもかまいません。大切なのは、毎日少しでも時間をかけることと、声を自覚すること。そして、問題意識と解決への強い思いです。([E:#x266F…
A.幼い頃のように大きく出していないからです。成長しても、続けて出していたらもっと大きく出せるようになっています。日本の社会や環境のせいもありますが、必要があれば、もしくは、そういう能力をもちたければ、自ら続けることです。ヴォイトレは、そ…
A.はい、自己主張が強くなく、抑えられて育っているために、人前での表現には不慣れで緊張しやすい人が多いです。昔からの習慣、環境の違いです。これは必ずしも欠点ではありませんが、舞台ではマイナスです。([E:#x266F])
A.イメージですが、「息を声にぶつけない」「雑に荒っぽく力任せに声を出さない」ということでしょうか。バットにボールをのせるとか、運ぶとかいうようなイメージと似ています。瞬時のことをゆっくり、丁寧に捉えられるようになってこそ、コントロールも…
A.私は、若い人だからよくないという見解はもっていません。よくないということが、伝わらない、聞きとりにくいということなら、意気がないとか、語尾が弱いとか。発音が不明瞭であれば、それは声の周辺の問題ということにはなります。声以外のところから…
A.オペラを、森鴎外が「西洋歌舞伎を観た」と記しています。 モンテヴェルディの興奮様式(スティレ・コンチタート)は、ことばより音での感情表現です。歌舞伎っぽいですが、最近、オペラは能、ミュージカルは歌舞伎と例える人が多いようです。([E:#x266F]…
A.ラモーは、理性を元に、近代和声の基礎をつくりました。ルソーは、身振りによる言語が必要から生まれ、感情から音声言語が生まれたとする「言語起源論」を唱えました。([E:#x266F])
A.音楽に耐える音質でみると、1887年、エミール、ベルリナー、グラモフォン発明からと、みる方がよいでしょう。([E:#x266F])
A.自宅で時間を取って自主的に練習されている、ということは素晴らしいことだと思います。ただ、瞬間的に声を出す=声が鍛えられる、という単純なものではないので、声の出し方や練習時間によっては、逆に声帯や喉付近に負担をかけてしまっている場合もあり…
A.ハミングをはじめ、マスケラを意識する、鼻腔共鳴などをトレーニングし始めると、ある一定数の人が陥る発声上の問題があります。それは「鼻声」です。あえて鼻声を意識するトレーニングもありますが、それとは別に無意識に鼻声になってしまっている状態で…
A.地声、裏声のうちの地声で共鳴の悪い声をしめすようです。「歌唱に地声を使うな」と言う人は、昔は多かったのですが、そのときは、地声=生声ということだったのでしょう。あるいは、共鳴などのトレーニングを経ていない声や、詰まった声、こもった声な…
A.私の使い方では、シンプルに、息が浅い人をみたあとに息の深い人をみると、息が深いとわかります。息のコントロールは、結果として、息の深い人の方がよいということです。([E:#x266F])
A.息や声のこと、その効果や使い方を意識して育ってきた人は少ないと思います。表情も、欧米人などに比べると、その差は顕著です。([E:#x266F])