2021-10-24から1日間の記事一覧
A.昔、といっても、昭和の半ばまでは、一字一字を等価に、同じ長さにしがちでした。 「真っ赤に」は、「まっか(あ)に(い)」で3拍、一音に一拍で合わせていたのです。 「愛」なら「アイ」ですから、歌で伸ばすと「アーイー」です。しかし、「I」なら「…
A.核音といって、他の音を引っ張り込む音があるそうですが、これが、日本語では、最後にくることが多いようです。 海外では、フレーズでも前半にピークがくることが多いと思うのです。ピアノの平均律も、まさに欧米的なものですから、楽譜で学ぶのと同じで…
A.日本人の好む声は、雑音、噪音でした。楽器のなかにも彫りを入れ、統一した共鳴をわざと邪魔します。 三味線の「さわり」が有名ですが、尺八のむら息、能管のひしぎ、他にも、こすったり叩いたり、いろんな奏法でノイズを加えています。渋い音、渋い声を…